笹戸温泉(1号泉) 【湯元館】

笹戸温泉(1号泉)(ささどおんせん(1ごうせん))

【湯元館】※廃業




【住所】  愛知県豊田市笹戸町惣作13番地
【電話】  0565-68-2651
【料金】  600円

【泉種】  アルカリ性温泉法第2条適合冷鉱泉(総硫黄にて適合)
       pH不明 19.1℃ 20L/分 0.23g/kg H8分析

【備品】  リンスinシャンプー・石鹸
【営業】  10時頃〜15時頃(その日によって変更あり) 不定休
【記 録】 2008/05/06 【情報1】 2016/12/31

【評価】

施設 ★★★
お湯 ★★★★
湯上感 ★★★★
料金
総合 ★★★★


【コメント】

 気温22℃で雨の中で10時より入泉です。矢作ダムに向う途中にあったため、温泉に興味を持つ前から存在は知っていた宿泊施設です。先に評価した3号泉利用の「紫翠閣とうふや」のすぐ近くにあり、橋のすぐ近くに位置しています。

 施設横に駐車場があるのですが、屋根が数台分設置されており、雨の日でもゆっくり車から降りることができます。しかも駐車場は宿の車以外には止まっておらず、この施設が穴場であることを期待させます(^^ゞ。

 施設に入ると右側に厨房のドア・正面に階段と奥へ伸びる通路・左に談話コーナーとなっており、正面の壁には温泉分析表が掲示されています。

 主人に入泉できるか確認すると「10時10分からならOK」とのこと。どうやらまだ準備が出来ていない様なので周辺を散策してから時間調整をします。時間になって再度声をかけ、玄関入り口でスリッパに履き替えながら入泉料をその場で支払います。なんだか寂しい施設ですが、素朴で綺麗にされています(´c ` )。

 主人に案内されながら階段横の通路を奥へ進むと右手に脱衣所が現れます。「家族風呂なので貸切でお使いください」との言葉を残して主人は行かれてしまいましたが、左右に2つの脱衣所が設置され、正面に2つの洗面台が設置されています。

 今回は左手の大きな浴場を案内されましたので、右手の小さな浴場は利用しておりませんがしっかり見学させていただきました。

 左の脱衣所に入ると簡単な木の棚が設置されており、非常にシンプルな造りとなっています。その横には見事な庭園の写真が大きく掲示してあり、なんとも独特な雰囲気を醸し出しています。この写真は必要無い様な気がとてもします(-_-;)。

 貸切の脱衣所で優雅に脱衣の後、浴場に向かいます。浴場は右に4人入ればキチキチの湯船・左手に洗い場となっており非常にシンプル。露天風呂やサウナはありませんので都会の近代施設に慣れている方にはある意味新鮮かもしれません。浴場の壁には窓がついているのですが、採光用で眺望はありません(*_*)。

 洗い場は仕切りが無いタイプで、2つの洗い場で構成されています。シャワーははボタン式とレバー式がありますので利用しやすいほうを使いましょう。家族で使う分にはなんら問題はないと思います。

 ゆっくり体を洗い、木枠で覆われた湯船に移動して狭いながらも貸切風呂を堪能します。お湯は40℃に届かない位のぬるいお湯で無色透明、しっかりした岩石臭・匂いに準じた味を感じられます。肌触りは微かにしっとり感が得られました ヾ(^ω^*) 。

 お湯の利用状況は未加水・加温・循環・塩素消毒となっており予想に反して循環されています。その循環も加温のための循環なのでまぁ仕方ないとしましょう(^^ゞ。

 湯船は階段状になっており、逆上せたら半身浴に切り替えることも可能です。また湯船の下からお湯が出てきているのですが、そんなに熱くは無いので安心して浸かれます。

 湯上りは玄関横の談話コーナーのソファでゆっくり出来ます。窓からは爽やかな風が入ってきて火照った体を気分爽快にしてくれます。

 湯上り感は上品なポカポカ感が1時間半ほど持続し、肌のしっとり感がその日の夜まで持続しました。3号泉利用の紫翠閣とうふやよりも施設としては質素ですが、温泉らしさはこの施設のほうが遥かに勝ります。

 なお温泉法では3号泉同様総硫黄にて適合している温泉ですが、分析表には泉質に「低張性アルカリ性冷鉱泉」となっています。ちょっとこの表示では判りにくいですね〜(-_-;)。豊田市にある素朴な家族風呂式温泉施設、愛知県の中でも小渡温泉以来の貴重な施設ですね。



【情報1】


 掲示板にて「アワビz」様より「湯本館に行きましたが、店主らしき人にもう辞めましたと言われ入れませんでした」との書き込みを頂きました。情報は廃業といたしますが、逐次情報を集めたいと思います。

 「アワビz」様、貴重な情報ありがとうございました。


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