長久手温泉 【ござらっせ】

長久手温泉(ながくておんせん)

【ござらっせ】




【住所】  愛知県長久手市前熊下田170


【電話】  0561-64-3511
【料金】  720円(長久手市民は「あったかぁど」にて割引あり)

【泉種】  アルカリ性ナトリウムー塩化物温泉
       pH8.8 34.0℃ 120L/分 1.51g/kg H24分析
      
旧分析:アルカリ性ナトリウムー塩化物温泉 pH9.0 33.2℃ 110L/分 1.51g/kg H14分析

【備品】  シャンプー・リンス・ボディソープ・ドライヤー・ブラシ・櫛
【営業】  9時〜23時 第1月曜日定休
【記 録】 2006/03/17 【再訪1】 2006/11/01 【再訪2】 2007/11/02
【再訪3】 2008/06/08 【再訪4】 2009/12/18 【再訪5】 2012/07/08
【再訪6】 2015/06/28 【再訪7】 2021/07/18

【評価】

施設 ★★★★
お湯 ★★
湯上感 ★★
料金
総合 ★★★


【コメント】

<天の湯>

 会社が終わってからの夜20時より入泉となりました。過去私も長久手町に住んでいたことがあり、前回は前職場の同僚とバッタリあったこともある施設です。愛知万博期間が終わらないと再訪は無理だなと思いながらもなかなか行くことが無かったのですが、その理由はあまりお湯の評価が良くなかったから・・・(>_<)。

 まあ過去のことは良いとして万博関係で金回りが良くなった長久手町
(後に長久手市)が、2005年の万博前に完成させた施設でとても綺麗です。この建物は温泉施設以外にレストランや福祉の家などの他の公共施設も併設されています。

 まずは施設内に入ると天井の高い空間があり、イタリア料理レストランやお土産屋さんがあります。その端に温泉施設の入口があります。

 施設内に入ると左手にコインレスで利用出来る下駄箱・正面左手にフロント
(再訪4で右手に変更)・正面に和室風の休憩エリア(再訪1ではこのエリアは髪切処に変わりました)・右に食事処が設置されています。下駄箱にに靴を入れフロントへ向かい、女性スタッフに下駄箱の鍵と700円を提出すると脱衣所のロッカーキーを渡されます(再訪4では下駄箱の鍵を出さなくてOKになり、ロッカーキーも受け取りませんました)。「本日は男性が2階となっております。」と案内されます。

 ここは週替わりで1階の和風〈地の湯〉・2階の洋風〈天の湯〉が男女入れ替わりです。前回も洋風で今回も洋風か〜とぼやきながら2階へ上がります。2階には休憩エリアやマッサージ処が設置されていますので1階の和風風呂に浸かった後はぜひ2階に上がりましょう(´ー`)ノ
(再訪4では広い休憩エリアは岩盤浴に改装されました)

 脱衣所は施設相応に広く、利用者もかなり多くいらっしゃいます。キーを確認しながら指定されたロッカーを探します
(再訪4では100円リターン式ロッカーに改装されました)が、基本的には普通のロッカーサイズなのです。一部大きなサイズもありましたので利用される方は先に受付時に申し出ておくと良いでしょう。常に清掃のおばちゃんが掃除を行っており、とても綺麗です(≧ω≦)/。

 また洗面台やベビーベットもしっかり装備されていますので、若い方でも利用しやすい施設となっています。さらに壁にはしっかりと温泉分析表が掲示されており、温泉利用施設であることをアピールしています。

 さっと脱衣の後に浴場へ向かうのですが、浴場に入ったとたんに白い空間と塩素臭が鼻に入ってきます。入ってすぐに掛け湯があり、正面に洗い場・右側にこれでもかというほどの各種湯船及び露天風呂・左に椅子が並んだ休憩エリアがあります。

 洗い場は独特の造りになっており、仕切りありと無しの2パターンあります。一通りの装備が揃っておりなんら不満はありません。さすが新しい施設といったところでしょうか。ただ席数は多いのですが、独特の造りの為に奥へ入り込むと方向感覚が失われます(^^ゞ。

