三蔵温泉 【名古屋クラウンホテル】

三蔵温泉(みつくらおんせん)

【名古屋クラウンホテル】




【住所】  愛知県名古屋市中区栄一丁目8番33号


【電話】
  052-211-6633
【料金】
  1500円

【泉種】
  中性単純温泉
       pH7.1 28.7℃ 64L/分 0.17g/kg H29分析

         ※2号泉:中性単純温泉 pH不明 28.7℃ 湧出量不明 0.18g/kg H19分析
         ※1号泉:中性温泉法第2条適合泉(メタけい酸にて適合)
              pH不明 24.1℃ 69L/分 0.25g/kg H17分析(配管老朽化で未使用)

【備品】  シャンプー・リンス・ボディソープ・石鹸・ドライヤー・剃刀・タオル小2枚
【営業】  8時〜10時 15時〜20時 不定休
【記録】  2006/07/08 【再訪1】 2007/04/07 【再訪2】 2008/07/05
【再訪3】
2011/03/06 【再訪4】 2013/07/06 【再訪5】 2024/01/20

【評価】

施設 ★★★★
お湯 ★★★
湯上感 ★★
料金 -
総合 ★★★

【コメント】

 会社行事で昼間から呑み、夕方からまた呑むという日の間に行ってきました。スーツの上に気温30℃超の気象条件・・・少し歩くだけで汗がダラダラと流れ、栄から伏見まで大したことがない距離なのに今日ばかりはへばりました。劇団四季の建物のすぐ近くで、観客者が結構歩いていました。

 車で行かれる方は近くのコインパーキングを使用しましょう。残念ながら駐車場は宿泊者専用となっており、宴会客も駐車場を利用することは出来ません。ここは公共交通機関で買い物や演劇ついでに訪れたいものですね。

 茶色いホテルの正面玄関には「三蔵温泉」の幕があり、温泉利用のホテルであることがすぐ判ります。施設内に入ると正面にフロント・左手にラウンジと喫茶コーナーがあり、普通の大規模ホテルです。

 早速フロントにて女性スタッフに温泉利用を告げると、入泉料を徴収されてタオル大小と金券500円×2枚(ホテル内有効・期限3ヶ月)をもらいます。普通のホテルですのでフロントの対応はさすがです。
(再訪3では小タオル2枚になりました)

 浴場はフロントのさらに奥へ向かうと案内が出ており、時間によって「壱の湯」と「弐の湯」に男女が入れ替わるスタイルです
(再訪2で日帰り入浴時間は壱の湯が男湯・弐の湯が女湯に固定されました)

 この時間は壱の湯ということで突当たりを左手に曲がりエレベーターで地下1階まで下がります。途中に温泉成分表(木製)が飾られて、源泉が流されています。それを見る限り少し白く濁ったもので触るとさらっとした感じです。

 地下1階のエレベーター正面に脱衣所の看板があり、誰でも迷うことなく脱衣所へ行くことが可能です。なお「壱の湯」の奥には「参の湯」もありますが、いつ行っても閉鎖されています。一体いつ開放されるのだろう?(*_*)。

 脱衣所の暖簾を潜ると和風の雰囲気で、鍵付もしくは入れるだけの下駄箱がお出迎えしてくれます。靴を入れて内部へ進みます。脱衣場内部は洗面台とマッサージチェア・コインレスの鍵付きロッカーと貴重品ロッカーと籠で構成されています。なお大きなロッカーはありませんので、都会にありながらもスーツには向かない施設です。

 脱衣所の壁には先ほど見たものより詳しいH17年の成分表と利用状況が掲示されており、湯温が25℃以下ですので正しくは鉱泉ですなとつっこみます
(再訪時、2号泉で25℃以上になり、温泉になりました)。さらに洗面台横には大きな水槽が設置されており、熱帯魚が優雅に泳いでいます。 

 ささっと脱衣の後、水槽の反対側にある浴場へ向かいます。浴場は薄暗く、掛け湯なし・左右の洗い場と正面奥の内風呂1つのみで構成されています。

 洗い場は仕切りが無いタイプですが、シャワーや鏡といった快適装備は一通り揃っています。ソープ類はこれといって特徴はありませんが、さすがはホテルだけあって不満はなんらありませんね(´ー`)ノ。

 さっと体を洗い湯船に浸かります。暗くて正確ではありませんが、色は茶褐色の透明度は20cm位、どうやら鉄を含んでいるようです
(再訪2では2号泉は透明度50cm位に変化、再訪3ではもっと透明度が上がっています)。が、成分表では全く大したことはありません。

 フロントの近くでみた鉱泉とイメージは全く異なります。今日の温泉は変化が絶好調なのでしょうか(^^ゞ。湯温は42度後半位で少し熱めに設定されていますので、あまり長風呂は出来ません
(再訪2・3では40℃程に設定されていました)。  

 お湯の利用状況は循環・加熱・消毒付とのことで軽く塩素臭・塩素味。加水の有無は明記されていませんでしたが、加水無しと思われます。お湯はそれなりに湯船から流れ出しており、循環ながらお湯の新湯投入量はそれなりにあるようです。街中の温泉としては利用状況が比較的良いほうではないでしょうか。

 湯船横の窓が開いており外の風が心地よく入ってきます。一応地下なので風景はありませんが人工的に作られた滝が窓一杯に見える上、自然光が差し込んできます
(再訪2時にこの滝は止められてタイルはボロボロになっていました、再訪3では滝が復活、タイルも綺麗にされていました)。    

