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下島温泉(ひめしゃが1号源泉)(しもじまおんせん(ひめしゃが1ごうげんせん))

【巌立峡 ひめしゃがの湯】※休館中




【住所】  岐阜県下呂市小坂町落合1656


【電話】  0576-62-3434
【料金】  650円

【泉種】  中性ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物温泉(男子露天風呂湯口・加水後測定)
       pH6.67 間欠泉の為湧出量測定不能 46.0℃ 2.28g/kg H20分析
      ※旧分析:中性ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物冷鉱泉 pH6.84 間欠泉 24.3℃ 8.80g/kg H元年分析

【備品】  リンスinシャンプー・ボディソープ・ドライヤー
【営業】  10時〜21時 水曜定休
【記 録】 2006/04/29 【再訪1】 2007/01/08 【確認1】2009/11/22
【再訪2】
 2011/01/30 【情報1】 2015/06/03 【確認2】2023/10/22

【評価】

施設 ★★★★
お湯 ★★★★★
湯上感 ★★★★★
料金
総合 ★★★★★


【コメント】

 御嶽山の岐阜側麓にある温泉。近くには湯屋温泉・濁河温泉があり、温泉客が色々な地域から集まってくる温泉です。その下島温泉で唯一の日帰り温泉施設に行ってきました。尾張から片道3時間の日帰りです。4月も終わろうとしているのにこの辺は桜が満開!お花見出来なかった方にはこの時期オススメです。

 建物の横に飲泉施設があり、周りが茶色くなっています。お湯は間欠泉らしく湯量が一定していません。勢いよく出て湯船?からはみ出ることもあるので正面から近づいてはいけません(*_*)。

 ドアを押して入ると結構な階段になっていますので、足腰の弱い方には横のエレベーターをオススメします。階段を上がるとようやく施設の入り口に到着します。

 下駄箱は入口の左手に部屋となっており、広いスペースをとっています。下段が長靴が入るかどうかの大きさで、後は普通の大きさです。残念ながら男性用の大きめの靴はかかとが引っ掛かってしまい、そのままでは入れられませんが、斜めに押し込んでなんとか押し込み鍵を掛けました。

 受付でおばちゃんに700円を支払い
(再訪1では券売機で600円にて入泉券を購入、入泉券を受付に渡しました)、奥の脱衣所に向かいます。その間に休憩所が左右に広々と取ってあることを確認し、芸能人の色紙も多く掲示されていました。

 脱衣所は100円リターン式ロッカーと洗面台・ベビーベットで構成されており、比較的スペースに余裕がある造りになっています。なおベビーベットが備え付けのため、小さなお子さんがいても利用しやすい施設となっていますね。また壁に成分表と利用状況が掲示されており、温泉利用をアピールしています。

 さっと脱衣の後、浴場へと急ぎます。中に入ると正面に掛け湯、左手に洗い場・右手と左奥にサウナ・右奥に3つの湯船・外に露天風呂となっています
(再訪2では左奥のサウナは故障して使われていませんでした)

 洗い場は仕切りが無いタイプで、ソープ類が全て檜の香りがするタイプのものでした
(再訪2では特に特徴の無いソープに変わっていました)。シャワーや鏡などの快適装備はしっかり整っているので、これといって不満はありませんでした。

 湯船は先にも書いたようにサウナ横に円形の源泉風呂・中央の円形がジャグジー(白湯)・大きな源泉加熱風呂で構成されており、茶色の濁り湯が温泉だと自己主張しています。

 メインの大きな湯船は40℃程に設定されており、お湯は赤茶色の鉄泉特有の色。温泉基準以下で鉄分が入っていて、透明度は10cm位でしょうか。横の小さな源泉風呂は未加熱の為に湯温は低く、色は緑に白が混ざったような沼色をしています。時間が経つと酸化して茶色くなるんだなぁと、しっかり観察することが出来ます。

 味は外の飲泉所では硫黄の味と少し酸味のある鉄味+微量の塩味だったのですが中では硫黄の味は陰に潜め、まろやかな酸味がするだけです。メインの大きな湯船で加熱・掛け流し・未消毒とのこと。温泉としては一級品間違いナシですな。

