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新白狐温泉(しんびゃっこおんせん)

【温泉旅館 新白狐】※2013年5月閉館




【住所】  岐阜県瑞浪市釜戸町657
【電話】  0572-63-2171
【料金】  800円

【泉種】  中性弱放射能温泉
       pH7.4 Rn75.62 25℃ 湧出量不明 0.46g/kg S40分析

【備品】  シャンプー・リンス・ボディソープ・石鹸
【営業】  大体11時〜19時(その時の状況による) 不定休
【記録】  2007/08/05 【再訪1】 2010/07/18 【情報1】 2013/8/12

【評価】

施設 ★★
お湯 ★★★★★
湯上感 ★★★★
料金
総合 ★★★★
※ 湯上り感は高温の為、汗の影響で不正確

【コメント】

 音楽活動や私生活の雑務でこの時期は忙しくなるのですが、移動中に何とか入泉です。なんせ車の外気温計は常に38度を示す温度!、楽器運びでベタベタの体をサッパリさせないと演奏に影響してしまいます。天気は晴れの天気で午後2時より入泉です。

 前に来たことがあるのですが、そのときは順番待ちで諦めた経験があります。4台で満車の駐車場に車を止めて、古風な造りで歴史を感じる敷地内に入ります。コテージ以外で離れが複数存在する宿泊施設は今となっては貴重ですね。

 敷地内の坂を登り、一番上の厨房横の施設入口に着きます。ここは合理的に厨房でお客様を確認してお出迎えしており、従業員が厨房にいる限りすぐに対応していただけます。このシステムは少人数運営の結果でしょうね。

 玄関にて女将の出迎えを受け温泉利用を伝えると、「ちょっとお待ち下さい」と言ってドタバタと一旦施設奥に消えてゆきます。しばらく玄関でウロウロした後で後に「どうぞ〜」と案内され、ようやく施設内に上がることが出来ました。どうやら浴場を確認してきた様子、わざわざありがとうございます(´ー`)ノ。 

 下駄箱の無い玄関で靴を脱ぎ、スリッパに履き替えて奥へ案内されます。廊下を進みながらシステムや利用説明を受け、ここは50分の貸しきりシステムでお湯は掛け流しで必要に応じてお湯を投入して温度を調整してくださいとの事。

 話を聞きながら階段を下りた左手にある脱衣所と浴場に案内されます。案内を聞きながら露天風呂まで出ます。そこには湯船に結構な勢いでお湯が投入されており、「お湯が少し減っておりましたので足しておきますね」といって女将は撤退されていきました。

 さっき確認したのはそういうことだったのか〜(≧∇≦)/、なお入泉料は事後徴収で良いとの事で珍しい利用方法です。脱衣所は大人2人で満員御礼サイズ、篭のみの装備でいたってシンプルです。うーん愛知の小渡温泉に似たような脱衣所と感じました。また温泉分析表は脱衣所前にしっかり掲示されていますが、昭和40年の分析とかなりの古さです。

 浴場は洗い場と源泉湯船が建物内に設置され、メインの湯船は外の露天風呂となっています。あぁ、ちょっと目を放した隙に露天風呂が洪水になっています。なんという贅沢なことを〜(*^_^*)。

 露天風呂で溢れる温泉を止めてから洗い場でしっかり体を洗います。無論仕切りのない(仕切りを置く余裕のない)洗い場で、シャワーや鏡などの快適装備は一通りの装備は揃っています。さすがに席数も2つのみで少ないのですが、ソープは市販品の中では高級品となる花王・アジエンスという商品が置いてありますよ。

 でも一番凄いのはここのシャワー、なんと源泉利用でしっかりと硫化水素と硫黄の香りがします。この浴場自体が源泉のみの利用、すばらしい!(´ー`)ノ。

 洗い場の後ろにある源泉風呂は、源泉風呂の名前のとおり源泉そのままの温度で溜めてあります。まぁ湯温が25度ですのでさすがに水風呂ですが・・・もっと冷たく感じるかも、浸かる勇気はありませんでした。

 おっと先に書いておきますと、ここの温泉は硫黄泉ではなく放射能泉です。しかし硫化水素と硫黄の入り混じった香りがするために、硫黄泉と勘違いしてしまいそうです。まぁ放射能泉は匂いや色もありませんので仕方ないのですが。

 露天風呂は縦に細長く大きな岩が迫り出しており、ちょっと圧迫感があります。また屋根も付いていますので雨でもゆっくり浸かることが出来、眼下には土岐川がゆったりと流れております。

 露天風呂には2つの温泉投入口があり、蛇口が冷たい源泉・岩陰からのパイプが加温された源泉となっています。湯船をかき混ぜて温度の偏りを解消する必要がありますが、温度調整が自分の好みに調整できるのは良いですねぇ。

 お湯に浸かってしばらく経つと体に気泡が付き始めます。昭和40年の分析表では殆どガスは含まれていませんが、ガスも含まれているようです。お湯の利用状況は今まで書いたように掛け流し・加温・未加水・未消毒となっていますのでお湯にこだわる方も納得できるお湯ではないでしょうか。

 湯上りはのんびりしたかったのですが、後に予定があったので時間がなく入泉料を支払いすぐに施設を後にしました。ぱっと見た感じでは和室が1部屋開放されているようで、後のお客様がくつろいでいらしゃいました。

 湯上り感はその後の炎天下の中、もう一つの趣味である音楽活動で楽器運びがさらにあったために不正確ですが、肌はしっとりとして微かな硫化水素臭と硫黄臭が残りました。また持続力は不正確ながらもその日の夜持続しました。

 放射能泉ということで湯当りを覚悟したのですが、湯当たりどころか放射能泉の特徴すらつかめませんでした。最近放射能泉に体が順応してきたのかなぁ(´ー`)ノ。(再訪1ではしっかり放射能の効果が感じられ、湯上り後に汗が止まらずにしばらく入口のソファでゆっくりさせていただきました)


【再訪1】


 気温32℃で良い天気の中、3年ぶりに昼過ぎより利用させていただきました。施設やお湯は全く変化が無く、女将は「過去に来たことがあるね」と声を掛けてくれました。初期評価文を手直しし、写真を増やしました。評価に変更はありませんが、良いお湯でした。

【情報1】


 掲示板で「なおレガ」さんより、2013年5月31日で閉館したとの直接確認情報を頂きました。
個人的に大好きな泉質だったのですが、とても残念です。いつかまた再開されることを願うばかりですなぁ・・・(*_*)。



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