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東山ラジウム温泉(ひがしやまらじうむおんせん)

【東山温泉】




【住所】  岐阜県中津川市蛭川一之瀬区4600-355


【電話】  0573-45-2526
【料金】  700円

【泉種】  中性弱放射能冷鉱泉
      pH6.0 Rn74.0 12.5℃ 20L/分 0.09g/L H30分析
      
旧分析:弱酸性弱放射能冷鉱泉 pH5.7 Rn86.5 7.6℃ 20L/分 成分量不明 S41分析

【備品】  リンスinシャンプー・ボディソープ・ドライヤー
【営業】  10時〜20時 水曜日定休
【記録】  2008/4/20 【再訪1】 2011/11/03 【再訪2】 2022/07/03

【評価】

施設 ★★★
お湯 ★★★★
湯上感 ★★★★
料金
総合 ★★★★


【コメント】

 気温20℃で良い天気の中、9時半より入泉です。名古屋からは県道72号で大井ダムの下を通過して行くのですが、道路が狭く普通車のすれ違い不可な道路や橋がありますので譲り合いの精神が必要です。

 近くになると看板があり、その案内に従って進むと施設に到着します。車を道路沿いの比較的コンパクトな駐車場に止め、施設へ向います。ちょっと早く着いたのですが、すでに営業中の看板が出ており、内部の従業員に確認すると入浴可能との事。

 入口横には少量ながら源泉がかけ流しになっており、温泉利用をアピールしています。飲泉も出来るようで、飲んでみると微かな酸味と無臭で弱酸性のお湯であることが判ります。
(再訪2では酸味が消え、分析表も中性に変わりました)

 施設に入ると右手に木札の鍵付き下駄箱・左手に観音様・正面奥にフロントが見えます。下駄箱に靴を入れ、個室の前を通過してお菓子なども陳列しているフロントへ向います。この施設は宿泊・ランチなど各種プランがあるそうで、従業員が多い事に驚かされます。

 フロントにておばちゃんに入泉料を支払い、左奥へ更に進みます。フロント左手には休憩スペースが設置されており、新聞は勿論お茶やお菓子まであります。何とまぁ嬉しいじゃないですか。

 その奥は突き当たりになっており、右が男湯・左が女湯となっています。正面は大広間となっており、宴会のセッティングがおばちゃん達によって行なわれています。

 脱衣所は洗面台と100円リターン式の大きなロッカー・篭で構成されています。壁には温泉分析表が設置されていますが、成分構成までは判りません
(再訪2では掲示されていました)。脱衣所内部は窓から春の日差しが降り注ぎ、気持ち良く利用できました。

 早速脱衣の後、浴場に移動します。浴場は意外とコンパクトで左手に洗い場・右手に8人で満員御礼サイズの湯船のみで構成され、なかなかシンプルです。また木の温もりを感じられる壁で覆われており、洗い場は定員3名で仕切りが無いタイプ、鏡以外の装備は揃っています。

 浴場に入って3分、体を洗っている最中から早くも軽い頭痛が始まり湯当りの症状が出始め、ちゃんと放射能泉であることを体が訴え始めます。これはかなり湯あたりとしては早い反応で、ラドンが浴場に充満している為と思われます。

 湯船は青白いお湯が張られており、独特な雰囲気を漂わせています。お湯に浸かりながらの眺望は無く、お湯に集中できるような造りになっています。壁には温泉のウンチクが掲示されており、未知の効果があると謳われています。

 お湯の特徴は青白い色ながら透明で微かな塩素臭と塩素味を味わうことが出来ます。外の源泉でで感じられた酸味は感じられず、肌触りはこれといって特徴はありません。湯温は40.5度程に設定されており、誰でも温泉を楽しめるようになっています(^^ゞ。

 お湯は循環・加熱・加水・塩素消毒となっており、加水は湯量不足を補う為に毎分1Lとなっています。放射能泉の効果を少し殺してしまっている使い方ですが、それでも私には十分な効果を発揮し、湯当りを起こしてくれました。私と同時に入っていたおじさんは「体が熱い!」と言って上がって行かれ、人によって効果が異なるようです。

 湯上りはフロント横の休憩エリアでお茶を飲みながら新聞を読み、ゆっくりします。壁には有名人のサインと写真が飾られており、マスメディアへの露出もあるようです。

 湯上り感は見事に軽い湯当りを起こしてしまっているため、正確ではありませんが地肌がしっかりと感じられました。それ以外はこれといって特徴は出ませんが、軽い湯当りは2時間後まで持続しました。未知の効果があるかもしれない放射能泉、楽しませて頂きました 。


【再訪1】


 約3年半ぶりの再訪にて確認いたしました。ドライヤーが今まで申請しないと受け取れなかったのですが、備え付けに変更されていました。またタオルは無料レンタルできるようになっていました。また温泉分析表の最新版が無いか男性従業員に確認を致しましたが、残念ながら昭和41年以降分析をしていないようです。そりゃ温泉法違反でまずいでしょ〜(*_*)。

 今回もしっかり放射能泉の効果として、湯当り及び翌日の疲労感・肌の張りを得られました。


【再訪2】


 約10年半振りの再訪にて状況を確認致しました。施設に変化はなく、浴場はラドン吸入に特化した造りになっています。
 変更点は温泉分析表が更新され、温泉名が「東山温泉」⇒「東山ラジウム温泉」に変更・更新されていました。入泉料も500円⇒700円に、定休日が毎週水曜日に変わっていました。風景は変わらないものの、コロナ禍を挟んだ10年間ではそれなりに変化がありますね。

 評価はお湯を★1つ上げ、料金で★1つダウン。結果変わらないのですが、ゆっくり放射能泉を堪能したい方には良い施設であることは確かです。



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