 露天風呂は屋根が一部に設置されており、中央に過去使われていたと思われるお湯の投入口がオブジェとして残っています。現在は側面から塩ビ管に竹を付けて、少しは見られるようにしたもので温泉が投入されます。場所によって浅い所と深い所がありますので好みの場所を見つけましょう。

 外で半身浴をしていると産毛などの体毛があるところが赤く染まります。温泉が酸化して真っ赤になるのです・・・すげー!お湯は新鮮ということか〜、いい仕事してますな〜(^O^)。ちなみに虫さんたちも温泉に入りたいらしく、命知らずでお湯に入ります。

 湯上がりは体をきっちり拭かないと服に鉄分が付きますので気を付けましょう。ロビーでコーヒー牛乳片手に新聞を読みくつろいでいると、受付の上に岐阜新聞社認定「炭酸泉日本一」認定書が飾られているのを発見!しかし加熱した為か炭酸を入浴中感じることはありませんでした。(外の飲泉所は感じられますよ〜)

 もちろん成分表にも二酸化炭素の量は温泉基準を倍近い数値でクリアしてますが、療養泉の基準はクリアしません。源泉名から見てもおそらく他の井戸が日本一の炭酸泉なのでしょう・・・。またパンフレットを拝見すると露天風呂が透明なお湯の写真が掲載されています。いつの間にか利用するお湯が変わったのでしょう。

 湯上がりは暖の塩化物泉と冷の炭酸水素塩泉が上手くブレンドされているため、さっぱりしながらも体は芯から温まる感じが翌日まで継続します。臭いもほぼ無臭に近い感じで、あとの予定があってもてもOKです。あと肌は不思議とシワシワになりましたが、翌日には戻ります。


【再訪1】


 昨日より雪が続く岐阜県で雪見露天風呂を堪能するべく、再訪してみました。気温-1℃でAM10:30より吹雪の中の評価です(>_<)。

 駐車場の除雪はされておらず、積雪50cmはさすがに厳しい!バックで何とか駐車場に突っ込みます。他の車も2台のみ!そりゃ誰も来ないよなぁ・・・ 向かう途中も車の前とお腹でラッセルしながらだもの(ToT)。

 施設は変更はなく、今回は向かって右側の脱衣所が男湯(前回は左が男湯)です。あまり内湯・露天風呂と施設に差はありません。ただソープは檜の香り物では無くなっておりました。

 雪見露天風呂としてはなかなかいい風景が見えますが、屋根があるのはごく一部のみでお湯が浅い所のみ。自然と寝湯状態になりました(≧ω≦)/ お湯は相変わらず良質なお湯です。

 ただ掲示板情報にもありましたが張り紙によると運営母体が春から変わるようで、それまでの間平日は露天は閉鎖し内風呂のみで500円にて営業中とのこと。ぜひこらからも継続して営業が続きますように!

 湯上がりも良く温まるお湯で3時間ほどはポカポカ感を感じ、肌もザラッとした感じを同じ時間継続します。そのあとは肌にしっとり感を翌日まで感じることが出来、良い時間を過ごすことが出来ました。


【確認1】


 2009/11/22に施設前を通過、営業時間と休業日を再確認しました。水曜日→火曜日に定休日が変更され、営業時間は通年で変更なしになったようです。


【再訪2】


 気温-4℃で雪の天気の中、午前中の利用にて情報を更新いたします。施設面では変更はありませんが、温泉分析表が更新され、入泉料が700円から600円に変更されていました。また冬の間は平日露天風呂を閉鎖、500円で営業をしているようです。

初期評価文と写真を手直しし、内容を充実いたします。


【情報1】


 掲示板にて「にしぽん」様より施設の現状と入泉料が600円→650円に変更されていたことをお教えいただきました。

 「にしぽん」様、貴重な情報ありがとうございました!


【確認2】


 掲示板で岐阜県在住様より休業の情報を頂いており、ようやく現地確認出来ました。
周囲の看板には休業中の文字が貼られており、現地に行かなくとも休業がアピールされています。理由としましては「諸般の事情により、令和5年1月末をもちまして一時休館」と公式HPにありますので、気長に待つしかありません。東ヨーロッパに続き、中東でも争いが勃発した現状では現地の生命・人権は勿論の事、原油価格も心配です



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