稲武温泉 【どんぐりの湯】

稲武温泉(いなぶおんせん)

【どんぐりの湯】




【住所】  愛知県豊田市武節町針原22-1
【電話】  0565-82-3135
【料金】  600円(17時以降は500円)

【泉種】  弱アルカリ性単純温泉 pH7.9 32.8℃ 95L/分 0.77g/kg H21分析
     
(旧分析:弱アルカリ性単純温泉 pH8.0 34.2℃ 湧出量不明 0.70g/kg H10分析)

【備品】  シャンプー・リンス・ボディソープ・ドライヤー・フェイスソープ・ブラシ
【営業】  9時30分〜21時(平日は10時〜) 木曜日定休
【記 録】 2006/04/22 【再訪1】 2007/01/03 【再訪2】 2009/01/15
【再訪3】 2012/01/07 【再訪4】 2020/08/10


【評価】

施設 ★★★★
お湯 ★★
湯上感 ★★
料金
総合 ★★★


【コメント】

 気温9℃で曇りの状況で夕方5時前に利用しました。国道153号の道の駅に併設されている日帰り温泉施設で、プール施設も併設されております。そのプールは水着レンタルが可能で、温泉も使われているようです。また駐車場には温泉スタンドもあります。(再訪3ではそのプールはなくなり、1階・2階それぞれに浴場が作られました)

 駐車場は道の駅裏側に設置されており、常に利用者の車で混雑しています。何とか空いている場所を見つけて施設入口へ向かうのですが、立派な建物は結構大規模な温泉施設であることが判ります。

 施設内部は正面にフロント・右手に下駄箱
(再訪3では食事処も追加)・左手に券売機が設置されています。早速100円リターン式下駄箱に靴をいれ、10000円札対応の券売機で600円にて入浴券を購入します。(再訪4ではコインレスの鍵付き下駄箱になりました)

 受付のおばちゃんに下駄箱の鍵は渡さずに入泉券のみを出すと「2階へどうぞ〜」と案内され、床暖房の効いた施設を奥へ向かいます。
(再訪3ではコインレスの鍵付き下駄箱になりました。また浴場は1週間おきに1階と2階で男女入替制になりました)

 階段を上がると中2階に休憩エリアと売店があり、特産品などを販売していますが夕方5時までの営業です。営業時間につきましては、夕方5時までというところが公営施設の売店といったところでしょうか。またこの休憩エリアには新聞も設置されています。

 さらに階段を上がって2階に上がると右手に脱衣所
(再訪3では別料金の岩盤浴と森林浴施設も増設)・左手に休憩エリアが現れます。休憩エリアは結構広いのですが、利用者も多い為に賑やかです。2階を一通り見た後、早速暖簾の掛かっている脱衣所へ向かいます。

 脱衣所は100円リターン式の鍵付きロッカーと洗面台・ベビーベットで構成され、ロッカーは普通サイズのみ
(再訪3では普通サイズと少し大きめのロッカーがあり)となっています。なお壁には温泉分析表が掲示されており、温泉施設であることがアピールされています。

 浴場は中に入ってすぐに左手に掛け湯があり、その奥正面に洗い場・その奥にジェットバスも備えた大きな湯船・右手前にサウナ・右奥にイベント湯と桧風呂・右奥に小さいながら露天風呂が設置されています。
(再訪3では正面に掛け湯・と左から正面にかけて洗い場・左正面奥にイベント湯と桧湯・岩壷湯・内湯、右に露天風呂となっています)

 フェイスソープまで設置された洗い場は仕切りの無いタイプで、シャワーや鏡など一通りの装備は整っています。ソープは2種類あり座る位置によって異なりますので、ここは石鹸の香りが少ない方を選びたいところ。

 しかし浴場内のイベント湯の日替わり「漢方湯」の香りが充満し、鼻が鈍感に・・・内風呂での温泉評価は不可能でした。
(再訪1ではワイン風呂でそんなに影響ありませんでしたので、評価させていただきました。再訪3では洗い場は仕切りがついたタイプに造り替えされ、ソープは座る位置によって2種類の中から選べました)

 体をしっかり洗った後で、奥の大きな湯船から浸かります。湯船は20人ほどが同時に浸かれそうな大きさで、一角にはジェットバスも装備されています
(再訪3ではジェットバスはなくなりました)。奥の側面はガラス張りになっており、1階のクアゾーンが部分的に見えます(再訪3では1階も浴場になったため、吹き抜けの空間とその外の景色のみ見る事ができます)。立派な施設ですなぁ(^^ゞ。

 お湯は40.5℃程
(再訪3では42℃)に設定され、無色透明で塩素臭の裏に微かな岩石臭・塩素味です。またアルカリ性のお湯である為か、肌に弱いながらも張りが得られます。ただ温泉の泉質にこだわる方にはあまりお勧め出来ないですね。

