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鶴寿の湯源泉(つるじゅのゆげんせん)

【かたらいの里 鶴寿の湯】




【住所】  岐阜県中津川市川上1437番地1


【電話】
  0573-74-0123
【料金】  440円

【泉種】  温泉法第2条適合泉
(フッ化物イオン・炭酸水素ナトリウム・ラドンで適合)
       pH8.2 Rn22.1 10.9℃ 1.4L/分 0.72g/kg H31分析
      
※旧分析:弱アルカリ性単純弱放射能冷鉱泉 pH8.3 Rn30.7 17.9℃ 1.6L/分 0.73g/kg H21分
      ※旧分析:弱アルカリ性単純弱放射能冷鉱泉 pH8.41 Rn36.5 11.8℃ 2.1L/分 0.77g/kg H12分析


【備品】  ドライヤー
【営業】  10時〜21時 火曜定休・年末年始休
【記録】  2008/05/31 【再訪1】 2016/07/31 【再訪2】 2023/04/02

【評価】

施設 ★★
お湯 ★★★
湯上感 ★★★
料金 ★★
総合 ★★★


【コメント】

 気温18℃で雨の中、午後1時半より入泉です。周辺には看板はまったく無く、見た目には温泉施設とは全くわかりません(-_-;)。横には地域の診療所があり、同じ施設内には集団指導室やテニスコート・プールなどが設置されています。

 そういう私も温泉施設なのか半信半疑で、とりあえず駐車場に車を止めて中央の施設に向かいます。施設内部は右側に鍵無し下駄箱・右に事務所の小窓が設置されており、正面の自動ドアの奥へ進みます。

 自動ドア奥は左手に役所的事務スペースが設置されており、コンパクトな券売機が左手前に設置されています。施設名が「中津川市川上保健福祉施設」なので役所と同じなのでしょう( ´・ω・)o。事務の方に「ここは温泉施設ですか?」と確認すると「温泉ですよ〜」とのお答えをいただきました。

 早速券売機で市外の利用者ボタンを押して券を購入、横のカウンターで券を提出し、利用者記録に記名を行います。いったいこの情報は何に使われるのやら
(再訪2では無くなりました)

 受付が終了して施設を奥へ進みますが、左には集団指導室があります。一体どういうときに利用されているのかわかりませんが、その名前から想像するにみんながここで正座して説教されているイメージが沸いてしまいます。

 突き当りを左に進むと脱衣所の暖簾が現れ、左右に休憩エリアが登場します。すでに休憩エリアには利用者が10名ほどおり、思い思いにゆっくりされています。早速脱衣所に入ろうとすると、素っ裸のお子様が脱衣所より飛び出してきて横にあるプールのほうへ走ってきます。なんとも長閑ですなぁ・・・。

 脱衣所は施設相応にコンパクトですが、公共施設の割にはなかなか雰囲気が有ります。ロッカーは2種類あり、上段に籠タイプ・下にコインレスの鍵付き小ロッカーが設置されています。また反対側には洗面台が設置されており、ドライヤーも設置されています。

 地元の方が結構利用されており、利用者の循環はかなり早めです。しかも子供も結構多いので賑やかで、土日にゆっくり利用するのは難しいかもしれません。脱衣の後浴場へ向かいます。
(再訪2では3名程の利用者でした)

 浴場はコンパクト且つシンプルで、左右に洗い場・正面に湯船といった構成です。正面の窓からは小さいながらも和風の庭が見え、なかなか落ち着いた感じです。サウナや露天風呂はありませんので、スーパー銭湯慣れしている方には寂しく思えるかもしれませんが、個人的にはこういう雰囲気大好きです 。

 洗い場は仕切りが無いタイプで一通りの装備が整っています。シャワーには持つ所にボタンが付いており、レバー操作しなくてもお湯を出したり止めたりすることが出来ます。ソープは少し臭いがキツイですが、我慢できる範囲です。
(再訪2ではソープ類が無くなりました)

 湯船は一部にジェットバスが設置されており、おじいさんがそこでず〜と寝てらっしゃいます。湯温は40℃程で長湯が可能、おじいさんの気持ちはわかります。

 お湯は微かに青白い透明なお湯で、塩素臭・塩素味が感じられます。放射能泉のために特徴はありませんが、予想外にしっかり放射能泉の効果を得られてびっくりです。しかし私の体は放射能泉で湯当りを起こしてしまうために、個人的には辛い温泉です 。

 お湯の利用状況は循環・加熱・未加水・塩素及び銀イオン消毒となっています。湯量が少ないために循環は仕方なく、湯温も低いので加温も仕方ないですね。この原油値上がりが続く中でこの利用状況を、安い料金を維持しているのはすばらしいじゃないですか(´ー`)ノ。

 20分ほどで完全に湯当りの症状である頭痛が酷くなったので上がってしまいましたが、放射能泉に耐性のある方であればもう少しゆっくり出来るのではないでしょうか。

 湯上りは脱衣所横のベンチで新聞を読みながらゆっくり休むことが出来ます。備え付けの雑誌は1年前の色々なシーズンの「東海ウォーカー」・・・どうなのよ?、また血圧計も設置されていますよ。

 湯上り感は先にも書きましたが放射能泉に反応する体が見事に湯当りを起こし、3時間ほど頭痛と闘うことになりました。また肌触りはアルカリ性らしい張りが感じられ、その日の夜まで効果が持続します。

 温泉利用の看板が無いために近くの沓掛鉱泉よりある意味秘湯かもしれませんが、地元に愛されている良い温泉です。


【再訪1】


 気温31℃の中、約8年ぶりの再訪にて状況を確認いたしました。今回は利用者が少なく、最初の10分は貸し切り状態でした。変更点は下記のとおりです。

・温泉分析表が更新されていました。
・営業時間が10時〜18時(平日は21時30分)→10時〜21時に変更されていました。
・入泉料が中津川市民が200円→210円に、市外者は400円→410円になっていました。
・ソープ類はなくなっていました。要持参です。
・湯上りでは、放射能泉の特徴が以前より弱くなっていました。

 以上を踏まえて、評価で湯上り感を★4つ→★3つに、施設を★3つ→★2つに変更致します。

【再訪2】


 約7年ぶりの再訪にて状況を確認致しました。岐阜県東農地方は桜が多く、桜の時期は車の車窓から楽しめるエリアでもあります。さて、変更点は以下の通りです。

・入泉料が410円⇒440円に変更され、市民・市外者の括りが無くなりました。
・温泉分析表が更新され、温泉法第2条適合泉となりました。
・湯上りでは、放射能泉の特徴がさらに弱くなっていました。
 (温泉分析結果と私の感覚が同じでした)

 コロナ禍が収まり行動制限が無くなり、2023年5月8日より各種医療的制限が無くなる予定とのこと。GW辺りからまた新たな社会に戻ると、介護系併設施設もまた変わるかもしれませんね。



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