南知多天然温泉(まるはうめ乃湯源泉) 【まるは食堂旅館 うめ乃湯】

南知多天然温泉(まるはうめ乃湯源泉)みなみちたてんねんおんせん(まるはうめのゆげんせん)

【まるは食堂旅館 うめ乃湯】




【住所】  愛知県知多郡南知多町豊浜峠8


【電話】  0569-65-1315
【料金】  600円

【泉種】
 
中性含よう素ーナトリウムー塩化物強塩冷鉱泉
       pH不明 23.5℃ 湧出量不明 23.99g/kg H28分析
      
旧分析:弱アルカリ性ナトリウムー塩化物強塩温泉
            pH不明 31.9℃ 湧出量不明 25.28g/kg H17分析

【備品】  リンスinシャンプー・ボディソープ・ドライヤー
【営業】  
10時〜22時 無休
【記 録】 2007/05/06 【再訪1】 2010/07/17 【情報1】 2014/04/26
【再訪2】 2015/04/18 【再訪3】 2022/02/06

【評価】

施設 ★★★★
お湯 ★★★★
湯上感 ★★★★
料金
総合 ★★★★


【コメント】

 5月の連休最終日は気温16℃の結構な雨が降る中、AM10時より入泉です。この施設は過去2回利用したことがありますので、ある程度知っている施設ですがこの評価帳の評価は初めてとなります。

 営業開始の10時前に施設へ着いて、入口に行くとちょうど看板を出しているところでした。いいタイミングだと思って中に入ると既に人が8名程いらっしゃいます。一番風呂を狙っていたのですが負けました・・・。

 入ってすぐ左横にある券売機で入泉券を購入、さらに4歩進んで右横の受付に入泉券を提出すると下駄箱の鍵兼脱衣所ロッカーキーが渡されます。しかも渡してくれたのは中学生ぐらいの男の子、家族総動員でGWを乗り切っているようです(´ー`)ノ。
(再訪1ではおじいさんのみでした)

 下駄箱は受付正面および左側にあり、男性が左側・女性が正面に割り当てられています。早速下駄箱に靴を入れ、正面から見て左側の脱衣所に入ります。 

 脱衣所は正面に洗面台・右側に100円玉不要のコインレスロッカー・左側に右と同じロッカーと篭エリアがあります。なお分析表と利用状況は篭エリアの壁に貼ってありますので、興味のある方はご確認ください。

 施設の利用者は多く、脱衣所でも他の方を気にしながらの脱衣となります。またロッカーは全て同じサイズで、大きなサイズはありません。冬に着膨れて施設に入ると、ロッカーに入りきらずに篭のお世話になりそうです。

 脱衣の後に左奥の小さな階段を上がって、楽しみな浴場へ向かいます。浴場内は右手に洗い場とサウナ・左手に白湯利用の打たせ湯とジェットバス・正面に温泉利用の内湯のみといったシンプルな造りで露天風呂などはありません。

 浴場側面は左半分と正面がガラス張りになっており、海が一望できるようになっています。さすがに低い位置では駐車場から下半身が見えてしまう為に曇りガラスになっていますが、開放感はしっかり感じられました。

 洗い場は浴場の広さから考えれば席数は多く、透明度の高い仕切り有のタイプ。シャワーや鏡などの快適装備は一式そろっていますが、ソープ類は少々匂いの強いタイプですので自前で持ち込まれている方も数人いらっしゃいました。

 洗い場の奥にサウナがあるのですが、非常にコンパクトなサイズとなっています。まぁ温泉施設にサウナが不要という考えの方もありますが、サウナが好きな方はきっとガックリしてしまうでしょう(-_-;)。

 さっと体を洗い唯一温泉利用で、40℃程に設定された湯船にどっぷり浸かります。湯は赤茶色
(再訪1では白の入った黄土色再訪2では透明な黄緑色)で内海・山海温泉の白砂の湯と似たような見た目ですが、匂いはほとんどありません。また味は塩の味そのものとなっており、しかもその味はかなり強いものです。

