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湯屋温泉(桃原館4号泉)(ゆやおんせん)

【ニコニコ荘】※立寄り湯中止




【住所】  岐阜県下呂市小坂町湯屋475


【電話】  0576-62-3022
【料金】  500円

【泉種】  4号泉(浴場):
      中性含二酸化炭素ーナトリウムー炭酸水素塩・塩化物冷鉱泉
       pH6.6 15.4℃ 2L/分 成分量不明(ガス1.58g込) S61分析
       3号泉(飲泉所):
      中性含二酸化炭素ーナトリウムー炭酸水素塩・塩化物冷鉱泉
       pH6.1 13.2℃ 湧出量不明 4.76g/kg(ガス2.43g込) H17分析

【備品】  リンスinシャンプー・ボディソープ・ドライヤー
【営業】  10時〜15時 不定休
【記録】  2007/12/29 【確認1】 2023/10/22

【評価】

施設 ★★
お湯 ★★
湯上感 ★★
料金
総合 ★★


【コメント】

 気温9℃で雨の中、11時より入泉です。近くには下島温泉【巌立峡 ひめしゃがの湯】があり、離れた場所にはその他の温泉が多数ある温泉エリアです。

 看板どおりに県道を進んで、敷地内に車を停めます。そこで施設に向かうのですが、宿泊者の名前が掛かっているべきであろうボードには何も掛かっていません。ガラス越しに覗いてもフロントには誰もいません(;´Д`)。

 恐る恐る中に入り、靴を脱ぎ捨てスリッパに履き替えて中の様子を伺います。フロントには「内線にて呼び出して下さい」との紙が電話横に貼ってあり、内線を入れます。が!鳴っているのはすぐ近くの電話です・・・おいおい(-_-;)。

 しばらくすると女将が内線に出てくださいました。日帰り入浴をお願いしたいと申し込むと「少し待っててください」と電話が切れ、バタバタと走って来ていただけました。

 施設内部は正面にフロント・その奥にソファと座敷で構成されたロビーがあり、右側には戸の閉まったお土産コーナーがあります。やはり宿泊客が居なかったのかなぁ〜(^^ゞ。

 フロントにて入泉料を支払い、女将の案内に従ってフロント奥の通路を進んでいきます。途中で飲泉所があり「ぜひ飲んでみてください」との案内の後に「ここが脱衣所で手前が女湯、奥が男湯となっております。」との事。早速奥の脱衣所に向います。なお飲泉所と脱衣所の間に温泉分析表は掲示してありました。

 脱衣所は6人居ると立ち位置に困るようなコンパクトなサイズです。洗面台も設置されており、ドライヤーが設置されています。ロッカーはなく、篭タイプのみですので貴重品はフロントに預けましょう。

 脱衣の後、浴場に向かいます。浴場は右手前に洗い場、右奥にバイブラーつき?内湯、外に湧水利用の露天風呂が設置されており、浴場内は水蒸気で真っ白です(>_<)。しかも照明は少なく、薄暗い中での入泉になります。

 洗い場は3箇所で仕切りが無いタイプ。シャワーやソープ類はさすがに設置されているので困ることはありませんが、シェービングムースなど贅沢品はありません。私としてはこれで十分ですが、物足りない方もいらっしゃるかもしれません。またソープは結構匂いの強いタイプなので評価の邪魔をしてしまいました(T_T) 。

 内湯は6人で満員御礼サイズ、周りは1段浅くなっており半身浴も可能です。端からは源泉が未加熱の状態で少しずつ投入されており、その反対側にはボコボコと空気が出ているところがあり、なんとも不思議な造りになっています。

 湯は暗い浴場内で不正確ですが、明るい茶色に少し緑が入った色をしており、味見すると鉄と微かな塩と炭酸が混じったえげつない味がします。肌触りは沈殿物が掻き混ぜられてザラリとした感じがありますが、湯としては柔らかめのイメージです。

 露天風呂は残念ながら温泉利用ではありませんが、湧水を利用しています。湯船は小さいながら和風の庭園を見ることが出来、なかなか良いものですが、この日は暖かく雪を見ながらの入浴は出来ませんでした(T_T) 。

 お湯の利用状況は加温の為の循環を行っており、消毒・加水の有無は表示されていません。私の感想ではおそらく未消毒の上、未加水と思われますが、定かではありません。

 湯上りはロビーでゆっくりしますが、その前に飲泉所によります。冷鉱泉は間欠式に出ており、出たり出なかったり・・・タイミングを誤ると思わぬところにかかりますので注意しましょう( ´・ω・)o。味は浴場と同じでかなりエグイ味の上炭酸が効いています。

 ロビーからは雪の無い和風の庭園と露天風呂の湯気を見ることが出来ます。この時期に雪が無いのは奇跡的なのですが、地球の温暖化すら感じてしまいます(;´Д`)。

 湯上り感は肌がしっとりしながら温かいのとサッパリすっとする感覚が交互に感じられます。炭酸水素塩と塩化物泉が交互に楽しめますっちゅ〜かどっちかにしてくれー!Σ(゜□゜*)。夏冬どちらでも楽しめますが、どちらも中途半端になりそうです。

 また軽い湯当りを入浴中から起こしてしまい、事後分析表を確認します。ラドンが14.6キュリー含まれており、放射能泉の基準はクリアしていませんが間違いなく効能があるようです。持続力は徐々に衰えながらも翌日朝のシャワー以降も持続し、次の温泉まで持続しました。色々と濃い成分の温泉である事は間違えないですね(´ー`)ノ。
 
※小坂温泉郷の一部として環境省認定国民保養温泉地に指定、その中でさらに国民保健温泉地にも指定されています。評価が高いはずです。


【確認1】


 電話にて立寄り湯が可能かどうか確認。残念ながら現在立寄りの利用は受け付けていないとのことでした。いつかまた受け付けてくれることを願うばかりです。



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