タートル温泉 【天然温泉 ことぶきの湯】

タートル温泉(たーとるおんせん)

【天然温泉 ことぶきの湯】(※旧 三郷やまとの湯)




【住所】  愛知県尾張旭市三郷町栄83番地
【電話】  0561-52-1026
【料金】  630円

【泉種】  三重県:タートル温泉 
      弱アルカリ性ナトリウムー炭酸水素塩・塩化物温泉
       pH不明 30.1℃ 湧出量不明 12.15g/kg H17分析
     ※旧分析 弱アルカリ性ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物温泉 
        pH不明 29.8℃ 湧出量不明 10.35g/kg H3分析

【備品】  リンスinシャンプー・ボディソープ・ドライヤー
【営業】  9時〜翌1時 無休
【記 録】  2011/04/23 【再訪1】 2015/06/14

【評価】


★評価は長距離ローリー輸送温泉の為、行いません。


【コメント】

 2011/3/21をもって「三郷やまとの湯」が閉店し、4/1より新会社での営業がスタートしました。そこから3週間経過し、ようやく落ち着いた頃であろうと再訪いたしました。

 以前の運営会社の時から三重県のタートル温泉を輸送してきているのは判っていましたが、新しい運営会社でも状況は同じです。温泉を掘るコストとそれでも温泉が湧出しなかったときのリスクを考えると、温泉を買ってきたほうが良いという考え方もあるのでしょう。

 この日は雨が本降りとなっており、外見の写真は変更が無い為に以前の写真をそのまま利用しています。営業開始と同時に利用したのですが、営業開始前から数名の方が横の無料である施設駐車場で待って居られました。

 施設の看板には「天然温泉」の文字が大きく入っており、天然温泉利用であることがアピールされていますが、残念ながら運び湯であることは施設内に小さく掲示されている紙を見ない限りわかりません。

 施設内は左側に100円リターン式下駄箱、右手にマッサージ処や休憩処・食事処・フロントが設置されています。下駄箱に靴を入れてフロント左横の2台ある券売機で入浴券を購入、フロントに行くと女性スタッフに下駄箱の鍵と入浴券の提出を求められ、入替で脱衣所のロッカーキーを渡されます。

 脱衣所はフロント右奥にあるのですが、内部はロッカー・洗面台・マッサージ機1台・ベビーベットで構成されており、壁にはしっかり温泉分析表が掲示されています。渡された鍵の番号と同じロッカーを探すのですが、そのロッカーは標準タイプと少し大きめタイプの2種類ありますので、大きなロッカーを希望される方は先にフロントで伝えたほうが良いでしょう。

 脱衣の後に壁の温泉分析表を眺めて、どんな温泉なのかを確認してから浴場に向います。内部はスーパー銭湯にしてはコンパクトな空間ですが、サウナ・水風呂・洗い場・イベント風呂・シルキーバス・ジェットバス・座湯で構成されています。

 また窓の外には露天風呂も設置されており、露天風呂へ出る為の通路横にはもう一つの低温サウナも設置されていました。さすが全国展開のスーパー銭湯クループの施設を居抜きしたので、一通りの湯船や装備を揃えていますね。

 洗い場は仕切りが無いタイプで、鏡やシャワーなど快適装備はしっかり揃っています。ただシャワーはボタン式なのですが、以前の運営会社同様に5秒ほどでお湯が止まってしまいます。出来ればお湯を10秒間出してもらえる設定だと助かるのですがねぇ(*_*)。

 内風呂は先に書いたように色々な湯船があるのですが、残念ながら全ての湯船が白湯の為に今回も入りませんでした。まぁ輸送されて来た温泉なので湯量が限られている以上、湯船も温泉利用は露天風呂のみに集中しているのでしょう。

 温泉利用である露天風呂は内風呂から窓越しに眺めることが出来る横に設置されており、岩風呂風の造りとなっています。40℃程に設定された露天風呂のサイズは大人10人が同時に浸かれる程のサイズであり、中央には屋根があるために数人は悪天候時でも雨をしのぐ事ができます。

 また露天風呂の奥には打たせ湯が設置されており、その奥には裸でごろ寝できる様な休憩エリアも設置されています。ようやく三重県亀山市から運ばれてきたタートル温泉を楽む為に、ゆったりリラックスできるように浸かります。

 お湯の利用状況は加水・加温・循環濾過・塩素消毒ということで、運び湯としては普通の利用状況です。お湯としては無色透明・塩素臭・塩味と塩素味が半々ですが、ぬるっとした肌触りは今までの中でも加水されながらも上位にランクします。加水する前はどれだけヌルヌル感が味わえるの?(^^ゞ。

 なお温泉特有の岩石臭がまったく飛んでしまっており、痕跡があるかなぁというレベル。やはりお湯は死にかけているようなイメージを受けます。それでもしっかり特徴が感じられるのは元の温泉がかなり凄いのでしょう。

 露天風呂の横は塀を隔ててすぐ名鉄瀬戸線の線路のため、電車の走行音が良く聞こえます。この環境は三重県の片岡温泉と同じようなものなのですが、車両の姿は大きな塀の為に何も見えません。鉄道マニアな方にはきっと寂しい施設かもしれませんね。

 しばらくサウナと露天風呂を往復しつつ、最後にヌルヌルな湯船にしっかり浸かってから露天風呂を後にしました。なお露天風呂の横にも温泉分析表が掲示されていましたので、じっくりお湯を確認したい方には良い施設でしょう(´ー`)ノ。

 湯上りはフロント前の休憩エリアでゆったりTVや新聞を読みながら寛ぐことが可能です。しかしながらソファの数はそんなに多くはありませんので、時間帯によっては席不足になりそうな気がします。

 湯上がりの効果は、その日の夜まで肌の水分が持っていかれたようなかさつき感が残ります。これが運び湯且つ加水・循環濾過されていないような温泉であったら、どれほど良いお湯なんでしょう。おそらく加水前の状態であれば岐阜の中津川温泉やしろとり温泉よりも上にランクされることでしょう。ぜひタートルエースゴルフクラブさん、一般開放してください!



【再訪1】


 約4年ぶりの再訪にて状況を確認いたしました。入泉料が500円→630円に変更されており、消費税増税以上に値上がりをしておりました。

 また浴感は変更ありませんが、湯上り感が変化しており、水分が持っていかれた感覚が無くなりました。さっぱりとした感覚ながら、体は内面が弱いポカポカ感が得られ、1時間ほどで消えてしまいました。

 なお施設等に変更は見られませんでした。



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