笹戸温泉(3号泉) 【紫翠閣とうふや】

笹戸温泉(3号泉)(ささどおんせん(3ごうせん))

【紫翠閣とうふや】2020年9月廃業




【住所】  愛知県豊田市笹戸町畷7


【電話】  0565-68-2331
【料金】  1000円

【泉種】  アルカリ性温泉法第2条適合冷鉱泉(総硫黄にて適合)
       pH不明 20.8℃ 湧出量不明 0.24g/kg H5分析

【備品】  シャンプー・リンス・ドライヤー・剃刀・タオル小
【営業】  11時〜20時 不定休
【記録】  2007/09/30 【確認1】 2020/10/6

【評価】

施設 ★★★
お湯
湯上感 ★★
料金
総合 ★★


【コメント】

 気温20℃で雨の中で11時半より入泉です。矢作ダムに向う途中にあったため、温泉に興味を持つ前から存在は知っていた宿泊施設です。

 室町時代から知られる愛知県で一番古い温泉がこの笹戸温泉らしいのですが、宣伝が下手なのか今回入泉して始めて知りました。(同じ愛知県なら湯谷温泉のほうが1300年の歴史があって古いと思うのですが・・・)

 施設横と施設前のガソリンスタンド奥に駐車場があるのですが、ガソリンスタンド奥は意外と判りにくい位置にあります。しかも駐車場はほぼ満車でびっくり、いったいこの施設は何が人気なのだろうと思いながら施設に向かいます。

 施設に入ると左側にフロント・正面にお土産コーナー・右奥に喫茶コーナーとなっており、喫茶コーナーはおばちゃんたちで占拠されていました。なにやらイベントがあるようですが、よく判りませんでした。

 フロントの男性従業員に入泉を申し出ると「1000円になります。」といいながらタオルを差し出してきます。さすがホテル、手ぶら利用が可能です。「浴場は2階になります。ここは3階なのでエレベーターか階段にて下に下りてくださいね」との案内を頂きました。

 エレベーターで2階に下り、右手に進むと脱衣所の暖簾が見えます。また途中には自販機を備えた休憩エリアもあります。さすがは立派な宿ですなぁ。

 脱衣所に入ると入れるだけの下駄箱が左側に設置されているのですが、靴やスリッパが大量に脱ぎ捨てられて下駄箱にたどり着けません。なんだ〜(>_<)!

 靴を脱ぎ脱衣所に入るとおじ様方が所狭しといらっしゃいます。どうやらイベントに集まった方々が集団で入浴中のようです。中には外国人の方もチラホラ〜。 

 どうやら団体さんは12時に集合しなければならないらしく、みなさん忙しく入浴されています。温泉で団体行動は似合いませんねぇ(^^ゞ。脱衣所は篭とコインレスの小さな貴重品ロッカーで構成されています。壁には分析表が掲示されており、その下に小さく利用状況も掲示されています。

 浴場は正面に大きな湯船・右手に洗い場・左手に露天風呂へ出るドアがあります。浴場の片面はガラス張りになっており、開放感があります(≧∇≦)/。

 洗い場は仕切りが無いタイプで、シャワーにはボタン式スイッチによってお湯がON・OFFできます。こういう装備はは便利ですね〜(´ー`)ノ。

 ゆっくり体を洗いながら、浴場が空くのを待ちます。しばらくするとほぼ貸しきり状態になったのですが、一部のおじいさんがその頃に入泉しようとして仲間に止められていました。ちょっとかわいそうでしたが団体行動は守りましょうね。

 だれもいなくなった内湯にゆっくり浸かり、温泉の評価を始めます。お湯はほぼ無色透明、塩素臭と微かな沼臭・匂いに準じた味を感じられます。肌触りは普通の白湯とそう変わりはなく、これといった特徴は感じられませんでした。

 窓の外は矢作川が流れ、釣り人や橋の下でBBQする人が見えます。川には鴨がウロウロしており、眼下には石で描いたアン○ンマンやキ○ィが描かれています。なんか賑やかだなぁ(^^ゞ。

 露天風呂は井戸水利用の湯船ということで、風景を楽しむ為の湯船になっています。なお男湯は思いっきり反対側の道路や橋から見えますので注意しましょう(>_<)。

 しかしここの井戸水は内湯の温泉より成分が濃いような気がするのは私だけでしょうか。露天風呂に浸かっていると川遊びした後のような肌の突っ張り感が得られ、内湯と同じように塩素臭と沼臭を感じられます。きっと井戸が絶好調な日だったのかなぁ・・・。

 お湯の利用状況は循環・加熱・塩素消毒となっており、加水の有無は掲示がありませんでした。

 白湯に比べて匂いが温泉を主張しているのですが、それ以外の特徴がありませんので肌が敏感な方には入りやすいお湯ではないでしょうか。

 湯上りは脱衣所から少し離れた休憩エリアで無料マッサージ機でマッサージをしながらゆっくり出来ます。湯上り感はアルカリ性ということで少しは突っ張った感じが得られると思いきや、意外とナチュラルで微かに感じる程度です。夏向け・冬向けは無く、4時間後には何も残っていませんでした。

 温泉法では総硫黄にて適合している温泉ですが、泉質に「低張性アルカリ性冷鉱泉」はちょっと判りにくいですね。


【確認1】


 2020年9月30日に自己破産を申請されたとのことで、廃業されました。笹戸温泉はこの先どうなっていくのだろう・・・残念です。



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