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母袋温泉(もたいおんせん)

【天然 母袋温泉】




【住所】  岐阜県郡上市大和町栗巣1728
【電話】  0575-88-3155
【料金】  500円

【泉種】  弱アルカリ性単純温泉
       pH8.0 27.8℃ 60L/分 0.33g/kg H21分析
      
旧分析 弱アルカリ性単純泉 pH不明 32.8℃ 湧出量不明 0.90g/kg H4分析

【備品】  シャンプー・リンス・ボディソープ・ドライヤー
【営業】  10時〜17時30分 水曜定休(スキーシーズンは無休)
【記 録】 2006/07/01 【再訪1】 2009/09/06 【再訪2】 2012/06/10

【評価】

施設 ★★★
お湯 ★★★
湯上感 ★★★★
料金 ★★
総合 ★★★★


【コメント】

 朝一番に利用すべく、看板どおりに車を走らせて到着した施設です。母袋スキー場の建物の中に温泉施設が併設されていますので、意外とコンパクトなスキー場の駐車場に車をと止めて施設へ向かいます。

 周りにはやまと温泉や奥美濃長良川温泉といった温泉が存在する上に、山奥に有るために目立たないようです。(ToT)。国道から看板が案内してくれますので、迷わずに到着出来ました。

 施設内は右前方に受付・右に売店・左手と正面に食事処が設置されています。奥の厨房から男性が出てきて「温泉ですか?」と声を掛けられます。営業時間より少し早く10分程フライングで入浴希望を伝えると、本当は10時〜の営業なのですがお湯の状況を確認した上で入泉させて頂きました。

 早速入泉料を支払いフロント奥にある下駄箱(鍵有りと無しの2種類あり)に靴を入れながら、壁に大きなオリジナル温泉分析表が掲示されているのを確認します(再訪1では無くなっていました。再訪2では脱衣所の壁に掲示されていました)。素足で古めの建物ですが、おじさんが一生懸命掃除機をかけている横を通って地下にある脱衣所へ向かいます。

 脱衣所は階段を下りて右側に設置されており、左奥には薄暗いながらも広い休憩エリアが設置されています。地下に位置する為に廊下は薄暗く、脱衣所へさっさと向かいます。

 脱衣所内部はコインレスの鍵ありロッカーと鍵なしザルタイプの2種類、ベンチ・洗面台で構成されており、意外と広く造られています。さすがその辺はスキー場併設の温泉施設で、余裕がある造りとなっています。ただスキー場併設なら、スキーウェアが入るようなロッカーが良いのに・・・。

 なお浴場近くの床は一部抜けそうになっていました(笑)(再訪1ではコンクリートによって補強されました)。壁には温泉の効能と利用状況が大きく掲示されており、温泉であることをアピールしていますが、肝心な温泉分析表はありません。

 早速脱衣の後浴場へ向かいます。浴場内は右手に大きな湯船・左手に洗い場・外に露天風呂という構成になっており、とてもシンプルな造りとなっています。掛け湯はないので湯船からお湯を汲み出すか、体を洗って湯船に浸かりましょう。

 洗い場は仕切りが無いタイプでシャワーや鏡などの快適装備は整っていますが、照明が少ないので少し暗めです。髭剃りなど行われる方は注意しましょうね。また木製の椅子には温泉マークが焼きこまれており、なかなか面白いものになっています。

 誰もいない浴場でゆっくり体を洗い、後ろにある内湯に向かいます。内湯は15人ほどが浸かれる大きな長方形の湯船で、横からお湯が投入されています。

 お湯は42℃ほどで少し熱めに設定されており、湯船に浸かった時からしっかりと体が温まります。横はガラス窓があり、山間部の涼しい風が窓から入ってくるとなかなか気持ちよく感じられます。また浴場内は照明が少ない為に、窓からの光が貴重に思えます。

 しばらく浸かっていると温泉の熱さとは別にジワジワと体が温まってゆくのが判ります。お湯は無色透明で少し青臭い塩素臭と味(再訪1では青臭さは消えていました)で、これといった特徴はありません。

 お湯の利用状況は循環・加熱・塩素消毒との事ですが、青臭い塩素消毒臭は不思議と鼻につきません(周りが緑豊富だから?)(再訪1では塩素臭がそれなりに目立つようになりました)。

 しばらく内湯で温まった後に露天風呂へ向かいます。露天風呂は施設が傾斜地に建っている為、地下とはいえ周囲の山がしっかりと見えます。が、視界の両脇にはしっかりと壁がありますので視界が開けているわけではありません。

 露天風呂は4人がゆったり浸かれるサイズで、横の蛇口からホースで確認できていませんが源泉らしき水が湯船に投入されています。その水は触ると少しヌルッとした感じですが湯船では感じませんでした(再訪1ではヌルッとした感じはありませんでした)。

 湯上りは脱衣所横の休憩エリアよりは受付横の椅子で新聞を読みながらゆっくり新聞を読みながら湯上がりを楽しんだほうが健全でしょう(仮眠するなら脱衣所横です)。

 湯上がりは単純泉のイメージとはかなり異なり、しっかりと「熱い」という感じです。もちろん雨でしたので露天風呂で日焼けしたワケではありません。しかも結構な持続力で朝から晩まで続きます。肌はさらっとした感じで泉質のアルカリ性を感じ、匂いは残りません。冬向けの温泉で肌に唐辛子的刺激が欲しい方にはオススメですよ〜。


【再訪1】


 気温27度で曇りの天気の中、午後3時より入泉です。一部施設が手直しされ、現在温泉分析を再度行っているとの事でした。評価に変動はありませんが、初期の評価文を手直しして写真を追加いたしました。


【再訪2】


 約3年ぶりの再訪にて、H21年の温泉分析表と現在の状況を確認いたしました。また施設・お湯ともに変化はなく、湯上りも変わらずしっかりと「熱」が感じられる刺激的なものでした。温泉分析の情報を更新しておきます。



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