 お湯の利用状況は循環濾過・加温・未加水・光触媒併用塩素消毒とのことで、プールなどまで温泉利用している施設の規模から考えれば仕方が無いことでしょう。
(再訪3ではプールが無くなりましたが、循環濾過・未加水・加温・塩素消毒となり、光触媒はなくなった様子。再訪4では加水になりました。)

 しばらく大きな湯船で体を温め、木の香りが漂う檜湯に移動します。ただ横にはイベント湯がある為に、漢方の匂いがきつく感じられます
(再訪1時、しっかりと木の香りが感じられました)。さすがに漢方湯の日はあまり利用したくないなぁと思ってしまいます。

 リニューアルにて今まで右奥にあった小さい露天風呂は大きく改装され、同じ右側なのですがサウナまで設置されて大規模に造り直されていました。露天風呂へ移動する経路には休憩エリアも設置されており、浴場内でもゆっくり出来るような造りになっています。他の施設でこんな浴場内休憩エリアは見たことないですなぁ。

 湯船はジャグジーバスと普通の露天風呂・水風呂が設置され、横にはサウナが設置されています。スピーカーからはエンヤの曲がピアノバージョンで流れ、ゆっくり浸かることが出来ます。お湯は内風呂より塩素臭がきつく感じられ、この匂いが辛い方にはこの露天風呂はお勧め出来ません。もう少し塩素臭の無い消毒薬を使ってもらえたらいいのに・・・(*_*)。

 桧風呂の横にあるドアを開けると露天の風呂が設置されています。
(再訪3では右側にあった位置が左側と逆になり、昔の露天風呂に高低差をつけて2つに分けたような湯船を岩壺風呂としていました)

 ベランダに設置されたような露天風呂は、湯船に浸かっての眺望はありませんが、この時期目隠し越しに山桜が見ることが出来ます。
(再訪3では位置が変更され、見える風景が建物の反対側になりました。しかも殆ど見えません。ここでも塩素臭が内湯よりも強く感じられ、すぐに桧湯へ移動してしまいました)

 湯上がりは中2階のある売店横の椅子に座って新聞を読みながらゆっくりします。その近くでは営業時間の終わった売店にもう「終わってるの〜」と苦言を呈する利用者の声を何度か聞くことになりました。

 湯上り感はアルカリ性のためか、肌が突っ張った感じが翌日朝まで継続しますが弱い物です。自分の体調が疲れていたのか、疲れがすっと出て帰りの車の運転に支障が出るほどでした
(再訪1/2/3/4ではそこまで疲れは出ませんでした)。温泉入浴ははカロリーを消費するものなのですね〜。大地のパワーを感じます(笑)


【再訪1】


 曇りで気温5℃の中、19時より再訪してみました。今回料金が「12月〜2月の18時以降入泉の方は600円→500円」となっていました。いいじゃないですか〜。

 客層は半分ぐらいスキー・ボード帰りの方々で、久々に20代前半が結構居る温泉です。装備面もちょっと変更があり、フェイスソープが装備されておりました。また今回イベント湯は「酒の湯」でほとんど匂いがしませんでした。まぁこれぐらいのイベント湯なら許す!ですが、酒以外はきっと厳しい匂いが充満するんだろうな・・・。

 お湯の状況と湯上がり感は変化ありません・・・よって評価は変化無しです。でも変更点があったため再訪してよかった〜。



【再訪2】


 気温14℃で良い天気の中、午前中に入泉です。初期評価に不足部分と写真を追加し、内容の充実を図りました。なお評価に変動はありません。


【再訪3】


 良い天気で気温-1℃の中、予定よりもかなり遅れて2011年10月1日にリニューアルオープン施設を再訪にて再評価いたしました。営業時間はありませんが、施設は大きく変化しました。

変更点は下記のとおりです。

・温泉分析表の更新
・プール施設の撤去
・岩盤浴及び森林浴施設の新設
 
(当日予約制で同時に5名まで、45分制でタオル・専用着付き。料金は入泉料に追加200円)
・1階と2階にそれぞれ内湯と露天風呂を造り直し。
 
(1階はプールを浴場に変更した為に完全造り直し、2階では一部同じ部分もあり。)
・17時以降500円に入泉料変更

 初期評価文に新しい写真と評価文を追加いたします。また評価で施設が★3つでしたが、4つに変更いたします。


【再訪4】


 気温34℃の中、約8年半振りの再訪にて状況を確認いたしました。国道153号は「県を跨ぐ移動は自粛してください」と表示され、県独自の緊急事態宣言が出されていることがアピールされています。そのおかげでどんぐり横丁は駐車場が満車・温泉施設の駐車場も殆どが使われている状況でした。

 温泉施設は温泉分析表が本来であれば10年経過していますので更新の時期なのですが、まだH21年の温泉分析表が掲示されておりました。早い時期に更新されることを祈るばかりです。あとは入泉料など変化なく、殆ど変わっていませんでした。あえてピックアップするなら下駄箱がコインレスの鍵付きに変更され、ソープ類がリンスinシャンプーからリンスとシャンプー別々に変わっていました。評価はそのままといたします。



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