一宮町温泉(1号・2号泉) 【本宮の湯】

豊川市本宮温泉(1号・2号泉)(イチミヤチョウオンセン)

【本宮の湯】





【住所】  愛知県豊川市上長山町本宮下1番地1685
【電話】  0533-92-1880
【料金】  610円

【泉種】   1号井:弱アルカリ性ナトリウムー塩化物泉
           pH不明 25.9℃ 湧出量不明 1.85g/kg H26分析
      2号井:弱アルカリ性ナトリウムー塩化物泉・炭酸水素塩温泉
           pH不明 27.1℃ 湧出量不明 1.15g/kg H26分析
      
旧分析:1号井:弱アルカリ性ナトリウムー塩化物泉 pH不明 33.7℃ 湧出量不明 1.86g/kg H16分析
              2号井:弱アルカリ性単純泉 pH不明 38.8℃ 湧出量不明 0.92g/kg H17分析

【備品】  シャンプー・リンス・ボディソープ・ドライヤー
【営業】  10時〜22時 水曜日定休
【記録】  2006/07/13  【再訪1】 2008/01/06
 【再訪2】 2019/03/02 

【評価】

施設 ★★★★
お湯 ★★
湯上感
料金
総合 ★★


【コメント】

 腰痛のため接骨院に行った後に入ってみた温泉です(^^ゞ。東名高速の豊川ICから北上すると、看板やのぼりが出てくるので夜でも地図無しでなんとかたどり着きました。気温22℃で、受付終了間近からの入泉です(写真は再訪時のものがあります)。

 施設は駐車場より高い位置にあり、最近の新しい建物で木材をふんだんに使われております。しかも木造の塔が何本か立っています(イメージは森の灯台らしい)。そのうちの1つは駐車場から施設に上がる為のエレベーターであると判りましたが、もう一つはまた後ほど紹介しましょう。

 階段で少し上がったところに施設の入り口があります。その前には地元の野菜や木工品が売られており、なかなか安い上に楽しめます(´ー`)ノ。

 施設内部は右に下駄箱・右奥にギャラリー・左に談話コーナーと階段・左奥に食事処となっています。下駄箱はコインレスで鍵付きロッカーで、受付でロッカーキーを出すように言われますので忘れずに鍵をかけましょう(女性がブーツのときどうするんでしょ?)
(再訪2では下駄箱の鍵は提出必要がなくなっていました)

 階段かエレベーターで2階に上がると、左手に券売機とフロントが現れます。また券売機の横には畳敷きの休憩エリアも設置されています。券売機で入泉券を購入し、フロントに出して奥に進もうとするとフロントのお兄さんが、小さい声で「下足の鍵を・・・」あぁ下駄箱の鍵ね・・・「はいっ」と渡して、右側の脱衣所に向います。なお週代わりで男女脱衣所は入替わりますので気をつけましょう。

 脱衣所に入るとさっきのお兄さんが追っかけてきます。小さい声で「あの〜ロッカーの鍵を・・・」といって鍵付きリストバンドを差し出してくれました。私がボケてたようです。ありがとう、お兄さん!

 脱衣所はコインレスで全て鍵付きですが、大きなロッカーはなく一般的なサイズのみ、スーツなどシワになってしまう服は駄目です。洗面台やベビーベットも装備されておりますので、若い女性でも利用しやすいと思われます。また周りには結構お客様がおり、人気があることが判ります。

 脱衣の上、浴場に入るとミスト付き空調がお出迎えしてくれました
(再訪時はミストがありませんでした)。正面に掛湯・右に洗い場・左に寝湯・奥に各種湯船とサウナといった構成です。

 掛湯ののち洗い場へ向いますが、小さすぎて全く意味を成していない仕切りがあります。洗い場は一通りの装備が揃っているのですが、座る場所によってボタン式シャワーのお湯が出る時間が異なります。短い所は2秒、長いところは10秒ありますので使いやすい所を探しましょう。

 湯船は20人ほどで一杯になる大湯船と石風呂・イベント湯・水風呂・寝湯があり、小さめの露天は1つです。今回は水風呂とイベント湯はパスしました
(再訪1・2もパスしました)

