【評価】

施設	★★★
お湯	★★★★
湯上感	★★★
料金	★
総合	★★★

【コメント】

　気温8度で風が強いながら良い天気の中、朝から利用してみました。まだ12月5日にオープンしたばかりの豊川コロナワールドの温泉施設、早速評価させていただきます。

　施設は国道151号から県道で少し入ったところにあり、周囲は田畑が広がっているのですが施設周辺のみ家電量販店や家具専門店、スーパー銭湯まであります。同業者が近くにいると差別化しないと生き残っていけないんだろうと思いつつ、施設横の駐車場に車を止めて施設へ向かいます。

　施設内部はコロナグループらしく１Fにパチンコ・ゲームセンター・食事処、２Fに映画館と温泉、３Fにボーリング場となっており、４F〜８Fには2月開業のホテルまで併設されています。立派な施設を造ったもんだ〜と思いつつ2階の温泉施設へエスカレーターで上がります。

　施設は意外と他のコロナ温泉施設とは異なり、コテコテの和風ではありません。施設内部は右手に券売機と100円リターン式下駄箱、正面に受付、奥にマッサージ処や食事処などが設置されており、右奥には「健美効炉」なる低温サウナが設置されています。

　受付で入泉券を提出して脱衣所のロッカーキーを受け取ります。なおこのロッカーキーは館内の財布代わりにもなりますので、扱いには注意しましょうね(´ー`)ノ。

　受付を済ませて左側の通路を奥へ進み、階段を1階下りると脱衣所の暖簾が右手・館内着貸出受付が正面・左にマッサージ機と休憩エリアが設置されています。なお休憩エリアについては階段を下る前にもあり、お子様のプレイゾーンも設置されていますよ。

　脱衣所内は比較的大きなロッカーと洗面台で構成されており、壁には温泉分析表もしっかり掲示されています。まだオープンしてそんなに時間が経っていないために、非常に綺麗な脱衣所となっています。早速鍵の番号を確認して自分のロッカーを探し出し、周囲に誰もいない状態で脱衣を始めます。

　ロッカー内にはハンガーが2つ設置されていますので服が掛けられますが、スーツでは辛いものがありますなぁ。周囲の状況を確認しながら脱衣の後、浴場へ向かいます。

　浴場内は右手に掛け湯・洗い場・2種類の内湯が並び、左手にサウナ・正面外に数種類の露天風呂が設置されています。そんなに広くはない空間ですが、内風呂横の窓が大きく採ってあるために圧迫感は感じられません。

　洗い場は仕切り有りと無しの２パターンあり、シャワーや鏡などの快適装備はしっかり設置されています。ただ桶や椅子はプラスチック製なので、温泉施設らしい雰囲気を求めてはいけませんね。

　内湯は普通の湯船とジェットバスの進化版である湯船が設置されていますが、白湯利用のため今回はパスします。他のコロナ施設もそうですが、半田コロナを除いて内湯は基本的に温泉をどこも利用していませんね。

　仕方なく露天風呂に出て温泉利用の湯船を確認、露天風呂は右手の大きな岩風呂と左手２つの壷湯と白湯ながら人工炭酸泉になっている木の湯船・正面の寝湯で構成されています。各湯船の横にはプレートが掲示されており、温泉利用の有無と名称が書いてありますのですぐに温泉利用かどうか判ります。

　まずは屋根の下で40℃程に設定された壷湯からゆっくり浸かります。お湯は無色透明でしっかり塩の味と塩素臭が感じられます。塩化物泉なので塩素臭はそう目立ちませんが、それでも塩素臭が判るとはそれなりの塩素を投入していると思われます。

　岩風呂は41℃に湯温が設定されており、大きく開放感がありますが屋根はありませんので悪天候時は辛い湯船となることでしょう。また眺望は施設の壁に阻まれて空の半分が見える程度、何も見ることは出来ません。

　それでもしばらく浸かっているとジワジワ体が温まってくるのがわかりますので、塩化物泉の効果を堪能することが出来ますよ(´ー`)ノ。

　なお壷湯と同じ屋根の下にある人工炭酸泉の湯船ではTVが設置されているために利用者が多いのですが、残念ながら温泉利用ではありません。

　お湯の利用状況は循環・加熱・未加水・塩素消毒で、これといった特徴はありませんが、塩素臭は感じられるのでちょっと辛いですね。コロナの温泉施設はどこも人気施設になりますので、どこも塩素は多く投入されているようです。この施設も他の施設に準じているように思われます。

　湯上りは脱衣所前の和室やソファでゆっくりすることが出来、和室には枕やTVも設置されています。またその和室前にはマッサージ機も複数台設置されていますので、ゆっくり体をほぐす事が出来ます。

　湯上り感はポカポカ感が3時間ほど持続し、肌は少し張りの出た感覚がこれまた3時間ほど持続しました。豊川エリアでは数少ない貴重な温泉、ぜひこれからも大切に利用されていくことを願うばかりです。

【情報】

　2010年12月の時点で、温泉利用ではなくなっている模様。現在様子見の状態です。

【状況確認】

　入泉はしませんでしたが、上記情報についてカウンターにて確認を行いました。カウンター横には現在の状況がA4サイズほどで掲示されており、2010年11月より入泉税で豊川市と不一致な状況とのこと。

　入泉税を課税すると値上げになってしまう為、この問題が解決するまで井戸水利用とするとの趣旨が掲示されていました。なぜ今まで入泉税を徴収していなかったのかが不思議で仕方ありません。なお施設は看板にある「天然温泉」が隠されており、地下水利用となっているので注意しましょう。

　また営業時間が変更となっており、9時〜翌2時だったのが6時〜翌1時となりました。