愛知健康の森温泉 【もりの湯】

あいち健康の森温泉(あいちけんこうのもりおんせん)

【もりの湯】




【住所】  愛知県知多郡東浦町大字森岡字源吾山1-1
【電話】  0562-82-0235
【料金】  600円

【泉種】
 
中性ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉
       pH不明 42.0℃ 湧出量不明 18.17g/kg H21分析
       ※旧分析 弱アルカリ性ナトリウムー塩化物・炭酸水素塩温泉
             pH不明 41.7℃ 16.03g/kg H10分析


【備品】  リンスinシャンプー・ボディソープ・ドライヤー
【営業】  
11時〜21時 月曜日定休
【記 録】 2006/08/05 【再訪1】 2008/06/22 【再訪2】 2013/02/23
【再訪3】 2018/07/15

【評価】

施設 ★★★
お湯 ★★
湯上感 ★★★
料金
総合 ★★


【コメント】

 この地区ではJAの大人気施設あぐりタウン温泉の横にある「公益財団法人愛知県健康づくり振興事業団」が運営する、「あいち健康の森健康科学総合センター」の中にある温泉施設兼宿泊施設です。

 施設前の近くに駐車場があるのですが、愛知健康の森としては他にも駐車場があるために駐車場で迷うかもしれません。とにかく背が高くガラス面積の多い施設を目指しましょう。まぁ遠い駐車場でも健康のために公園内を歩くのも良いかもしれませんが・・・。

 この日は19時半からの利用ですが、入り口は宿泊棟の入り口のみで既に他の入り口は閉まっておりました。この宿泊棟の入り口は下手なホテルより作りは良く、フロントも人が常駐しています。フロントに温泉利用の件を伝えると入り口を左手に進み、エレベーターで4階に上がって下さいとのこと。

 しかしこの施設は温泉の看板などで温泉利用施設と告知していない為、見た目では温泉が在ることが判りません。もう少し天然温泉利用の施設が立寄り入浴可能ですよと告知したほうが商売になるだろうになぁ。

 4階に上がると何となく温泉施設らしさが出ています。受付と入泉券券売機で温泉施設と判るのですが、突き当りを右に曲がってそのまま宿泊施設エリアに進んでしまうと完全にホテルです。

 券売機で入泉券を購入し女性スタッフの待つ受付に提出、そのまま左手の男湯の暖簾を潜ります。コインレスの下駄箱に靴を入れて鍵をかけたら、その鍵番号を確認してロッカーを探します。そう、ここは下駄箱キーが脱衣所ロッカーのキーになるのです。

 その下駄箱の鍵でロックが出来るロッカーは、比較的大きくハンガーも2つほどありますがスーツは下を擦りました。まぁ普通の格好であればなんら問題は無い筈です(´ー`)ノ。壁を挟んで反対側には洗面台が設置されていますが、かなりの席数がありますので女性には優しい施設かもしれません。 脱衣の後に浴場へ向かいます。内部は左手に洗い場・正面奥に大きな湯船・右手にサウナと水風呂が設置されており、窓からは周辺の丘陵地帯が一望できます。

 洗い場は仕切ありのタイプで福祉用の椅子も一部に設置されています。シャワーはレバー式でなくダイヤル式なので、お湯の無駄使いに注意しましょう。また鏡やソープ類はしっかり装備されていますのでこれといって不満はありません。

 さっと体を洗い、湯船に向かいます。掛け湯専用の施設はありませんが、替わりに湯船の横に掛け湯用の桶が用意され、しゃがんで掛け湯をするスタイルです。愛知県下では珍しい!Σ(゜□゜*)。

 なお露天風呂は無く、シンプルな構成でスーパー銭湯慣れされた方だとつまらない施設になってしまうことでしょう。ただ浴場の周囲はガラス張りになっており、絶景とはいきませんが周囲の景色は眺められると共に開放的な空間となっています。

 そんな浴場の主浴槽は大きく造られており、大人20人位は浸かれそうなサイズ。湯温は40.5℃程に設定されており、お湯は塩味がかなりきつめで、その陰に塩素味が潜んでいます。鉄分を抜かれたお湯ということで、鉄の味は全くしませんし無色透明です。

 肌触りはヌルヌル〜で入り始めはスッとした炭酸水素塩泉の涼しい感じがするのですが、しばらく入っていると塩化物泉の熱い感じがジワジワと感じられます。お湯の利用状況は循環・加熱・未加水・塩素消毒の施設でこれといった特徴はありませんが、それでも温泉らしさは味わえます。

 窓からは夜景が見え、なかなかロマンチックといいたいところですが、横の「長寿医療センター」の明かりがちょっと目立ちすぎですね(T_T) 。

 湯上がりは階段で降りた3階の片隅にある目立たない休憩室でTVを見ながらゆっくり休むことが出来るのですが、なんか事務所的で落ち着きません。まだ4階のエレベーター前のほうが落ち着くように思えます。

 湯上り感は完全に冬向け塩化物泉の印象が強いのですが、陰でサッパリとした夏向け炭酸水素塩泉の特徴も併せ持っています。割合的には7対3で冬向き温泉と思いますが、冬の空っ風が吹くとヒヤッとしそう・・・。肌はしっとりザラッとした感じで、ここでも感覚が混ざっています。また匂いは微かな鉱石臭と塩素臭が残ります。

 湯上がり後のしっとり肌の持続時間は翌日の朝シャワーまででした。これで鉄分が除去されていなかったらまた違う評価だった筈、施設は綺麗に保てますが温泉が好きな方にはちょっと寂しい温泉かもしれません。


【再訪1】


 気温25℃で小雨の中、午後0時半より約2年ぶりの再訪です。初期の評価では不足がありますので、文章・写真を追加致しました。変更点はソフト面で日曜日のみ11時〜17時の営業時間でしたが、21時までに変更となっていました。ハード面では目に見えた変更点はありません。

 なお昨年のレジオネラ菌事件によって営業停止になった事は、何事も無かったかの様に何もお知らせは掲示されていませんでした。安全面でアピールすれば良いのに・・・(;´Д`)。


【再訪2】


 約4年半ぶりの再訪で状況を確認いたしました。施設・お湯共に新たな変化は見ることが出来ませんでしたが、温泉分析表が更新されていましたので情報を追加致します。


【再訪3】


 気温35℃で約5年半ぶりの再訪で状況を確認いたしました。施設・お湯共に新たな変化は見ることが出来ませんでしたが、湯船横の掛け湯用桶が無くなっていましたので情報を追加致します。



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