 まず大きな湯船から浸かります。お湯は微白濁で塩素臭・塩素味で正直かなりきつめです(T_T) 。肌触りは微かにヌメリを感じられますが、塩化物泉の特徴である塩味は全く感じられません。

 なお、お湯の利用状況は加温・加水(10%〜20%)で循環、もちろん塩素消毒付きです。さすがに人気施設なので消毒を強めに効かせているのでしょう。仕方ないのですが、個人的には残念です。
(再訪2では加水することもあり、加温・循環・塩素殺菌+銀イオン殺菌となっていました)

 寝湯はこの施設の一押しな湯船として宣伝しているのですが、BGMと建物の造りにびっくりです。そう、先ほどの森の灯台の中なのです。一番上は空が見えているようなのですが、夜なのでさっぱり判りません
(再訪1は青空と鉄骨がしっかり見えました)

 そんな中、カッコウの鳴き声や森の音がはいったBGM、夜にはホントに合いません。昼なら良いのかもしれませんが・・・
(再訪1の午前中は良い感じでした)。お湯はヌルッとした感じを受けます。温度は40℃ジャストで高くないので長湯が可能でしたが、大きな湯船以上に塩素臭が立ち込めています(-_-;)。

 露天風呂はデッキ状になったエリアの横奥に設置されており、屋根付きで大人5人が限界のサイズです。お湯としては透明で全く特徴がありません。またその横からは豊橋市の夜景が見えます。逆上せたら垣根越しに夜景を楽しむのも乙な物です
(再訪1は青空と畑と町が見えました。再訪2ではイベント湯となり、日本名湯めぐりとして色々な温泉地の温泉を再現していました。さらに露天風呂が別のエリアに増え、壺湯2つと炭酸泉が楽しめるようになっていました)。なお、浸かっているときは施設内とデッキしか見えません。

 露天風呂から内風呂は、ガラス張りのためよく見えます。かなり建物も凝った作りで建築デザイナーさんががんばった建物だと思います。温泉があまりにも殺された使われ方をしているのが、とても残念でもっとがんばって欲しい物です。

 湯上がりはフロント横の休憩エリアで新聞を読みながらゆっくりします。湯上り感は殆ど特徴がなく、あえて言えば微かに肌にしっとり感がある感じです。1号泉:1L/1.867mgと2号泉:1L/0.925mgのそれなりに濃いお湯はどこに行ってしまったのでしょうか?(;´Д`)。

 持続力は肌のしっとり感が翌日朝には消えており、ポカポカ感は1時間で消えました。季節は問わず楽しめる温泉だと思いますが、塩素臭がきつい点は覚悟しましょう
(再訪時はしっとり感が夕方までに消え、ポカポカ感もやはり1時間程で消えました)

 最後にこの施設、一宮町が作った物なのですが、市町村合併により豊川市の物になっています。源泉名がその名残ですね〜(´ー`)ノ。


【再訪1】


 気温8℃で良い天気の中、朝10時より入泉です(≧∇≦)/。前回は夜だったのに対して今回は朝なのですが、人気がある施設で営業開始と同時に結構な混み合いになりました(;´Д`)。

 前回の評価文章を手直しして写真を追加いたしました。施設には変化がなく、お湯・湯上り感ともに前回と同じです。よって評価に変動はありません。



【再訪2】


 約11年ぶりの再訪にて状況を確認しました。施設の殆どは変わっていませんが炭酸泉利用の露天風呂が増設され、温泉分析表が更新されて井戸名が一宮町温泉⇒豊川市本宮温泉へ変更されました。入泉料も600円から610円に値上げされ、下駄箱キーの扱いなども変わっていました。またアメニティもリンスinシャンプーがリンスとシャンプーに変更・銘柄も変更など地味に変更されていました。

 施設人気は相変わらずですが、温泉らしさを感じられないのも相変わらずです。温泉らしさを追求しなくても、地域のコミュニティ施設として成り立つのは温泉以外の魅力が大きいのでしょう。評価に変動はありません。



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