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高砂温泉(たかさごおんせん)

【天然温泉 瑞浪の湯たかさご】※2008年7月廃業




【住所】  岐阜県瑞浪市小田町寺之前709-3
【電話】  0572-67-3500
【料金】  800円(20時〜500円)

【泉種】  アルカリ性ナトリウム・カルシウムー塩化物泉
       pH8.8 湯温不明 90L/分 3.19g/kg H3分析

【備品】  リンスinシャンプー・ボディソープ・ドライヤー・櫛・タオル大小・館内着(20時以降なし)
【営業】  10時〜22時 平日は11時〜 第3水曜日・年末年始定休
【記 録】 2006/07/10 【再訪1】 2006/12/06 【再訪2】 2008/07/12
【確認1】 2009/5/31

【評価】

施設 ★★★
お湯 ★★
湯上感 ★★★★
料金
総合 ★★★


【コメント】

 国道19号からちょっと入った所にある施設。車寄せがある温泉施設で身体障害者の方でも使いやすい施設ではないでしょうか。さて今回は21時過ぎからの利用で、外気温26℃・曇りの中での利用です。

 駐車場は施設前と奥にあるのですが8割方埋まっており、なかなか人気のある施設です(^^ゞ。道路の反対側にはボーリング場の建物もあり同じ経営母体とのこと。
(再訪2の時にはすでになくなり、ドラックストアーになっていました)

 施設に入ると右手に下駄箱・正面に別のドアがあって施設中心部となっています。下駄箱は100円リターン式ですので100円玉を準備しましょう。

 奥へ進むと受付カウンターがお出迎えして頂けます。「22時閉店ですがよろしかったでしょうか?500円になります。」 ん?500円?入り口には800円と書いてあります。カウンター付近を見渡すとありました!20時以降は500円の張り紙が(≧∇≦)/。20時以降が500円というのは初めて知りましたがこれはお得!但し館内着はありません。 
  
 館内は受付の反対側に広い休憩エリアが設置されています。TVや新聞もあり、地元の方が会話を楽しんでいる様子。またその奥には食事処・受付横には売店が設置されていますが、時間があまりないので脱衣所にすぐ突入です。

 暖簾をくぐると成分表と利用状況表がど〜んと掲示されています。脱衣所内部のロッカーはザルと100円リターン式ロッカーの2種で、100円リターン式ではハンガー付きの大きなロッカーとなっております。しかし残念ながらスーツは擦ってしまうので無理ですね(T_T) 。また洗面台や休憩エリアもちゃんと設置されており、のんびり身支度が可能です。

 浴場に入ると微かな塩素臭と漢方湯の毒々しい香りが鼻を刺激します。内部構成は左手にコンパクトなサウナ・正面に左手から水風呂・温泉利用風呂・薬草湯となっており、右手に洗い場が並んでいます。照明は少し暗めですが目が慣れてしまえば落ち着く感じがします。また内風呂と露天風呂の間はガラス張りとなっていますので開放感は結構あります。

 掛け湯が入り口右横にあり、微かに白濁です
(再訪2時は透明)。洗い場は仕切ナシのタイプで席数は施設にしては多めです。シャワーは押しボタンタイプで結構長くお湯が出てくれます(´ー`)ノ。ソープ類は天然成分配合のタイプで匂いは強くありません(´ー`)ノ。

 さっと体を洗い、メインの湯船に浸かります。この湯船はジェットバスやバイブラーバスが設置されておりますが、場所によっては波が立たない所もあります。しばらくボケーとお湯に浸かります。

 お湯は無色透明で軽めの塩素臭と、鉱石臭・塩素味と微かながらまろやかな塩味を感じます。お湯の投入口では弱いながらも硫黄臭も感じられ、このエリアでは珍しく放射能泉ではありません。

 脱衣所の壁に掲示されている日本天然温泉検査機構の温泉利用証を確認すると、毎分25Lの新湯を投入し、加温・未加水・塩素消毒とのこと。ぜひ他の温泉全施設にも情報公開の為にこの利用証を明記してもらいたいものです。

 露天は大人5人で一杯になる広さの岩風呂があり、手入れされた庭園とカッパの置物を見ながらゆったりと出来ます。半身浴をしながらアルカリ性の突っ張り感と塩のパリッとした感覚を弱いながら楽しみました。全体的に塩素臭はしますが、そんな強くはありませんので許せる範囲です。

 湯上がりはフロント前の休憩エリアで新聞を読みながらゆっくりします。周囲は閉店ぎりぎりまで結構な客がおり、地元に愛されている施設であることが判ります。

 湯上り感は体がポカポカ〜、肌はサラサラ〜なのですがこの時期は正直熱いです。やっぱり塩化物温泉は冬向け温泉ですね
(再訪2では夏でも夜風が気持ちいいと感じました)。夜布団に入ってから正直少し辛い物がありました。(再訪2ではそこまで辛くありませんでした)。翌日朝にシャワーを浴びるまでは、その火照った状態がつづきました。また匂いは特に残ることはありませんでした。

蛇足:閉店時に流れる「蛍の光」はブラスバンド演奏によるもの、攻撃的な演奏で非常に新鮮でした。


【再訪1】


会社帰りの夜8:45〜気温4℃の中での再評価です。施設装備面で変化無し、漢方湯の毒々しい香りも変わらず。ただお湯は微かに硫黄臭を感じることが出来ました。

 露天風呂横のモミジの紅葉が赤く染まり、雰囲気はなかなか良い感じです。同じ施設ながら季節によって風景が変わるとは風流ですね〜(´ー`)ノ。

 湯上がりは冷え込む中でも暖かく感じられ、翌日は疲れがド〜と出て来ました。寒いときに効く温泉ですね(≧ω≦)/。


【再訪2】


 2008/7/15に廃業するとのことで、最後に行って参りました。最初の評価文に書き足し、写真を追加しました。受付前には存続の為に署名をお願いしますという張り紙とともに紙がありましたので書かせていただきました。

 廃業は残念ですが、また再開して欲しいものです(;´Д`)。とりあえず今までお疲れ様でした。


【確認1】


 付知峡倉屋温泉の再訪帰りに寄ってみました。建物は完全に撤去され、更地にされていました。横には「たかさご温泉」という名のバス停が、その地に温泉があったことを示しています。

 この後どのように土地が利用されるかわかりませんが、更地になった温泉地は虚しい気分になってしまいますね。ぜひ機会があれば、せっかくの温泉を有効活用していただきたいものです。



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