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安八温泉(2号泉)(あんぱちおんせん)

【安八温泉保養センター】





【住所】 岐阜県安八郡安八町中須202
【電話】 0584-64-5533
【料金】 300円

【泉種】 中性ナトリウムー塩化物温泉
       pH7.4 Rn16.7 30.2℃ 108L/分 3.12g/kg H23分析
         ※旧分析 温泉法不適合
               pH不明 Rn15.8 20.6℃ 湧出量不明 成分量不明 H21分析

         ※旧分析 弱アルカリ性ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉
               pH7.5 Rn28.6 27.1℃ 73L/分(動力) 1.14g/kg S57分析

【備品】 ドライヤー
【営業】 9時30分〜21時 毎月1・15日と10月第2日曜日及び年末年始定休
【記 録】 2006/08/06 【再訪1】 2009/04/05 【再訪2】 2011/12/29
【再訪3】 2012/11/05 【再訪4】 2019/09/08

【評価】

施設 ★★★
お湯 ★★
湯上感 ★★★
料金 ★★
総合 ★★★


【コメント】
 
 本日は音楽の練習が午後から入っていたので、午前中の入泉です。この施設は3回目の入泉にて初めての評価となります。前回利用は1年前だったのですが、お湯についての印象がありませんでしたので、注意して利用してみました。

 この日は午前中から32℃を越える温度の中、入泉となります。施設は安八町公営の施設ですので、民間施設のようにあまり飾った雰囲気ははありません。この地味さが周りの民家と同化してしまい、施設を探すのに一苦労します。
(再訪2では周囲に道案内の看板が立っていました。)

 施設前にある広い駐車場に車をとめるのですが、8割方のスペースがすでに埋まっており人気施設であることがわかります。施設内部は正面にコインレスの鍵付き下駄箱とフロント・左手に券売機・右手に休憩エリアや脱衣所へ続く廊下が設置されています。300円にて入泉券を購入し、女性従業員が待つフロントに提出します。

 受付は入泉券を提出するのみで終わり、早速脱衣所へ向かいます。この施設内部は中庭を持つ四角形な造りで、進めば脱衣所の暖簾が見えてきます。周りには休憩用の椅子が多数あり、ご年配の方々が休憩されています。皆さん若くて60歳位で、20歳代の私が場違いな雰囲気を醸しています(*_*)。

 脱衣所は右が女性・左が男性となっております
(再訪3では脱衣所の位置が男女逆転しました)。施設規模の割には予想外にコンパクトで、洗面台とコインレスの鍵付きロッカー・ベンチで構成されています。ロッカーはL字型に設置され、利用者がその位置に集中してしまう為に混みあいます。(再訪3ではレイアウト変更の上、ベビーベットが増設されました)

 壁にはしっかりと温泉分析表も掲示されていますが、利用状況は掲示されていません。ただ「アクアクリーンシステム」なる塩素を使用しない除菌・浄化システムのポスターが貼ってあり、循環・電気分解による次亜塩素酸除菌を行っているとのこと。
(再訪2では温泉ではなくなってしまったので温泉分析表が撤去されていましたが、再訪3ではしっかりと掲示されていました。第2源泉利用になってからは電気分解による除菌に塩素も追加して殺菌を行っているとのこと。)

 浴場内部は右手にジャグジーバスと普通の湯船・左側に洗い場・正面外に露天風呂が設置されています。脱衣所同様大きくはありませんが天井が高いために閉塞感を感じません。またご年配の方には人気施設の為に、人口密度は高めです。
(再訪3では浴場の位置が男女入れ替わった為か右手に洗い場・左手に湯船が設置されていました)

 洗い場は横一列で仕切の無いタイプ、シャワーや鏡などの快適装備はしっかりと整っています
(再訪1以降はソープ類は持込となり、備付けはなくなりました)。常時席は殆ど使われており、皆さん黙々と体を洗われていました。(再訪3ではリニューアルに伴い仕切りが設置されました。ソープ類は無いので持ち込みましょう)

 早速私も体を洗い、ジャグジーの無い普通の湯船へ向かいます。湯温は40.5℃程に設定されており横の窓からは露天風呂の小さな庭が見えますが、すぐに横の方から声が掛かり世間話に花を咲かせます。おじいちゃんには若い利用者は格好の話し相手になるようです(´ー`)ノ。

 お湯は無色透明・本当に微かな鉱石臭と微かな苦味で、これといった特徴がありません。下手すると白湯と同じ感覚です。
(再訪2では本当に温泉ではなくなってしまいましたが、再訪3では新源泉掘削によりナトリウム-塩化物泉が利用されています。無色透明でマイルドな塩味と塩素味・鉱石臭と塩の香りに塩素臭が感じられます。)

