三ヶ根温泉 【かんぽの宿三ヶ根】
三ヶ根温泉
(さんがねおんせん)
【かんぽの宿 三ヶ根】
※2015年8月末日にて施設閉鎖
【住所】
愛知県幡豆郡幡豆町東幡豆字入会山1‐221
【電話】
0563-62-2650
【料金】
500円
【泉種】
弱アルカリ性ナトリウムー炭酸水素塩温泉
pH不明 27.6℃ 36L/分 1.45g/kg H15分析
※掲示板情報にてH24再分析、温泉法第2条適合泉に変化したとの情報あり
【備品】
シャンプー・リンス・ボディソープ・ドライヤー
【営業】
10時30分〜21時30分 不定休
【記 録】
2007/09/09
【情報1】
2007/10/01
【再訪1】
2010/08/07
【情報2】
2014/11/04
【情報3】
2015/10/04
【評価】
施設
★★★★
お湯
★★
湯上感
★★★
料金
★★
総合
★★★
【コメント】
気温31度の雲の多い天気の中、10時45分より入泉です。大学生の頃からこの三ヶ根山は夜に来ていましたので、明るいうちに来るのは新鮮です。なおこの施設にたどり着く為には有料道路「三ヶ根山スカイライン」(普通車410円)に入らないといけませんので、温泉以外にも風景等楽しめますよ。
今回の評価対象施設は温泉雑誌などでは殆ど取り上げられることがない「かんぽの宿」の温泉、どのかんぽの宿でも立寄り入浴を受付ているのですが、この評価帳では初登場です。
施設は麓の道路脇に小さな看板で案内が出ていますので迷うことはありませんが、進行方向によっては170度程ターンする必要がありますので小回り利く車がよさそうです。
山側に心霊スポットと化した大規模ホテル跡のすぐ近くにあり
(再訪1ではなくなっていました)
、その反対側の谷側に隠れるようにこの施設はありますが駐車場は意外とスペースがありませんので場合によっては駐車スペースが空くまで待つ事になるかもしれません。
そこそこ広い駐車場はすでに8割方埋まっている盛況ぶり、これは予想外です。有料道路の途中にある施設がこんなに人気があるとは・・・知りませんでした。
(再訪1では利用者が居らず、貸切で楽しめました)
車を停めて施設に向かいますが、ちゃんと車寄せが設置されているところが宿泊施設らしいところです(≧∇≦)/。入ると左側にフロントがあり、おじいちゃん・おばあちゃんで賑やかです。どうやら温泉付き昼食プランを皆さんで申し込まれている様子、繁盛しているじゃないですか〜。
(再訪1では殆ど利用者は居りませんでした)
フロントにて入浴を申し込み、その場で入泉料を支払います。「浴場の場所は判りますか?」と確認され、初めてと伝えると「この後ろの柱2本目を左に曲がってエレベーターで下に下りていただくと浴場があります」との事。
(再訪1では確認はありませんでした)
言われたとおりに進むとソファーを備えたロビーがあり、その手前を左へ、突き当たり右にエレベーター・左に階段があります。階段で下のフロアに降りると右側に女子及び家族風呂・左が男子と看板が出ています。なお家族風呂は予約制ですので、利用される方は事前に電話をしておきましょう。
脱衣所の暖簾を潜るとようやく入れるだけの簡単な下駄箱があり、内部はかんぽの宿らしく普通より小さなコインレス鍵付きロッカーと篭・洗面台とベビーベットで構成されています。側面の窓からは三ヶ根山の山腹と三河湾が眺められ、広い脱衣所ではないのですが閉塞感はそんなに感じられません。
篭は特定の場所に置くわけではないので、床に無造作に置く方・ロッカーの上に置く方と様々です。貴重品をお持ちの方はフロントに預けるか、貴重品ロッカーに入れましょう。
