気温21度で小雨が降る中、朝10時より入泉です。過去3年ほど前に入泉したことがあるのですが、評価は今回が初めてです。本当はもっと早く入泉予定だったのですが、込み合う施設と判っていましたので避けておりました。遅くなりましたが評価させていただきますm(_ _)m。
駐車場に警備員の指示に従って車を止め、施設に向かいます。途中には地元の農作物や植木の販売やイベント事が行われており、温泉以外にも楽しめるようになっています。また駐車場の一角には温泉スタンドも設置されており、軽トラに積んだタンクに入れている老夫婦がいらっしゃいました。
施設は10時まで入り口が閉ざされ、他の方がすでに並んで居られます。最終的には10名ほど待っており、人気の高さが伺えます。
施設に入ると正面にお土産コーナー・左に100円リターン式下駄箱(一部無料の棚式)・右に小さな休憩エリアとさらに奥には軽食コーナーとレストランが設置されています。
初めて利用する方は下駄箱のあとにどこへ行けばよいのか判りにくい施設で、入泉券を購入する為に下駄箱よりさらに左奥へ進むと券売機が設置されています。
入泉券を購入してさらに奥にある階段で2階に上がりましょう。上がると番台が待ち構えており、その正面にも券売機が1台設置されています。
番台に入泉券を提出し、「メンバーカードはお持ちですか」と確認されます。前回来た時は1年の有効期限付きのモノだったので今回はもらいませんでしたが、1年に数回通われる方はぜひ利用しましょう(´ー`)ノ。小さなタオルが入った袋のみ受け取り、右の脱衣所に向います。なおこのタオルはお持ち帰りOKです。
この日は右手の脱衣所が男となっておりました。脱衣所は100円リターン式で普通のサイズのみ、一応少ないながら篭も置いてあります。またベビーベットも装備されており、お父さんと赤ちゃんの組み合わせでもOK!、さすが人気施設の気遣いは違いますね(´ー`)ノ。
さっと脱衣の後、浴場に向かいます。実はここで一般客と地元民で行動が異なります。一般客は脱衣所中央近くにある出口から内湯と露天風呂へ移動するのですが、地元の方は脱衣所奥のドアより階段で上がる浴場に向かいます。
その理由はちゃんとあり、上にある浴場には源泉風呂があるためにそちらへ向われるのです。無論源泉風呂は未加水・未加熱で35度程の湯温で長湯が可能、4人で満員御礼のサイズなので常に混みあっています。
今回で2度目の利用なので階段上の浴場は混雑していると判断して私はその流れに乗らず、まだ誰もいない筈の中央に設置されているの内湯及び露天風呂の出入り口に向うことにします(´ー`)ノ。
まずは内湯、こちらは入ると飲泉所と掛け湯がお出迎えしてくれます。飲泉所は常に源泉が流されており、その源泉は川になって湯船に流れていきます。きっと子供には大人気のような演出ですね。
洗い場は掛け湯のある壁の反対側にあり、仕切りが無いタイプです。ソープや鏡など装備は一通り揃っており、シャワーは押しボタン式なのですが、比較的長くお湯が出ますので安心して利用できました。
内湯は3つの湯船とミストサウナで構成されており、内容はお湯に浸かれる座湯・檜湯・大湯船です。座湯には先ほど書いた飲泉所のお湯が流れ込んでおり、ここでは一番良いお湯になっていると思われます。
お湯は無色透明・岩石臭と塩素臭を感じられ、飲泉所での味は苦味と鉄分の裏に微かな塩味を感じることが出来ます。
お湯の利用状況は循環・加熱・次亜塩素酸消毒・未加水となっており、この手の施設としては一般的です。循環といっても肌触りが軽いヌルヌルをしっかりと感じることができますので、ヌルヌルなお湯が好きな方にはたまらない泉質ではないでしょうか(≧∇≦)/。
露天風呂は半円形の湯船と大きな酒樽を改造したような湯船があり、ミストサウナに似た効果が得られる登り窯風呂が3つほど設置されています。
酒樽?風呂横には地元の地酒容器がずらりと並べられており、酒好きな方にはたまりません。また登り窯は1つ4人ぐらい入れる大きさで、水滴の滴る音が中に響き渡り、檜の香りが心を癒してくれます。これはいい(^^ゞ。
さて、階段を上がって上の浴場に移ります。こちらは造りが凝っているわけでなく、シンプルな内湯と洗い場のみで構成されています。こちらも洗い場は仕切りが無く、装備は下の洗い場と変わりません。
また湯船は2つあり大きな湯船は循環湯で、小さな湯船は先ほど紹介した源泉湯船になります。さすが源泉湯船はぬるい為に気が付くと時間があっという間に過ぎてしまうので、周りを見ながら上がるタイミングを見極めましょう。結構皆さん待ってらっしゃいますから・・・。
湯上りは2階の番台反対側にある休憩エリアか、1階のベンチで休むことが出来ます。しかしお客さんがどんどん入ってくる風景を見ると、午後からはあまりゆっくり出来る環境ではなさそうです(>_<)。
湯上り感は意外とスースーせずにサッパリしており、微かに体がポカポカと温まる感覚が残ります。肌はちょっとざらつきつつも、時間が経つにつれてしっとりとしてきます。なお持続力は徐々に衰えてポカポカ感は2時間後、肌のしっとり感は翌日朝のシャワーで消えました。
施設としては同じ三重県の島ヶ原温泉【やぶっちゃの湯】に似たようなシステムと造りで、だれでも温泉を楽しめる施設ではないでしょうか(´ー`)ノ。
【再訪1】
約9年ぶりの再訪にて状況を確認いたしました。今回は向かって左の脱衣所及び浴場を利用したのですが、全く趣が異なりました。源泉風呂は大小2つあり、小さい湯船は40℃で4人が浸かれるサイズ、大きな湯船は38℃に設定され、源泉風呂ながら10人が浸かれるサイズとなっております。
基本お湯も施設もほとんど変化がありませんでしたが、温泉分析表が更新されていましたので情報を更新いたします。それにしても9年の間に値上げもなく、施設もお湯も変わらないとはすばらしいですね〜(´ー`)ノ。評価に変動はありません。