南知多湯本温泉 【グランドホテル 山海館】

南知多湯本温泉(みなみちたゆもとおんせん)

【グランドホテル 山海館】




【住所】  愛知県知多郡南知多町山海字橋詰29-5
【電話】  0569-62-0218
【料金】  800円

【泉種】
 
中性ナトリウムー塩化物強塩冷鉱泉
       pH6.9 20.0℃ 130L/分 24.21g/kg H21分析

         ※旧分析 中性ナトリウム-塩化物強塩温泉 pH不明 31.3℃ 湧出量不明 27.05g/kg H2分析
       ※H8分析表は1枚目掲示なしの為、24.71g/kgの総成分量と分析年月・利用状況のみ把握

【備品】  シャンプー・リンス・ボディソープ・ドライヤー
【営業】  
11時〜21時頃 不定休
【記録】  2008/02/23 【再訪1】 2012/06/24

【評価】

施設 ★★★
お湯 ★★★
湯上感 ★★★★
料金
総合 ★★★


【コメント】

 気温9℃、曇りのち嵐の天気の中入泉です。国道沿いにある施設ですぐ近くには山海海水浴場がありますのできっと夏には賑わいのある施設だと思います。さすがにこの日は名古屋で雪が降ると天気予報は伝えており、空いている中での入泉となりました(≧∇≦)/。

 駐車場に車を止め、施設に向かいますが、駐車場の入り口には温泉がオブジェとして流されています。これは期待できる施設かも・・・と期待しながら内部に入ります。

 内部は右手にフロントと売店・左手に喫茶店を兼ねたロビーとなっています。お客が居ない為か照明は省エネモードになっており、薄暗い雰囲気です。靴のままフロントに向かい、男性従業員に立ち寄り入浴を申し込みます。

 入泉料はハンドタオルが付いて1000円(再訪1ではタオルが無くなり800円になりました)、浴場はエレベーターは3階に上がって下さいと男性従業員に案内されます。入泉料を支払い、階段横にあるエレベーターで3階に上がります。しかしそこからが意外と大変で、壁の案内通りに左に進み離れに移り、階段を1階下りてようやく脱衣所のある場所に到着します。

 脱衣所は左に男湯・正面に女湯となっており、手前の壁にはブラックライトで浮かび上がるラッセンの絵があります。なんかあまり趣味は良くありませんが、入泉に影響がないので良いとしましょう(;´Д`)。

 またその向かいの壁にはH8年分析の分析表が掲示されているのですが、肝心な源泉名や泉質の書かれた部分がありません。後から従業員に確認すると女湯の脱衣所の方に分析表が掲示されていることが発覚、内容を教えてもらいました。男湯にも掲示してくれ〜。(再訪1ではH21年の分析表がしっかり掲示されていました)

 脱衣所内部はBOX式の棚に籠と、100円有料ロッカー・洗面台で構成されています。ホテルなのでこれといった不満はありませんが、高級感はありません。(再訪1では100円有料ロッカーはなくなりました)

 早速脱衣の後、浴場に向かいます。浴場内部は正面に温度の異なる2つの湯船と左手に洗い場・右手に露天風呂への螺旋階段が設置されています。側面はガラス張りになっており、その窓からは海と浜辺がしっかり眺められます。

 洗い場は仕切りが無く、場所によっては鏡がありませんので、鏡が必要な方は手前の壁際の方を利用しましょう。ソープ類は高級ソープである「馬油シリーズ」が設置されており、匂いが少し強めですが髪が良い感じにまとまります。匂いさえ少なければ良いのになぁ。

 内湯のお湯は山吹色に少し茶色を入れた色で、透明度は高めです。味はしっかりと塩味が利いており、海水といい勝負です(^^ゞ。(再訪1では色が殆ど無くなりました)

 しばし浸かっていると塩化物の効果で、じわじわと体がしっかり温まっていくのが判ります。湯船側面のガラス越しには海が見え、遠くには船が航行しているのが見えますが、浸かったままでは目隠し部分に阻まれて風景を見ることが出来ませんね。

 そんな湯船のお湯の利用状況は循環・加熱・未加水・塩素消毒となっており、ホテルにありがちな利用状況となっています。湯温が低い為に加温は仕方ないと思いますし、消毒も必要です。出来れば源泉湯船を造ってもらえればなぁ・・・。

 露天風呂はアポロの湯と命名されており、螺旋階段を上がってドアを開けるとあるのですが、湯船手前には青い筒の中に満たされた水の中を気泡が上に向って浮上するオブジェが設置されています。(再訪1ではそのオブジェは稼動していませんでした)

 ギリシャっぽい名前に合わせて設置されたオブジェなのでしょうか、このオブジェによって雰囲気はあまり温泉らしくなく、目の前に広がる海とミスマッチな印象を受けます。

 露天風呂のお湯は内湯と同じしっかりした塩味なのですが、内湯よりもなぜか色が薄く感じられます(再訪1では逆に内湯より色が濃く、お湯の状況も良かった)。不思議に思いつつも浸かっていると、一気に天候が悪化!風で桶は吹っ飛び、横殴りの雨が降り出しました(;´Д`)。こういうときに屋根があると良いのですが、残念ながら屋根はありません。

 湯上りはフロント横にあるロビーで新聞を読みながらゆっくりできます。ただ従業員は無駄に多くてあちこちで立ち話をしており、あまりホテルとしては教育が良くないように思えます(;´Д`)。

 湯上り感はポカポカとよく温まる塩化物泉らしい効果が得られ、肌はべた付かずにしっとりします。この効果は翌日朝まで徐々に効果を落としながら持続し、気づいたときには消えているよな状態です(´ー`)ノ。

 ホテルの日帰り入浴としては営業時間が長いので、夏の海水浴シーズンを除けば手ぶらでふらっと入るには良い施設ではないでしょうか。(再訪1では入泉料が200円引き下げられ、その代わりにタオル持参になりました)



【再訪1】


 約4年ぶりの再訪にて以下の情報を更新いたします。

・入泉料1000円→800円に変更されました。
・入泉時のタオル小→なくなりました。
・温泉分析表の更新でH2分析からH21分析になり、温泉から冷鉱泉に変化しました。
・露天風呂の外壁が白から青色に塗り直されました。

 浴感等の評価変更はありません。




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