猿投温泉(1号泉・2号泉混合) 【岩風呂】

猿投温泉(1号泉・2号泉混合)(さなげおんせん(1ごうせん・2ごうせんこんごう)

【岩風呂】




【住所】  愛知県豊田市加納町馬道通り21
【電話】  0565-45-5800
【料金】  1500円

【泉種】  1号泉:弱アルカリ性単純弱放射能冷鉱泉
           pH8.4 Rn76.8 22.4℃ 50L/分 成分量不明 H15分析
      2号泉:アルカリ性単純弱放射能冷鉱泉
           pH8.5 Rn76.8 20.4℃ 21L/分 0.14g/kg H15分析

【備品】  シャンプー・リンス・ボディソープ・ドライヤー・櫛・ブラシ・タオル大小・浴衣・剃刀・歯ブラシ

【営業】  8時〜23時(平日は9時〜23時) 無休
【記 録】 2006/05/23 【再訪1】 2006/10/27 【再訪2】 2009/12/06
【情報1】 2014/07/14 【再訪3】 2014/07/27

【評価】

施設 ★★★★
お湯 ★★★
湯上感 ★★★★
料金
総合 ★★★


【コメント】

 猿投温泉のHPより割引券を出力して行ってきました。昼間200円引きで夕方5時からは400円引き(再訪2では500円引きになっていました)。それでも1000円を下回りませんので、気楽に利用出来ない温泉です。

 猿投グリーンロードの加納ICから10分程で到着しますが、この日は雨上がりで施設周辺でカエルと生まれたばかりの蛇を何匹か轢いていると思われます。それだけ自然があるのですが、夜は動物が活動しますのでゆっくり走りましょう。

 この施設はホテル「金泉閣」の別棟にあたり、日帰り入浴が可能です。愛知万博開催時は外国人がこの施設をよく利用したと聞いていますが、日本の温泉文化が正しく伝わったのでしょうか?

 敷地内の造りは京の庭文化を取り入れているらしく、独特の雰囲気を醸しだします。これは和風庭園に興味のある方は、一見の価値があると思います。しかも夜はライトアップされていますので、なんとも雰囲気がありましたよ。
(再訪2では遅い紅葉が綺麗にライトアップされていました。)

 入浴施設はホテルの建物とは異なり、建物前の橋を渡った所にあります。また駐車場もその施設の横にあるのですが、8割方駐車スペースが埋まっており人気施設であることが判りますね。早速車を止めて1階は食事処、2階が入浴受付の施設へ向かいます。

 2階の施設入口は意外と小さく、入口では狭いながらも特産品や農産物も販売しております。施設内部は左側に受付と正面に談話コーナーが設置されています。その談話コーナー奥の左右に脱衣所の暖簾が掛かっており、左側には1階とは別の食事処もあります。

 まずはその場で靴を脱ぎ、指定のビニール袋に靴を入れて受付に向かいます。受付では割引券と一緒に入泉料を支払い、大小のタオルを受け取ります。さすがにこの入泉料だと手ぶら利用が可能ですね。

 なお下駄箱はありませんので、靴は脱衣所ロッカーまで袋に入れて持ち運びます。その脱衣所は広く造られており、大きなロッカーと備品の揃った洗面台、浴衣置き場で構成されており、ロッカー横にはタオル回収袋も設置されています。

 脱衣所の壁には「医者が薦める奇跡の温泉」に東海3県で唯一選ばれました!と謳っています。確かに療養泉の基準はクリアしていますが、ローソク温泉を筆頭にここよりもラドンが多く含まれているところは岐阜県東濃地方にあります。

 マスコミのパワーもそうですが、一人の医者がお勧めするだけでこんなに影響力があるとは恐ろしいものです。

 浴場は体育館のような高い天井で、広い空間を確保しています。内部は左右に洗い場・正面手前と奥に大きな2つの湯船、入口側にサウナと飲泉所・アカスリ処が設置されています。

 洗い場は仕切りが無いタイプですが、ソープ類が3種類置いてあります。シャワーや鏡など快適装備もしっかりしていますので、なんら不満はありませんが混み合っていますのでシャワーの扱いには注意しましょう。