 しばらく浸かっているとしっかり体が芯から温まってきて、湯温以上に熱く感じられてきます。さすが塩化物強塩泉だけあって、しっかり温泉の特徴が誰でも判る程感じることが出来ます。

 湯は循環・加熱・未加水・塩素消毒となっており、施設は大きくないのですが大規模施設にありがちな利用状況です。お湯の成分が濃くしっかり温泉の特徴が感じられてしまう為、新しいお湯かどうか判りにくいのですが、お湯の感じからはそんなに新湯注入率は高くないように思えます。
(再訪2では施設が改良されてお湯の鮮度がUPしました)

 またお湯は塩の味以外に余計な味はほとんど無い為か、消毒用塩素と相性が良いようで塩素特有の臭いが殆ど気になりませんでした。

 湯上りは1階脱衣所前の休憩エリアか、2階の休憩エリアでゆっくりすることが出来ます。1階は待合などで混み合いますので2階のほうがマッサージ機や新聞が設置されており、落ち着いた雰囲気でゆっくりすることが出来ます。

 湯上り感は最初の30分で肌のベタ付きがありましたが、しばらく経つとそのベタ付きは消えてサラッとした感じになります。また塩化物温泉らしく汗は全く出ることがありませんでしたが、体の芯からポカポカと温まる冬向け温泉でした。

 夏に海で日焼けした肌で入ると、お湯で滲みて湯上りに熱い思いをすることが目に見えますよ(^^ゞ。なおこのポカポカ感は2時間ほどで消え、サラッとした肌の持続力は翌日の朝シャワーで消えました。

 愛知県下で500円という入泉料
(再訪2では600円)と誰でもわかる泉質、オーシャンビューなロケーション、ゆっくりできる休憩エリアがそろっているのは貴重です。なお夏は海水浴客で混み合いますので、ゆっくりされたい方は人が少ない冬がお勧めです。


【再訪1】


 気温31℃で梅雨が明けたこの日、19時近くからの利用にて3年ぶりに再評価いたしました。相変わらずの人気施設でしたが、周りが暗くなると徐々に利用者が減っていきました。初期評価を手直しして写真を追加いたしますが、評価に変更はありません。


【情報1】


 掲示板にて「豊田市民」さんより入泉料が500円→600円に変更されたとの情報を頂きました。公式HPでも確認が取れましたので、情報を更新いたします。
 また循環ろ過装置の更新もされたとのことなので、お湯の状況も変わっているようです。

 貴重な情報ありがとうございました。<(_ _)>


【再訪2】


 気温18℃ですっかり春の気候の中、夕方に再訪いたしました。以前「豊田市民」さんより頂いていた情報の通り、男湯は茶色の濁り湯では無くなり黄緑色のお湯になっておりました。壁にも「井戸のポンプ及び配管・熱交換器を変更したことにより、お湯の劣化が少なくなり、茶色の濁り湯から変化した」との主旨の張り紙がありました。これは素晴らしい改良で、温泉の質にこだわりを感じられます。

 しかしながら女湯は茶色の濁り湯のまま・張り紙もなしという嫁情報があり、男湯と女湯では状況が異なるようです。

 それ以外の施設・サービスとも変更はなく、温泉分析表も更新されていませんでした。H27年は温泉分析表の更新時期ですよ。まるはさん!


【再訪3】


 約7年ぶりの再訪で状況を確認致しました。施設構造・サービスは変更なく、温泉分析表が更新されていたぐらいです。

 その温泉分析表が更新されているのをみて大きく変わっていることを確認します。湯温が25℃以下で冷鉱泉に変わり、弱アルカリから中性に変化。平成26年に改定・新たな基準に指定された「含よう素」に新たに適合。温泉の性質はこの10年で大きく変わったようです。でも元々成分が濃いので正直差が判りませんでした。



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