 湯船はジャグジー・ジェット・イベント湯・サウナ・水風呂・打たせ湯などで構成され、それぞれが広く取られています。まずは無難にジャグジーなどが付いていない湯船から浸かります。笑えるのは「天然温泉」「白湯」というプレートがいっしょに貼ってあること、駄目じゃん!
(再訪1では「循環湯」と表示が変わっていました。温泉利用だったんだ・・・。再訪5ではその表示もなくなりました)。湯温は41℃程に設定されており、比較的熱めに設定されております。

 高見風呂という源泉風呂は薄い黄色をしており、微かな岩石臭。お湯が出ているところが変色しています。塩化物泉となっていますがしょっぱい感じは殆どしません。体がじわじわ温まっていくのが判ります。

 しかしこの湯船は一番高いところにあるので子供の目に付くらしく、ゆっくり入るのは至難の業。お湯はいいのは再発見しましたが毎時9000Lの動力汲み上げでは1分間に150L、それを男女に分けて75L、これだけの施設は到底賄い切れません。もっと小さな施設を作れば温泉が生きる筈。施設がお湯を殺してしまっている良い例でしょう。

 お湯をまともに味わえるのは源泉掛流しの高見の湯1箇所のみで、他の湯舟は天然温泉と有りますが白湯と思えるほど温泉らしいお湯ではございませんでした。お湯の利用状況は高見の湯を除いて循環・未加水・加温・塩素消毒となっております。

 露天風呂は3つの湯船で構成され、ガーデニングされた大きなベランダといった趣です。残念ながら眺望はありませんが、ガーデニングされた庭を見ながら火照った体を休ませるにはちょうど良いかもしれません。

 湯上りは休憩エリアでTVを見ながらゆっくりすることが出来ます。複数の休憩エリアが存在するために、休憩スペースで困ることはありません( ´・ω・)o。

 湯上がり感は源泉で浸かって評価。塩化とはいえやはり薄い感じで他の塩化物泉より温まりません。ただ突っ張り感は感じますし、疲労もそれなりに出ます。温泉が好きな人にはお勧めしませんが、バリアフリーで家族全員が楽しめる銭湯としては良いと思います。



【再訪1】


<地の湯>

 季節の変わり目で急激に体の疲れが蓄積した事を自覚、会社が終わった後に気温16℃の晴れの中再訪しました。今回は和風の雰囲気が楽しめる「地の湯」を評価させていただくのですが、脱衣所入り口は天の湯とは異なりフロントのすぐ近くにありますので注意しましょう。

 脱衣所は天の湯の脱衣所と同じ造りで、特に変わったものはありません
(再訪4ではロッカーが100円リターン式に変更されました)。この辺りは同じ施設なのでこんなものでしょう。

 浴場は2階と異なり、天井が低く圧迫感を感じる程です。浴場内は大きな内湯にジャグジーバス・電気風呂が横に並び、中央に閉鎖的な源泉風呂・その奥にイベント湯(再訪4では人工炭酸泉)・ジェットバス・サウナが設置されています。

 右奥の洗い場は仕切の大きな所、小さな所、ナシの所と3パターン有り、照明が錆び始めています・・・
(再訪4では改善されていました)。ここでも天の湯同様に装備はしっかりしていますのでなんら不満はありません。

 湯舟は木の湯舟以外は温泉を利用しており、2階の利用状況とは差があります。源泉掛け流し「地の湯」は浴場の中心に壁で囲まれており、周りと隔離するために「ここは瞑想用?」と思ってしまうほどです(>_<)。

 露天風呂は岩風呂・打たせ湯・屋根付き露天とあり、人工の滝と川がその横にあります。なんか露天風呂にしてはかなり雰囲気造りに気合が入っていますなぁ。しかも夜のライトアップが非常に上手く演出されており、和の雰囲気を堪能できました。こりゃ天の湯より地の湯のほうがいいですな(*^_^*)。

