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海津温泉(かいづおんせん)

【癒しの湯・長寿の湯】





【住所】  岐阜県海津市海津町福江560-1
【電話】  0584-54-5220
【料金】  580円

【泉種】  中性ナトリウム・カルシウムー塩化物温泉
       pH7.1 Rn2.6 46.1℃ 800L/分 8.88g/kg R元分析
        ※旧分析:中性ナトリウム・カルシウムー塩化物温泉 pH7.2 44.0℃ 1050L/分 9.71g/kg H25分析
        ※旧分析:中性ナトリウム・カルシウムー塩化物温泉 pH7.1 43.2℃ 1050L/分 9.46g/kg H19分析
        ※旧分析:中性ナトリウム・カルシウムー塩化物温泉 pH7.2 48.0℃ 1200L/分 9.22g/kg S51分析

【備品】  シャンプー・リンス・ボディソープ・ドライヤー
【営業】  10時〜21時30分 毎月10日定休(土日祝の場合はその翌日)
【記 録】 2006/04/09 【再訪1】 2008/03/20 【再訪2】 2009/07/18
【再訪3】 2011/09/11 【再訪4】 2013/01/14 【再訪5】 2016/01/24
【再訪6】 2020/11/29

【評価】

施設 ★★★
お湯 ★★★★
湯上感 ★★★★
料金
総合 ★★★★

【コメント】

《癒しの湯》

 気温10℃で雨が降る中、朝10時より再訪しました。改装を終え施設や利用時間も変わった為に、実質は初めての評価となります。駐車場に車をとめ、施設を眺めます。現在宿泊施設部分を改築中の施設は前の大きさのまま、見た目も塗装が綺麗になって入口前に屋根が付いた位の変化です。

 10時前なのですが、すでに入口には10名以上のご老人が営業開始を待たれています。料金が100円から500円になっても相変わらず人気が高い施設ですね(^^ゞ。また名前が「海津温泉」となり「海津苑」という名前はどこからも消えました。

 施設内部は今までの雰囲気が殆どなくなるほどに改装され、右側に100円リターン式下駄箱・右奥に2台の券売機と売店・正面にフロント
(再訪2では長寿の湯が正面奥にあり)が設置されています。

 早速券売機で入泉券を購入し、下駄箱の鍵と一緒にフロントの女性スタッフに提出します。そうすると脱衣所のロッカーキーを渡してくれますので、受け取って左手奥の浴場に向かいます。なおフロント右奥にも宿泊棟のリフォーム完了とともにもう1つの浴場が出来る予定になっています(^^ゞ。
(再訪2時、長寿の湯として別料金で運営されていることを確認しました。またJAF等割引がありますので、該当の方は券売機では特別割引券を購入しましょう。⇒再訪6では特別割引券がなくなりました。)

 浴場に向かう途中には右にソファの設置された休憩エリアと、左に畳の休憩エリアとマッサージ処があります。さらに福祉の湯も2部屋設置されています。すっかり昭和の香りはなくなり、綺麗になったものだ・・・(^^ゞ。

 毎週男女が入替わる浴場で、この日は男湯が右となっております。脱衣所は中途半端に大きなロッカーが装備され、横にはベビーベットや洗面台も設置されています。改装前の施設から見れば、かなり頑張ったのではないでしょうか。

 早速渡された鍵の番号から割り当てられたロッカーを探します。なお温泉分析表は脱衣所には掲示が無く、施設入り口横に掲示されているだけですので興味のある方は注意しましょう( ´・ω・)o。

 脱衣の後、浴場に向かいます。浴場は右手に洗い場とサウナ・左手に掛け湯と檜風呂や座湯・バイブラーバス・正面に露天風呂が設置されています。換気があまり良くないらしく、湯気が視界を遮ります。
(再訪3ではクリアでした)

 洗い場は仕切り有と無しの2種類あり、鏡やシャワーといった一通りの快適装備を整えていますのでなんら不満はありません。早速体を洗い、まずは窓際で温泉を掛け流し利用の檜風呂から浸かります。

 おや?昔に比べてお湯の透明度が上がったなぁ。お湯は改装前に比べて間違えなく濁りが少なくなり、新鮮なお湯になっています。脱衣所の壁に掲示されていた文面では、以前は一度タンクに溜めてからお湯を利用していたのを直接導入するようになったとのこと(≧∇≦)/。

 浸かっているとじわじわ体が温まってくるのが判ります。味はまろやかな塩味と苦味を感じられ、前回の時とそう変わりません。ならば新鮮なお湯と判断して良いでしょう。
(再訪3では塩味がきつくなり、湯船に利用状況が異なる為かよって色の濃さに大きく差がでました)

 露天風呂は右に歩行湯・正面に岩風呂・その中間に壺湯が設置されています。なお岩風呂の右側半分は足湯スタイルになっており、浅い部分が広く取られています。

 露天風呂のメイン湯船である岩風呂に浸かりながらボケ〜としつつ、周辺を観察します。周囲は高い壁に囲まれ眺望はありませんが、横に造られた小さな庭園を見ることが出来ます。また屋根は中途半端についており、風が強い日はあまり意味を成しそうにありません。

 この日は、壺湯のお湯はなぜか途中から投入されずに、徐々に白っぽい茶色の濁り湯となって劣化してゆくお湯を確認してしまいました。その謎は後程判ったのですが、非常に残念です(T_T) 。
(再訪3では反対側の浴場だったため、壷湯はありませんでしたが打たせ湯が設置されていました)

 お湯の利用状況は夏季のみ加水・加温・一部循環・塩素消毒となっており、改装前に比べて湯船が増えた為に循環装置を檜湯以外で利用しています。

 湯上りは脱衣所前にある休憩エリアでTVや新聞を見ながらゆっくりすることが出来ます。正直ソファは数が少ない位で、休憩エリアは常に混みあっている状態になっていました(*_*)。もう1つの浴場が出来るまでに、もう少し座れるところを増やして欲しいですね。