早速脱衣の後に浴場へ向かいます。浴場は温泉利用の湯船が左側、水道水利用のジェットバスが真中奥、洗い場が右側にあります。う〜ん施設にしては至ってシンプル!。広さもそんなに広いわけではありませんが、側面はガラス張りになっており、脱衣所同様の景色が眺められます。
洗い場は仕切りが無いタイプで、鏡やシャワーなどの快適装備はしっかり整っています。設置されているソープは普通のソープに加え、馬油シリーズや炭シリーズ等の高級品が座る場所によって異なりますが装備されています。
さっと体を洗って温泉利用で12人ほどで満員御礼サイズの大きな湯船に浸かります。側面は先にも書きましたが全面ガラス張りになっており、三河湾の風景を楽しむことが出来ます。残念ながらこの施設は露天風呂が無いのですが、露天風呂が無くてもこれだけ風景が楽しめれば十分です。
お湯は無色透明、微かな苦味と塩素味・微かな塩素臭をかすかに感じられ、肌触りは弱めのヌルヌル感を得ることが出来ます。うん、素は良い温泉です(≧∇≦)/。
(再訪1では殆どヌルヌル感は味わえませんでしたが、良く汗が出るお湯でした)
お湯の利用状況は循環・加熱・お湯張り時に加水・塩素消毒となっています。そういうことはお湯を入れ替えたばかりの時は加水された割合が多く、時間が経つにつれ温泉の割合が増えてくるということですか・・・(-_-;)。
尚お湯の投入口は湯船の中のみで、壁に小さく設置されている投入口は蛇口を捻っても何も出てきませんでした。どうやら勝手に源泉投入は出来ないようです。さすがに毎分36Lでは、温泉を大事に扱っていますね。
湯上りはフロント向かいのロビーで新聞やTVを見ながら、ゆっくりすることが出来ます。また大広間も休憩処として開放されていますので、食事をとったり休憩したりと自由度は高いですよ。またロビーには全国のかんぽ施設パンフレットがありますので旅行の計画を立てるのも良いかも知れません。
湯上り感はしばらく汗が止まらず、よく温まる温泉と思った矢先に、今度は肌がざらっとしてサッパリとした感覚が得られます。匂いは塩素臭も殆ど残らず、アフターに予定が入っていても問題なし。ただ湯冷めしやすいお湯のようなので、冬は注意が必要かもしれません。
三ヶ根山は太平洋戦争で犠牲になった英霊の部隊別の慰霊碑が至る所にあります。ここに挨拶して温泉に寄る、というおじいさんが多いようです(なお東条英機以下戦犯として処刑になった方々も紆余曲折を経てここに祀られています)。平和とは何なのか、戦争とは何なのかを考える山の温泉として存在価値はあるのではないでしょうか。
【情報1】
2007/10/1より郵政事業が民営化されたことによって施設名が変更されました。それによってここでも施設名を「三ヶ根簡易保険保養センター かんぽの宿三ヶ根」から「かんぽの宿三ヶ根」に変更いたしました。
【再訪1】
気温33℃で良い天気の中、約3年ぶりの再訪です。初期評価文を手直しし、写真を追加いたします。
【情報2】
掲示板で「たか@三重」さんより、温泉分析の更新により、温泉法第2条適合泉に泉質が変化したとの情報を頂きました。
温度:27.6度→15.5度
溶存物質:1.45g/kg→0.76g/kg
分析年度:H15→H24
温度及び成分が大幅ダウンして「ナトリウム−炭酸水素塩泉」から「重炭酸そうだ、メタけい酸、メタほう酸、メタ亜ヒ酸」の4成分規定の温泉法第2条適合泉となっていました。
再訪出来次第、情報を更新いたしますのでよろしくお願い致します。最後になりましたが「たか@三重」さん、貴重な情報の提供ありがとうございました。
【情報3】
2015年8月末で施設が閉鎖となりました。立地的に復活の可能性は少なく、三ヶ根山に廃墟が増える可能性が否定できないような気がします。なにはともあれお疲れ様でした。
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