 そんなお湯の利用状況は循環・加熱で先にも書いたように電気分解による次亜塩酸殺菌です。塩素臭が全くしないのは良いことですが、それといっしょに成分も度分解してませんかねぇ?と思ってしまいます
(再訪3では塩素消毒併用になった為、しっかり匂いが感じられるように成なりました)

 なお加水の有無については掲示がありませんでしたが、常時湯船からお湯が一定量フローしていることを考えると、未加水とは言い切れませんなぁ。

 またラドンも温泉法の基準を上回る量を含んでいるはずなのですが、ラドンで湯当りを起こす私の体ですが反応がありませんでした。おじいさんの話が一段落したところで露天風呂へ向かいます。

 
(再訪2でH21年に再分析した結果、湯温もラドンも温泉法不適合な程に低下してしまっていたことが発覚。再訪3ではラドンで温泉と認定されるラドンを含んでおらず、他の成分で温泉法をクリアして療養泉としても認定されています)

 露天風呂は3人で満員御礼サイズ、横には打たせ湯が設置されています。眺望は横の建物によってありませんが、小さな庭の緑によって殺風景な景色にならないよう工夫されています。

 ここでもおじいさんの話に付き合い、逆上せる寸前まで浸かる羽目になってしまいました(*_*)。
(再訪3では露天風呂にあった打たせ湯が撤去され、今までの湯船に加えて壷湯と桧湯が設置されました。)

 湯上がりは館内の至る所にある休憩エリアでゆっくり休むことが出来ます。将棋や囲碁が無料で利用出来るためか、おじいさんたちがゆっくりやっている風景を見ていると、なかなか落ち着くというものですねぇ(^^ゞ。

 湯上り感は入っているときと違い、微かながら肌がしっとりした感覚が感じられます。ようやくここで温泉らしさが得られ、やっぱり温泉だったんだなぁと安心します。
(再訪3では井戸が変わった為に泉質も変わり、湯上り感は塩化物温泉にしてはマイルドなポカポカ感と肌のしっとり感が得られました)

 なお匂いは残りませんのでアフターに予定が入っていても大丈夫。サッパリとした気分で次の予定に向かうことが出来ました。ちなみに効果は1〜2時間といったところでしょうか・・・夏は汗をかくために評価がしづらいです(>_<)。


【再訪1】

 
 気温12度で曇りのち晴れの天気の中、AM10時より再訪です。施設の変化はありませんが、ソープ類が無くなっておりました。料金やお湯に変化はありませんが、最初の評価と写真に不足部分が多いので追加いたしました。

 ただ休憩エリアには別の源泉名「銀龍泉」が掲示されているのを発見したのですが、脱衣所内の分析表は「安八泉」となっています。いったいどっちが正しいのやら・・・(*_*)。


【再訪2】

 
 気温12度で曇りのち晴れの天気の中、AM10時より再訪です。施設の変化はありませんが、ソープ類が無くなっておりました。料金やお湯に変化はありませんが、最初の評価と写真に不足部分が多いので追加いたしました。

 ただ休憩エリアには別の源泉名「銀龍泉」が掲示されているのを発見したのですが、脱衣所内の分析表は「安八泉」となっています。いったいどっちが正しいのやら・・・(*_*)。


【情報1】

   
町のHPによると

・「安八温泉は第2源泉の動力設備工事及び浴室・脱衣室の改修工事のため、平成24年7月15日(日)から9月30日(日)までの間、臨時休館」

・「平成24年10月1日より開館時間を午前9時30分から午後9時までに変更。 (現行:午前10時から午後9時まで)」

とのこと。リニューアルが楽しみですね!


【再訪3】

 
 祝日出勤の代休で、月曜日の昼下がりに利用させて頂きました。2号泉が利用開始ということで情報を更新するとともに、施設状況も変化しましたので初期評価に手直しを加えます。変更点は以下のとおりです。

・温泉井戸変更に伴い、新しい温泉分析表の掲示。
・脱衣所入口の構造変更。
・洗い場に仕切りが設置されました。
・露天風呂に桧風呂及び壷湯設置。
・泉質変更に伴い浴感及び湯上り感の変化。

以上、よろしくお願い致します。


【再訪4】

 
 約7年ぶりの再訪にて状況を確認いたしました。相変わらず地元のご老体に大人気な施設であり、ソープ類は持ち込みが必要な施設です。温泉分析表は変更なく、施設や料金も変更ありませんでした。

 湯上り感は以前同様にまろやかなポカポカ感としっとり感が得られました。いつまでも地元に愛される施設であってほしいものですね!



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