 お湯は源泉風呂で評価しますが、今回は渋い塩味をハッキリと感じることが出来ました(*^ 0 ^A。但し循環湯を使用している湯舟はそれなりの塩素臭・塩素味を感じます。ただ岩石臭は塩素臭の裏にしっかりと残っていますので温泉であることは間違えありません(´ー`)ノ。

 湯上り感はしばらくポカポカ温まる感覚があるのですが、1時間ほどでなくなります。また肌はパリッとした感じからしっとり感に変わり、ざらついた肌触りが残ります。

 1階と2階では施設・お湯の利用状況に大きな差があります。1階の和風に当たればラッキー!平均するとまぁこんなものでしょうか(´ー`)ノ。


【再訪2】


 1年ぶりの再訪です。気温10度・晴れの中21時過ぎより入泉です。今回も1階の「地の湯」が男湯です。まず施設面の変更があり、受付近くにあった和室の休憩エリアが美し處(髪切処)に変わっていました。これによってゆっくり出来るエリアは2階のみになりました。

 お湯は前より少し薄くなった感じで、塩味が本当に微かになっています。井戸が不調なのか成分が変化したのか、それとも源泉掛け流し利用の湯船が名前だけになったのか判りませんが、残念です(>_<)。評価は変更しようか迷いましたが、保留にしました。

【再訪3】


 気温28℃で良い天気の中、AM11時過ぎより入泉です。2階の「天の湯」の評価が甘いので再訪しました。また施設横には地元の農産物直売所が開業し、一段と賑わっておりました ヾ(^ω^*) 。最初の評価文を追加・修正いたします。


【再訪4】


 気温1℃で寒空の下、新型インフルエンザでしばらく謹慎状態であった体と気分を正常に戻すために再訪、地の湯を利用いたしました。12月8日にリニューアルオープンしたとのチラシが掲示されており、リニューアルされたことを始めて知りました。

 変更点は受付が入口左奥から右側に移動、今まで受付のあった場所はTVが設置された小さな休憩エリアに変わり、右奥に隠れるような位置に広い休憩エリアが設置されました。

 なお2階にあった休憩エリアは岩盤浴コーナーになり、休憩エリアは自販機横の廊下を歩いて奥の隅に小さく設置されたTV付和室だけとなりました。

 また脱衣所のロッカーや浴場内も変更されており、今までロッカーは指定だったのですが100円リターン式で自由に選べるようになり、白湯利用だった湯船が人工炭酸泉利用に変更・あかすり処の設置となっていました。さらに脱衣所に今まで掲示されていた温泉分析表は、残念ながら詳細不明な分析表に変更されてしまいました。

 岩盤浴や炭酸泉など、今となってはどこの民間スーパー銭湯でも備えているような設備を整えた第3セクターの施設。がんばってますな〜(´ー`)ノ。再訪1の文章を手直しするとともに写真を追加いたします。



【再訪5】


 約2年半ぶりの再訪にて天の湯の現状を把握致しました変更点は営業時間が変更されており、朝10時〜23時→朝9時〜23時となりました。なお評価に変更はありません。


【再訪6】


 約3年ぶりの再訪で状況を確認しました。この日は1階の地の湯が男湯となっており、露天風呂はイベント湯として唐辛子の湯となっていました。正直温泉の良さが全く感じられず、源泉風呂も塩素臭が以前より強く感じられました。なお温泉分析表の分析年がH24に修正されていましたが、温泉分析表の値は変更されていませんでした。公式HPの記載情報をもとに更新を行いましたが、本物の温泉分析表コピーを掲示して頂きたいものですなぁ。


【再訪7】


 約6年ぶりの再訪にて状況を確認いたしました。コロナ禍ということでこの施設の横ではワクチンの集団接種が行われていました。この日も1Fが男湯となっており、施設はこれと言って変化はなく、混雑していました。温泉分析表も変化はありませんでしたが、入泉料が700円⇒720円に変更されていましたので、情報を更新いたします。



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