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鬼岩温泉(月次源泉)(おにいわおんせん(つきじげんせん)

【和味の宿 いわみ亭】




【住所】  岐阜県瑞浪市日吉町9500-5
【電話】  0574-67-3101
【料金】  800円

【泉種】  アルカリ性単純放射能冷鉱泉
       pH9.0 Rn196.2 18.5℃ 54L/分 0.16g/kg H21分析
       (旧分析:弱アルカリ性単純弱放射能冷鉱泉 pH8.4 Rn143.5 17.3℃ 54L/分 0.16g/kg S44分析)

【備品】  シャンプー・リンス・ボディソープ・ドライヤー・タオル小
【営業】  11時〜15時(平日11時〜16時) 不定休
【記 録】 2007/11/03 【再訪1】 2009/06/20 【情報1】 2011/11/03
【再訪2】 2017/03/04


【評価】

施設 ★★★
お湯 ★★★
湯上感 ★★★
料金
総合 ★★★


【コメント】

 気温13℃の晴れの中、15時より入泉です。11月第1週は各地お祭りがあり、この土日は私も各イベントに参加でドタバタの中の評価になりました。この施設の横には以前に評価した「小松屋」があり、周りの雰囲気が変わっていない事を確認します(´ー`)ノ。

 この施設は寂れた鬼岩温泉街の中でリフォームして頑張っております。駐車場は宿前の橋の上か少し離れた場所に有りますので、車をとめて施設に向います。施設前には宿の黒い大きな犬がおり、大人しくお出迎えしてくれます。一応10分ほど撫でてから中に向いました(≧∇≦)/。
(再訪1はかなり愛想良く迎えてくれました)

 施設は和風で大正風の洒落たスタイルです。玄関より入ると左手にラウンジ・正面にフロント・その前にスリッパがたくさん並んでおり、靴を脱いだままにして施設内に上がります。

 規模としてはそんなに大きな宿ではないので、フロントには係りの方が駐在していません。奥に声を掛けると女将さんが対応してくれました。日帰り入浴を申し出て入泉料を支払い、お風呂は階段を上がったところにありますのでゆっくりしてくださいとの事、なかなか親切な対応ですな〜。

 急な階段と廊下を案内通りに上がってゆくと、施設内はなかなか雰囲気の良い造りにリフォームされている事に感心します。客室内までは確認できませんでしたが、宿の周囲から考えれば頑張っているのではないでしょうか。

 脱衣所の暖簾は階段を上がると登場します。右手が女性・正面が男性になっており、男性はさらに階段を上がっていきます。しかし脱衣所内は予想外に古い脱衣所、ここまでリフォームの手が回らなかったようです(T_T) 。

 脱衣所は篭タイプのロッカーと洗面台で構成されており、薄暗い雰囲気です。大きな岩が壁を突き破っており、なかなかワイルドな造りです。また壁にはしっかりと温泉分析表が掲示され、洗面台近くにはタオルが山積みされています。

 早速脱衣の後浴場へ向かうのですが、脱衣所から浴場に向かうドアは2つあり、右手が内湯と洗い場・左手が露天風呂になっています。まずは体を洗う為に右手の入口より洗い場のある内湯に向かいます。

 内湯は洗い場4箇所と湯船1つで構成されており、湯気がモウモウと立ち込めています。造りは昭和を感じるレトロな雰囲気、建物の外見とのギャップを受けます。右手の壁は岩を積み上げた状態になっており、岩の間には鬼の置物が3つほど置いてありました。

 洗い場はシャワーなど一通りの装備は揃っているのですが、お湯の出方が一定していません。ゴボッ・・・ゴボッと空気が混ざったようなシャワーなのでちょっと不安になります。
(再訪1では解消されていました)

 さっと体を洗い、湯船に浸かります。窓の外には横の小松屋からも見えた廃墟と化したホテルが良く見えます(T_T) 。なお周囲は浴場からは見えませんが他にも呑屋の廃墟等もあり、なかなか別の意味で凄い温泉街となっています。

 お湯は無色透明・かすかな岩石臭と消毒臭・匂いに準じた味を感じられます。まあ放射能泉なのでこれといった特徴はありませんのでこの感想は普通なのですが、放射能泉で濁り湯はそう見かけることはありませんなぁ。

 しばらく経つと私の湯当りの症状である頭痛の症状が、微かに出始めます。私の体がちゃんと放射能泉であることを主張し始め、温泉らしさをしっかり感じられました。
(再訪1には初訪時よりも強い湯当りを起こしました)

 なお利用状況は循環・加熱・未加水・塩素消毒となっており、放射能泉にとって循環はちょっと辛いものですが、密閉された空間で放射能を体に取り込むには十分なのかもしれませんね。

 温まったところで一旦脱衣所に戻り、もう一つのドアを開けて露天風呂に出ます。露天風呂は蓋がついており、観音開きの蓋をそれぞれ金具で留めて中の保温材を取り除くと、ようやく浸かることが出来ます。
(再訪1では保温材がなくなっていました)

 湯船はそう大きいものではありません。また檜風呂かと思いきや、中は普通のステンレス製です。まぁメンテナンスが楽なんだろうなぁ(^^ゞ。なお風景は湯船に浸かっていると殆ど見えませんが、周りの緑がよく見えます。

 湯上りはフロント横のラウンジでゆっくりしました。備え付けの新聞を読みながらゆっくりしていると冷たいお茶が女将から出され、居心地の良さを感じました。

 湯上り感はホントに微かな湯当りを起こしながら、その日の夜まで弱い肌の張りを感じられます。ただ夜に深酒をしてしまったので、翌日まで持続したかどうかは定かではありません。なお分析表が古いのが気になります。ぜひ再分析をお願いしたいですな〜(-_-;)。
(再訪1では新しくなっていました)


【再訪1】


 掲示板にて「じゃがばた」さんより温泉分析表が更新との情報を受け、1年半ぶりに看板犬「くらら」の歓迎を受けつつ再訪いたしました。施設と料金に変更はありませんが13時〜16時の営業時間が11時〜17時に変更されており、温泉分析表も更新されていました。

 初期評価を手直しし、分析表の情報を更新しました。なお評価は湯上り感で★を2つ→3つに変更いたしました。


【情報1】


 掲示板にて「温泉ひとり」様より入泉料及び営業時間の変更情報を頂きました。

入泉料 1000円→800円
営業時間 11時〜17時→11時〜15時(平日11時〜16時)

情報を変更するとともに、教えていただきありがとうございました。


【再訪2】


 約8年ぶりの再訪にて状況を確認致しました。15時を少し過ぎてからの利用だったのですが、宿泊者が少なければ対応してもらえるようです。3/3の次の日ということもあり、2階の階段横にはひな人形が飾られていました。

 施設面では冬の時期、露天風呂は閉鎖ということで内湯のみの利用となりました。また洗い場ではリンスinシャンプーだったのが、シャンプーとリンスが独立しました。また浴場全体がタイル張りだったのですが、その上にゴム製マットが設置され、滑りにくくなりました。なおお湯は塩素臭が殆ど目立たなくなり、湯上り感は全く変わっておりませんでした。

 地味ですが改善はしており、経営を頑張っている印象でした。塩素臭が減ったのでお湯の評価を★2つから★3つに変更致します。



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