坂井温泉(2号泉) 【湯本館】

坂井温泉(2号泉)(さかいおんせん)

【湯本館】




【住所】  愛知県常滑市坂井西側1番地
【電話】  0569-37-0006
【料金】  500円

【泉種】
 
中性含鉄(U)ーナトリウム・マグネシウムー塩化物冷鉱泉
       pH不明 18.4℃ 湧出量不明 7.84g/kg H18分析

         ※旧分析 中性含鉄(U)ーナトリウム・カルシウムー塩化物冷鉱泉
             pH不明 18.8℃ 湧出量不明 8.94g/kg H5分析

【備品】  リンスinシャンプー・ボディソープ・ドライヤー
【営業】  
11時〜21時 不定休
【記 録】 2006/07/17 【再訪1】 2008/01/19 【再訪2】 2016/03/21

【評価】

施設 ★★★
お湯 ★★★
湯上感 ★★
料金 ★★
総合 ★★★


【コメント】

 国道247号から少し入った海沿いにあるホテルで、日帰り入浴に対応しています。この日は友人とBBQを行なった後で、夜20時〜曇りの天気の中で利用です(´ー`)ノ(写真は2回目入泉時のものです)

 一軒で頑張っている施設横の駐車場は表に3台分と裏手に10台分ぐらいあり、この日は裏手にとめます。なお施設の目の前には堤防があり、その反対側は浜辺で中部国際空港セントレアを眺めることができます。

 入り口を入るとすぐフロントですが、誰もいません・・・カウンターの上に「ご用の方は9番へ」との伝言板がありましたので、9番に内線します。10コールぐらいでおじいさんが出てくれました。「温泉入りたいんですけど〜」「ちょっと待ってな〜」なおフロント左横には談話コーナーと卓球台・物産コーナーがあり、予想外に設置されている卓球台に哀愁を感じます。

 待つこと3分、おじいさんがエレベーター横より登場。あいにく500円玉がなく、財布に入っていた2000円札を出すとおじいさんのジャージポケットからお釣りが出てきます。これでいいのか・・・(^^ゞ。

 フロント右側奥にあるエレベーターで5階に上がり、通路を奥に進むと浴場に到着します。男女の脱衣所の間に休憩エリアがあり、鍵付きコインレスロッカー・マッサージチェアとソファ・漫画が本棚にあります。また壁には温泉分析表が掲示されており、温泉であることを主張しています。

 手前が男性・奥が女性の脱衣所となっており、脱衣所内部は一番上が透明な扉で鍵付きタイプのロッカー
(再訪1では鍵無しになっておりました)・それ以外は鍵なしザルタイプと洗面台で構成されています。

 さて脱衣の後、浴場に移動します。浴場は湯気が立ち込め、左右に洗い場と白湯のジェットバス装備の内風呂・壁で囲まれた温泉風呂で構成されおり、白湯の内風呂には狸の置物が入浴中でした(笑)。

 洗い場は仕切りが無いタイプで、鏡やシャワーといった装備は一通り揃っています。さっと体を洗い、白湯の湯船はパスして4人も入れば満員御礼の温泉風呂に入ります。照明は点いていなくて正直暗いです・・・というか怖い!(*_*)
(再訪1では昼間の為太陽光が入ってきて大丈夫でした)

 5分ぐらい我慢して入ってましたが、あまりの不気味さに照明のスイッチがないか探し回ること3分、脱衣所の入り口近くにスイッチを見つけます。良かった〜!。省エネのためか浴場の半分しか照明がついていなかったようです。

 しかし照明をつけたのは良かったのですが、今度は見えて怖い物が・・・壁と天井はかなりきていますし、なんと言ってもお湯がお面の顔から流れ出しているのです。きっと子供は泣くでしょう。明るいうちならまだ良いかもしれませんが
(横の写真参照、再訪時撮影)

 窓からは浜辺と海の向こうに中部国際空港セントレアが良く見えます。さて、温泉はかなりぬるめで白っぽい赤茶色で透明度30cm位でしょうか、鉄味鉄臭ですが匂いはきつくありません
(再訪1では湯温は40℃前半、オレンジに近い赤茶で透明度5cm・鉄味&塩味・弱い鉄臭でした)

 壁の横には「源泉」と書かれた蛇口がついており、蛇口を捻ると透明で冷たい源泉が出てきます。手にすくってしばらくすると肌にオレンジ色の粉が付き始めます、あぁ鉄が酸化していくのが良く判ります(^^ゞ。

 温泉利用状況は加温・未加水・循環・未消毒となっており、未消毒で循環という恐ろしいことになっていました。しかし循環の理由は加温する為となっていますので、そんなに気にすることはないのかもしれません。

 贅沢を言えば源泉掛け流しの加温・未加水・未消毒にして頂きたいですが、客数から考えると無理かなぁ(;´Д`)。なお源泉は18℃で鉱泉ですので、加温は仕方ない温泉なのですがね〜。しばらくコンクリート丸出しの壁を眺めながらゆっくり浸かりました。

 湯上がりは休憩エリアで懐かしい漫画を読みながらゆっくりします。塩化物泉の特徴はほとんどなく、鉄泉の湯上がりです
(再訪1では、塩化物の効果であるポカポカ感もしっかり感じました)。肌はしっとり、微かに鉄臭と岩石臭を感じます。意外にもさわやかな湯上がりで3時間ほど楽しめました(再訪1ではポカポカ感が2時間・しっとり感が翌日朝まで持続しました)

 21時3分前に1階に降りましたら今度はおばあさんが入り口の鍵を掛けているところでした。「まぁ まだおったんかい」 はい、いましたよぉ〜。でも確認してから閉めようよ〜。

 なおタオルは湯船に漬けると全体がオレンジ色に染まり、漬けなくとも濡れた手で部分的に染まりますので、染まっても良いタオルを持参していきましょう( ´・ω・)o。



【再訪1】


 気温8℃で14時過ぎより再訪です。施設はなんら変化がありませんが、営業時間が9時〜20時の営業時間と掲示されているのを発見しましたが、確認するとその掲示は参考程度で今までどおり変わらず11時〜21時までとの事。

 今回は明るい時間に入泉なので、お湯の色がちゃんと判ります。上記文章を手直しして写真を入れ替えました。また温泉分析表がH5年からH18年のものに変わっていましたので更新いたしました。

 評価についてはお湯の評価を★4つにしようか迷いましたが、★3つのまま変動ありません。施設を★2つから風景の点数をUPして★3つに変動です(≧∇≦)/。



【再訪2】


 約8年ぶりの再訪にて状況を確認いたしました。入泉料も施設も温泉分析表も変わらず、営業時間のみ変更となっています。土日は11時〜20時となり、1時間短縮されていました。また平日は16時〜20時となっており、夕方から夜のみの受付となりました。

 温泉に関しては温泉の色が濃い赤茶色から明るい赤茶色になっていましたので、鉄分が少なくなり温泉の鮮度が上がったのかもしれませんね。

 この施設は時間が止まったかのように、10年前から変わっていないです。愛知県の中では貴重な鉄泉、これからも頑張って頂きたいものです。



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