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板取川温泉(しゃくなげの湯・あじさいの湯源泉)(いたどりがわおんせん)

【バーディハウス】




【住所】  岐阜県関市板取4175-9


【電話】  0581-57-2822
【料金】  700円

【泉種】  しゃくなげの湯源泉
      弱アルカリ性ナトリウムー炭酸水素塩・塩化物冷鉱泉
               pH8.3 22.4℃ 460L/分 1.21g/kg H30分析
      
             旧分析:弱アルカリ性ナトリウムー炭酸水素塩・塩化物冷鉱泉
                           pH8.47 17.8℃ 460L/分 1.31g/kg H8分析


      あじさいの湯源泉
      弱アルカリ性ナトリウムー炭酸水素塩・塩化物温泉
               pH8.3 31.0℃ 150L/分 1.34g/kg H30分析
              
旧分析:アルカリ性ナトリウムー炭酸水素塩・塩化物温泉
                 
pH8.54 32.6℃ 150L/分 1.25g/kg H3分析

【備品】  リンスinシャンプー・ボディソープ・ドライヤー
【営業】  10時〜22時 水曜・年末年始定休
【記 録】  2006/10/21 【再訪1】 2009/02/11 【再訪2】 2023/09/17

【評価】

施設 ★★★
お湯 ★★★★
湯上感 ★★★★
料金
総合 ★★★★


【コメント】

 私の中では2年ぶりでしょうか、久々に行って評価して参りました。このHPを造る前の感想は「素朴なお湯」と「味のある建物」でした。周りは山間部のため太陽は見えず、日没ギリギリ、温度は15℃、晴れの天気の中での入泉です。
(写真は再訪1のもの)

 施設前の広い駐車場に車を停め、外に出ると涼しい風が「温泉に早く入りなさい」と私を追い立てます。この日の名古屋は26℃、昼間直射日光の当たる所にずっといたために15℃は結構寒く感じます。施設は似たような建物が3つ並んでいるのですが、左から3番目の建物が温泉施設となります。

 施設に入るとコインレスで利用出来る下駄箱がお出迎えしてくれます。すれ違ったおばあさんは「こんばんは」と挨拶してくれました。やはり挨拶っていいですね〜。なお下駄箱の一番下は少し大きなタイプなので、短いブーツであれば何とか入れることが可能です。

 下駄箱に靴を入れ、横のドアより施設内部に入ります。小さな休憩所と2台の券売機、その横にフロントと奥にTVのある休憩所があり、さらに奥に脱衣所の暖簾が見えます。脱衣所横には通路が有り、奥に広い休憩所も設置されていますよ。

 券売機で入泉券を購入し、フロントのおじ様に入泉券のみ渡して脱衣所へ進みます。脱衣所は長細く、コインレスロッカーと洗面台で構成されています。また奥に進むと比較的広い空間になっており、ロッカーが手前より多くあります。

 なおここのロッカーは普通のコインロッカーより一回りほど大きいサイズですが、冬のコートなどの大きさまでは辛いでしょう。また洗面台は3つ設置されているのですが、施設の規模から見ればあと2つあっても良いかも知れません。

 内湯は左手に2つの湯船と打たせ湯・右手に掛け湯と洗い場が設置されており、奥には露天風呂へ向かうドアが設置されています。内部はタイルと大量の木材で造られている為に構成され、温かみを感じることが出来るとともに、天井が高いので閉塞感を感じることはありませんでした。

 洗い場は仕切りがありませんが、シャワーや鏡など一通りの装備が整えられています。横との間隔もそんなに狭くはありませんので普通に利用できました。ただ混み合っているときは席数が不足している状況も見受けられました。

 さっと体を洗い、内湯の大きな湯舟に浸かります。内風呂は普通の大きな湯船と小さなジャグジータイプの湯船が設置されており、どちらからも眺望はありません。ただ上を眺めると木造の骨組みが開放感と温もりを感じられます。

 お湯は無色透明で少しヌルッとした湯触り、弱めの岩石臭と塩素臭、微かに焦げた感じの苦味と塩素味が感じられます。湯温は40.5℃程で誰でも楽しめる湯温となっており、少しゆっくり浸かってから露天風呂へ向かいます。

 露天風呂は外に出たところに大きな温泉分析表が掲示されており、温泉であることがアピールされています。露天風呂は2つの湯船と洗い場で構成されており、眺望は周りの山並みが、山間部の早い日没の弱々しい光で見えます。これはこれでなかなか寂びがあります。

 お湯は内風呂同様熱くはありませんので長湯が可能、しかもスッと熱を持って行かれるお湯なので、お湯から出るとすがすがしい風がお湯で火照った体をすぐ冷やしてくれます。なお露天風呂の横にも洗い場があるのですが、誰も利用していません。そりゃ風が吹く中で体を洗う人は少ないだろうなぁ。

 お湯は2つの源泉を使い分けており、しゃくなげの湯源泉は露天風呂、あじさいの湯源泉は内風呂と温泉スタンドに利用されています。両方とも循環・加熱・未加水・塩素消毒でこれといった特徴はありませんが、しっかりと弱いヌルヌルを感じることが出来ます。

 また循環とはいえ、内風呂・露天ともそれなりのお湯をオーバーフローさせており、比較的よいお湯を味わうことが出来ました。
(再訪1では塩素臭が強くなっているのが気になりました)

 湯上がりは脱衣所入口横を奥に進むとある、広い空間にTVも設置された休憩エリアでゆっくりします。これだけ広い休憩エリアがあると良いですね〜。

 湯上り感は火照りが15分ほどで消え、炭酸水素塩泉のスッとした感覚ととアルカリ性の肌が張った感じのパリッととした湯上がりを感じることが出来ます。冬は結構湯冷めしやすいと思われますので注意しましょう。なお、スッとした感じは3時間ほどで消え、肌の張りは翌日の朝まで持続しました。

 また駐車場入り口近くに温泉スタンドがありますので、気に入られた上にタンク持参の方はお買い上げされてはいかがでしょうか(100L/100円)、買って行かれる方をお見受けしませんでしたが・・・(^^ゞ。


【再訪1】


 気温4℃の中、午前中に再訪です。約2年半ぶりの再訪ですが、施設はなんら変化はありません。評価文を5割ほど書き直し、写真を追加いたしました。

 なおお湯の状況が少し変化して、塩素臭が強くなっていました。また2009年の2月9日より営業時間が変更になっており、10時〜21時(1月〜3月は20時まで)→11時〜19時となりました。評価についてはお湯の点数を下げようか迷ったのですが、そのままとしました。

【再訪2】


 約14年半ぶりの再訪にて状況を確認致しました。今まで何度か再訪していましたが、色々タイミングが悪くて入泉まで至りませんでした。変更点は下記の通り。

・入泉料が600円⇒700円に変更されました。
・温泉分析表が更新されました。
・営業時間が11時〜19時⇒10時〜22時に変更されました。

以前の再訪より年月が経った割には変更点が少なく、利用者も多い状態。あえて言わしてもらえれば脱衣所のトイレ周辺がアンモニア臭漂う状況は改善したほうが良いと思われます。施設の評価を★4つ⇒★3つに変更致します。



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