 内湯は岩風呂と言うだけあって周囲に大きな岩が積んであり、早速手前の湯船から浸かります。湯船は入口近くは浅く寝湯に適していますが、奥はちゃんと普通の湯船の深さとなっています。しかもお湯の温度はそう高くありませんので長風呂が可能ですよ〜。

 もう一つの内湯はジェットバスが装備されており、刺激が欲しい方には良いかもしれません。どちらの内湯もお湯は無色透明・無味無臭(源泉)ですが、湯船は塩素味になります。未加水・循環・加熱で放射能泉特有の胸にスッと来る感覚はありませんが呼吸が軽い感じがあります
(再訪2では湯気で呼吸が重くなりました)

 湯船の奥にある階段を上がると、小さいながらも和風の露天風呂に出られます。露天風呂の壁の向こうには温泉塔が立っていますが、あまり景観的にはよろしくありません。周りはライトアップされた木々が拝め森林浴が嫌でも出来ます。

 5人浸かれば満員御礼の露天風呂に浸かりながらしばらくボ〜としているとカエルの鳴き声とボイラーの音が耳に嫌でも入ってきますが、それらの音がなかったらちょっと寂しいかもしれませんねぇ。

 湯船横の庭は小さいながらも造りが非常に凝っており、和の良さをしっかり感じられます。日本の侘び寂び文化をきっと愛知万博の際に訪れた外国人も感じられた事でしょう。でも裸で温泉に入る文化の無い外国人にはそれどころではなかったかも知れませんが・・・。

 なお内湯端には源泉が飲泉可能な蛇口があり、皆さんそこで源泉をポリタンクに詰めています。しかしながら持って帰っても放射能は飛んでしまっていると思うんですがねぇ(ラドンは空気に触れたとたんに飛びますから)。

 湯上りはフロント前のソファやベンチで休むことが出来ますし、食事処で景色を眺めながら飲食も可能です。出来れば新聞や雑誌も談話コーナーに置いて頂きたいものですが、現実逃避するには不要なものかも知れませんね。

 湯上がりはしばらくポカポカ感が感じられますが、3時間位でそのポカポカが消えます。問題はその後、脱力系の疲れがどっと襲い翌日の午前中まで脱力感が残りました。


【再訪1】


 会社のS田さんよりこの施設の「ご招待券」をいただく。しかし平日限定の上、期限は10月中・・・ってあと実質3日しか無いじゃん!ということでもらったその日に使わせていただきました。

 しかしこの施設、ホント人気ありますねぇ(>_<) 金曜日夜11時前にもかかわらず駐車場は8割方使用中です。気温13℃の中での再評価、施設と湯の評価は変わりません。

 ただ、露天風呂のボイラー音は全く聞こえず、ライトアップされた紅葉が綺麗に見えました。湯上がりのポカポカも変わりませんが、軽めの頭痛を伴いました。あぁ放射能泉、軽い湯当たりを起こしてしまいました。効能は確かですね・・・。



【再訪2】


 3年ぶりに再訪してみました。HPの割引券が夕方5時から400円引きだったのが、500円引きになり、浴場内部は壁の変更によりジャングルチックな雰囲気から和風の雰囲気に変っていました。しかしこの日は湯気が凄まじく有効視界は5m程、写真は白いモヤモヤしか写っていませんので写真の更新はありません。

 お湯は変っていませんが、湯上り感では再訪1のような湯当りを起こしませんでした。しかしながら疲労感は一気に出てしまい、帰りの運転は相当気を使いました。あぁ放射能泉、効果はその時によって違うのかもしれません。



【情報1】


 公式HPにて営業時間変更を確認、9時~24時→8時~23時(平日は9時~)に変更されておりましたので情報を更新致します。


【再訪3】


 約4年半ぶりに再訪、現状を確認いたしました。サービスや装備面では変更がありませんでしたが、施設面でリニューアルしておりました。

 脱衣所・浴場・露天風呂は変更ありませんが、下駄箱が設置されて靴を脱衣所まで持っていかなくても良いようになりました。また下駄箱設置に伴い受付位置も変更、休憩エリアとお土産コーナーも位置を変えて拡張されました。

 また営業時間が9時〜24時→8時〜23時に変更され、受付時間限定ながら食事とセットになったモーニングプランもあるようです。久々に行くと大きく変化してますね!




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