内海温泉(ホテル・ド・マロニエ源泉) 【オテル・ド・マロニエ内海温泉】

内海温泉(ホテル・ド・マロニエ源泉)(うつみおんせん(ほてる・ど・まろにえげんせん))

【オテル・ド・マロニエ内海温泉】




【住所】  愛知県知多郡南知多町内海字小桝40
【電話】  0569-62-3255
【料金】  1000円

【泉種】
 
弱アルカリ性ナトリウムー塩化物強塩冷鉱泉
       pH不明 22.0℃ 湧出量不明 26.79g/kg H20分析
       ※旧分析 ナトリウムー塩化物強塩温泉 pH不明 46.2℃ 湧出量不明 26.16g/kg H8分析

【備品】  シャンプー・リンス・ボディソープ・ドライヤー・タオル大小・剃刀
【営業】  
15時〜17時 不定休
【記 録】  2009/03/14 【再訪1】 2012/01/09

【評価】

施設 ★★★★★
お湯 ★★★★
湯上感 ★★★★
料金
総合 ★★★★


【コメント】

 気温7度で雨から晴れへ急速に天気が回復する中、午後4時より入泉です。本来であれば仕事なのですが、残業が多い為に休みとなりました。この時期の休みは貴重なのでしっかりと休ませていただきます。

 この施設は国道沿いにある会員制宿泊施設なのですが、日帰り入浴にも対応しています。道路の反対側にある駐車場に車を停め、立派な施設へ向かうのですが空にはたくさんの猛禽類が空中にて獲物を狙っており、結構威圧感を感じてしまいました。

 施設内は結構混み合っており、人気施設であることが判ります。利用者は結構身なりが良く、法人会員リストを拝見すると有名企業が名を連ねています。いいな〜余裕のある大企業!(T_T)(再訪1では利用者が殆ど居りませんでした)。 

 入口正面にロビー・右手に食事処・正面奥にフロントと売店が設置されており、側面には大きなガラス窓が設置されて伊勢湾が望めます。早速フロントにて入浴を申し込み、入泉料を支払うとタオルをその場で受け取ります。「浴場は下の階になります」との案内を受け、階段で下に下りるのですが勿論エレベーターもありますので足腰が弱い方でも大丈夫です。

 1階下に下りるとモワッとした湿気を含んだ温かい空気が立ち込めており、入浴施設があることがすぐに判ります。男女それぞれの脱衣所は施設の両脇に別れて設置されており、女性側の横には室内プールも設置されています。

 脱衣所は入れるだけの下駄箱・籠と一部鍵付ロッカー・洗面台で構成されており、施設規模から考えればコンパクトな造りとなっています。側面には温泉分析表もしっかり表示されており、温泉であることをアピールしています。しかしながら源泉名は「ホテル・ド・マロニエ」となっており、施設名の「オテル・ド・マロニエ」と異なります。

 早速脱衣の後浴場へ向かいます。浴場内部は右手にサウナと水風呂・左手に大きな内湯・正面に洗い場が設置されています。また内湯横には露天風呂へのドアが設置されており、外には洞窟風呂と檜湯が設置されています。

 洗い場は仕切りの無いタイプでリゾートホテルらしく一通りの装備が整っていますが、高級ソープなどインパクトあるものはありません。まぁ気取ってなくて安心感はありますが、ちょっとリゾート雰囲気はありませんなぁ(;´Д`)。

 内湯は白湯で温泉利用ではありません。温泉が苦手な方や肌が弱い方でも、ゆっくり出来るような配慮がされているのでしょう。またサウナや水風呂も設置されていますので、街中の入浴施設に慣れた方でも違和感無く利用出来るのではないでしょうか。

 一通りの内湯を確認して窓の外に見える洞窟風呂へ向かいます。洞窟風呂は当たり前ながら岩風呂風に造られていますが、構造的には上に別の湯船を設置されている為に自然とこのような空間が出来てしまったののでしょう。デットスペースを有効活用していますな〜。

 その洞窟風呂の湯船は5人ほどが浸かれる大きさで、お湯は無色透明で強い塩味・塩の匂いが感じられます。湯温は40度少々でそう熱くはありませんが、しばらく浸かっていると体がかなり熱くなります。さすが「強」がつく塩化物温泉です。

 しばらく洞窟風呂でお湯を堪能してからその上にある檜湯へ向かいます。檜湯は4人ほどで定員となるサイズで側面は伊勢湾が180℃拝めます。すばらしいオーシャンビューで、視界を遮るものはありません(´ー`)ノ。(女性の露天風呂は開放的ではなく、小さな窓から望めるそうです)

 お湯の利用状況は循環濾過・加熱・未加水・塩素消毒となっており、この手の施設としては普通な利用状況です。ただ周囲の温泉から考えれば本来色が付いたお湯だと思われますので、循環・濾過によって成分を変化させている事が想像できます。

 しばらく海を見ながら心の洗濯を行いますが、始めに書いた猛禽類(鷹?)が視界の中央でずっと定位置で宙に浮いています。偶に目が合うのですが、鋭い目をしていますね〜。

 なおお湯の投入口横には白い温泉成分の結晶が、かなりの量付着しています。一部剥がして舐めてみましたが、塩分ではなく苦汁が固形化したようなもので、塩っぽさは全く感じられませんでした。

また冬の夕方は日没の太陽が綺麗に見えますので、日没の時間に合わせて利用するのも良いのではないでしょうか。(夏だと露天風呂から見えない位置に太陽が沈んでしまいます。

 湯上りは男女の脱衣所中間にある休憩エリアか、ロビーで新聞を読みながらゆっくりすることが出来ます。ただ会員制リゾートホテルだけあり、ゆっくり横になるような場所はありませんし、くつろぐ服装もそれなりの格好で行かないと違和感を感じられます。


 湯上り感はポカポカ感と塩独特の肌の張りを感じますが、べたついた感じは感じられません。この感覚は3時間ほどしっかりと感じられ、その後徐々に感覚が薄れてゆきました。

 ちょっと普段とは違う雰囲気を味わいたい方にはとても良い施設ですが、マナーとそれなりの格好が必要だと感じました ヾ(^ω^*) 。ダメージジーンズは似合わない施設、たまには良いのではないでしょうか。
(再訪1では利用者がおらず、普通のカジュアルな格好でもなんら問題がありませんでした。おそらく初訪時の客層が、ご立派だったのでしょう。)


【再訪1】


 掲示板にて「温泉ひとり」さんより、温泉分析表が更新されたとの情報を頂き再訪いたしました。施設やサービスに変更はありませんでしたが、温泉分析表の湯温はH8年に46.2℃だったものがH20分析では22.0℃となり、温泉法上冷鉱泉になりました。

 温泉の成分量は以前と殆ど変化がなく、海水成分とは量・比率が異なる為に海水ではないのですが(海水の成分量は約35g/kg)、温度の変化にはびっくりですね。

 なお女性の浴場は露天風呂からの景色は浸かってしまうと殆ど無く、開放感は無いとの指摘を身内より受けました。初期評価に一部補正加筆を致します。



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