 都会に安らぎを求めた施設としては成功でしょう。特に金額が高めですが、金券でバックされますので食事も一緒にされる方には良いところなのでしょう。

 湯上りはホテルのロビーでゆっくりすることが出来ますが、ぜひここは受付時にもらった金券で喫茶コーナーにてゆっくり水分補給しつつ新聞など読みながらリラックスしましょう。

 湯上がり感は火照ることなく、微かな清涼感を感じます
(再訪2時、肌はサラサラながら体が火照り、しばらく扇風機の前にいました)。が、外に出たとたん汗がダラダラに変身です。やはり成分は濃くないのですね・・・じゃなくてアルコールが体に入っていたためかもしれません、いつかアルコールが入っていないときに再評価してみます(再訪2ではポカポカ感が4時間ほど続き、肌のサッパリ感は夜遅くまで持続しました)


【再訪1】


 会社の行事が終わってから寄ってみました。今回は気温不明、雨の中17時半〜の利用ということで「弐の湯」を評価します。なお今回もベロベロではありませんが飲酒後の評価になってしまいました(T_T) 。 

 なお施設としては利用時間・金額・方法はなんら変わっていませんが、壱の湯利用時にはリンスINシャンプーが弐の湯はリンスとシャンプーは別々になっていました。しかもそのシャンプーは「お茶のソープ」、結構匂いが強いです。 

 その弐の湯はフロント奥の突当たり右にあり、壱の湯とは脱衣所から造りが異なります。おそらく作った時期が異なると思われます。暖簾を潜ると鍵あり・鍵なしそれぞれの下駄箱がありますのでそこに靴を入れます。

 脱衣所は1階・休憩エリアはそこから2階に上がる造りになっており、壱の湯よりゆっくりすることが出来ます。壱の湯同様にロッカーはコインレスで鍵付と篭が有り、弐の湯も大きなロッカーは有りませんのでスーツには不向きです。

 浴場は内湯1つに露天風呂1つの構成になっており、内湯の両サイドに仕切り無しの洗い場があります。浴場内は強めの檜の香りがしており、変に高級感を感じます。 

 温泉法はクリアしていますが、療養泉の基準はクリアしていない為に泉種の名前がつかないお湯は、前回同様鉄泉に近いものであり、茶色のにごり湯です。まろやかな鉄味と苦味でほとんど匂いの無いものですが、苦臭と鉄臭は微かにあります。
(再訪2以降、2号泉に切り替わり、茶色のお湯は透明度が上がりました)

 露天風呂は直接外を見ることが出来ませんが、ステンドグラスによって光が入るようになっており、雨風を感じることが出来ます。露天風呂の小さな湯船の上はちゃんと屋根がありますのでゆっくり浸かることが出来、投入されるお湯は源泉と思われます(≧∇≦)/。でもしっかり循環によって温められていますが・・・。

 お湯は前回同様循環・加熱・塩素消毒となっていますが、加水の有無は不明、塩素臭はホントにわかりません。お湯との相性が良いようですね。

 湯上りは2階の休憩エリアでゆっくりしてから地下鉄の伏見駅に向かいます。後から体が温まるお湯で肌はさらりとしています。効果の持続性はポカポカ感・さらり感とも翌日朝まで持続しました。なお評価は変化ありません。


【再訪2】


 気温32℃で良い天気の中、15時より今回も会社の行事帰りに利用しました。初回の評価文を手直しの上、写真を追加します。なお料金及び利用時間が変更されましたのでデータを変更します。11時〜21時半までだったのが11時〜16時半の利用時間になり、1400円が1700円の入泉料となりました。さらに壱の湯は男湯・弐の湯は女湯に立ち寄り入浴は固定されてしまいました。残念!(-_-;)(宿泊なら夜入れ替わるので両方楽しめます)。

 さらに源泉が井戸管老朽化に伴い1号から2号にバトンタッチ。2号の明記はありませんが温泉分析表もH19年分析に変更されており、源泉温度が上昇したことによって1号の「温泉法第2条適合泉」から「単純温泉」に変更されました。


【再訪3】


 気温11度で良い天気の中、お昼に再訪しました。名古屋にて用事がありその後の予定も詰まっていると、おのずと利用する温泉施設は限られてきますね。今回の変更点は今までタオルが大小各1枚だったのですが、小2枚に変更されていました。またお湯は今までより透明度を増していましたが、しっかりと汗が出る温泉でした。


【再訪4】


 約2年ぶりの再訪にて、約5年ぶりの「弐の湯」を利用いたしました。「壱の湯」・「参の湯」はこの日女風呂になっており、日によって男女入れ替えていることを確認いたしました。

 施設・サービスに変更はありませんが、弐の湯もしっかり源泉が2号泉利用の為に透明度は前回同様高くなっていました。

 今回は「弐の湯」での評価でしたが、お湯が少々お疲れのような肌触りでした。よってお湯の評価を★4つ→★3つに変更いたします。


【再訪5】


 約10年半ぶりの再訪にて状況を確認致しました。さすがに10年の時間は大きく、コロナ禍も挟んでいるために変化していました。変更点は下記の通り。

・入泉料は金券1000円付きの1700円⇒金券なしの1500円に変更されていました。
・立寄り湯の受付時間は11時〜16時30分(木曜日14時〜)だったのが、
 
8時〜10時・15時〜18時となりました。
・温泉分析表が更新されていました。
・1号・2号泉は無くなり、今までの2号泉が名前を変え1つの源泉となりました。
・地下壱の湯は女性・1階弐の湯は男性に固定されていました。

以上で施設面では変更はありませんが、入泉料や営業時間で大きく変化していました。


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