 湯上り感は、肌がしっとりとしてポカポカ感が残ります。冬向けな湯上り感ですが、変な汗が出ることなく翌日までその効果を得ることが出来ました。

 評価は施設が★2つ→3つ・お湯が3つ→4つ・湯上り感が★3つ→4つに変更します。今までのお湯の評価が低すぎました(;´Д`)。利用料金が5倍になりましたが、シャワーやソープ類が設置されるなど、施設が良くなった事を考えれば納得の範囲内ですね(≧∇≦)/。

 なお休憩所でゆっくりしてから退館すると、受付にて「現在施設の問題でお湯が出ない状況になっておりますが、それでもよろしいですか?」と確認されています。それで壺湯のお湯は出ていなかったのか〜。せっかく来たのにあまり状況が良くなかったようです・・・残念(>_<)。


【再訪1】


《長寿の湯》

 前回の評価後に出来上がった「長寿の湯」を気温28度で曇りの中、朝より評価いたしました。リニューアルしてから1周年記念ということで各種イベントをちょうどやっており、通常よりもさらに混み合っていました。施設全体の評価は前回評価していますので、部分的に評価をさせていただきます。

 浴場は「癒しの湯」と今回の「長寿の湯」の2つで運営されており、片方の入泉料は500円となっています。券売機で入泉券を購入するときには、押すボタンに浴場名が書かれていますので気をつけましょう。

 前回同様受付を済ませて入口正面奥へ向かうと、「長寿の湯」があります。脱衣所の手前には「癒しの湯」と比べると小さいながら休憩エリアが設置されており、ご年配の利用者でかなり混雑しています。

 脱衣所は癒しの湯より少しコンパクトに造られており、装備面はベビーベットが無い以外は癒しの湯と全く一緒で、これといって記述することはありません。ただ長寿の湯はご年配の方が多く利用されているようで、時間がゆったり流れているように感じられました(´ー`)ノ。

 浴場は入口に掛け湯、左奥にシャワーと打たせ湯、中央に旧施設の特徴であった円形の湯船と奥に洗い場が設置されております。「癒しの湯」に比べると浴場全体がコンパクトなので、同じ料金で色々なお湯に浸かりたい方には損した気分になってしまう浴場でもあります。

 洗い場は近代化が図られて備品も一通り揃っています。さらに洗い場と浴場の間には仕切りが設置されていますので、湯船に浸かっていても安心していられます。

 お湯は癒しの湯同様に過去より透明度は上がってはいますが、それでも十分に赤茶色の濁り湯です
(再訪4では以前の施設同様の濃い濁り湯になっていました)。浴場横の壁には昔同様地元の風景をタイル絵で表現しており、大いなる地元愛を感じることが出来ます。

 お湯の利用状況は湯船1つで、気温の高いときに温度調整で加水しているのみ。贅沢にも本当の源泉掛け流しを味わうことが出来ます。

湯上り感などは癒しの湯と評価は変わりませんが、昔の面影が色濃く残る湯船はとても懐かしく、ありがたいものでした。


【再訪3】


 気温33℃で雲が流れる晴れの天気の中《癒しの湯》に3年ぶりの再訪をしました。施設面での変更はありませんが、シャンプーがリンスinシャンプーに変更されていました。なぜリンスがあるのにこの組み合わせ?と思わずつっこみたくなります。

 再訪1の評価文に手直しを行いました。


【再訪4】


 気温4℃で雨の中、再訪にて「長寿の湯」を再確認いたしました。こんな悪天候でも施設は利用者で溢れており、改めて人気の高さを再確認。

 再訪3ではシャンプーがリンスinシャンプーに変更されていましたが、今回はシャンプーとリンスに戻されました。再訪1及び2の評価文を手直しし、写真を追加致しまして、内容の充実を図ります。


【再訪5】


 気温2℃で雲が流れる晴れの天気の中「癒しの湯」に4年半ぶりの再訪をしました。入泉料が500円から510円に変更されており、年末年始定休が営業に変わっておりました。さらに温泉分析表も更新されていますが、この温泉分析表は長寿の湯に向かう廊下で確認が出来ます。ぜひ癒しの湯の脱衣所等で確認できるようにして頂きたいですね。

 それにしても相変わらず人気がある温泉施設で、老若男女問わず利用者の多い施設ですなぁ(´ー`)ノ。


【再訪6】


 再訪にて「癒しの湯」を約5年ぶりに再訪致しました。今まで利用していた温泉井戸が使えなくなり新たに井戸を掘って温泉が復活、施設もCOVID-19ウイルスの影響による営業自粛中に工事を行い、2020年6月にリニューアルしてスタートしました。その影響により井戸は「2号泉」となり情報を更新致します。変更点は下記の通りです。

・入泉料は税率変更と入泉税改定により510円から580円に変更。
・脱衣所ロッカーがカラフルになり、お湯の色も今までの茶より薄い白茶の濁り湯に
 なりました。
・加水しているものの、加温・循環ろ過装置のある露天風呂より未加温・未循環の内湯の方がお湯の状態が良く、内湯の御影石貼風呂は39℃程の湯温。長湯が可能です。

 以前のお湯に比べると赤みが少なくなったのは酸化していない証拠なのですが、新しい井戸になってお湯の量を毎分800Lと絞って2号泉を利用しています。できれば加水なしで温泉を楽しめたらよいのですが、成分が濃すぎると地元の高齢者には辛いのかもしれませんね。

 これからも地元に愛される温泉であってほしいものです。どこかで「長寿の湯」も再訪したいものです。



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