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永和温泉(えいわおんせん)

【天然温泉 華の湯】※運び湯




【住所】  愛知県東海市荒尾町丸根1-21


【電話】
  050-5576-7702

【料金】  950円(平日 800円)

【泉種】
  弱アルカリ性ナトリウムー塩化物・炭酸水素塩温泉
       pH不明 48.0℃ 湧出量不明 1.34g/kg H27分析

【備品】  リンスinシャンプー・コンディショナー・ボディソープ・フェイスソープ・ドライヤー・櫛・剃刀
【営業】  10時〜24時30分 無休
【記録】  2021/02/07

【評価】

施設 ★★★★
お湯 ★★
湯上感 ★★★
料金
総合 ★★★


【コメント】

 掲示板にて「ひろさと」様よりオープン情報を頂き、確認・評価させて頂きました。名古屋市から少し南に位置しており、車でのアクセスはとても良い施設となっています。横には母体である「ルートイングランティア」が建っており、その付属施設として設置されています。駐車場は分散して造られていますが、どこも空きスペースがありましたのでスムーズに駐車します。

 2020年9月29日オープンの施設は失礼ながら薄っぺらい和テイストで造られていますが、鉄骨の真新しい建物。オープンして間もない施設であることは判ります。

 施設内は入ってすぐ正面に下駄箱が設置されています。その下駄箱はコインレスの鍵付きロッカーになっていますが、かなりコンパクトに造られているので人数が多いと順番待ちになってしまう下駄箱の造りとなっています。

 下駄箱の次は左手に進み左右に通路が動線がある通路を右に進むとフロントに到着。女性スタッフに下駄箱の鍵を渡して、どのプランで利用するか確認されますので「温浴コース」で利用させて頂きます。なお「リラクゼーションコース」だと1200円ですが、リラクゼーションルームが使用でき、漫画や書籍・雑誌を専用の寛ぎスペースで堪能することが出来るそうです。

 会計は退館時に清算するシステムで「右の通路を進んですぐ左が男性です」と案内を受けながら脱衣所ロッカーの鍵を受け取ります。

 受付右奥を進みますが、確かに男湯は受付過ぎてすぐ左手、女湯はその通路突き当りに暖簾が掛かっています。家族での待合の場は混みあっていると、ベンチしかありませんので少ないかもしれません。

 脱衣所内部ののロッカーは全て同じサイズ、日焼けマシーンやベビーベットはありません。その代わりホテルの為アメニティは一通り揃っており、水も紙コップで飲めるようになっていました。

 壁に掲示されている温泉分析表を確認すると源泉名が「永和温泉」!?愛知県愛西市の?運び湯?・・・愛知県の温泉部会審議資料をWEB上で定期的にチェックしているのですが、掘削申請はこの住所でされています。でもポンプの申請許可が出ていない・・・ということは自噴もしくは温泉が出なかったかの2択です。

 ここからは推理です。温泉分析表には源泉住所が掲示されていません。湯温はほぼ同じで泉質も同じ。審議会資料の掘削深度からみて自噴はなく、近隣の源泉を確認しても成分的に少なく、永和温泉のH18温泉分析表をUPしている方の写真をみても大差はない・・・。推測するに愛西市からの運び湯、まさか東海市で永和温泉に出会えるとは思っておりませんでした。(従業員に確認しても?でした)

 さっと脱衣の後、浴場へ向かいます。浴場は薄暗く脱衣所の規模から考えるとコンパクトに造られており、左正面に掛湯と洗い場・右正面にサウナと水風呂及び露天風呂・正面に内湯2つが設置されています。

 洗い場は高さが少し低いながらも仕切りがあり、一通りの快適装備が揃っています。まぁその辺はオープンしたばかりのホテル施設なので、逆に「シャンプーバーが無いな」とも思ってしまいましたが、十分快適に利用できます。またソープ類は匂いがキツくありませんので気持ちよく利用できました。

 しっかり体を綺麗にしたのち、内湯に向かいます。内湯は2つあり大きいメインの湯船が温泉利用・小さい方イベント湯となっております。この日のイベント湯は殆ど匂いの無いものでしたので、温泉の邪魔をしませんでしたが匂いが強いイベント時は辛そうです。

 程よい薄暗さで瞑想するにはちょうどよい明るさなので、お湯に集中できます。湯温は41℃程で無色透明・匂いは塩素臭の裏に鉱石臭が微かに残るレベル。肌触りに特徴はありませんが、暫く浸かっていると炭酸水素塩温泉の特徴である清涼感が感じられてきます。

 加温・加水・循環ろ過・塩素消毒という利用状況なのですが、湧出量が温泉分析表に記載されていませんし、どれだけ運んできているかも不明・加水がどれ程のものか判りません。ただ施設がコンパクトに造られていますので、お湯がそこまで疲れていないためか温泉利用であることはしっかりと判ります。

 内湯から正面の窓越しに露天風呂が見えるので、内湯で温まった後露天風呂へ移動します。露天風呂は横がホテルという状況の為か眺望なく、高い壁で覆われています。また悪天候でも利用できるように屋根も全面的にありますので、「外気を感じられるレベル」の露天風呂となっています。横にはサウナ室も窓越しに見え、サウナとしては採光も兼ねて開放的なのですがねぇ。

 露天風呂も2種の湯船があり、通常の屋根付き露天風呂とその横に寝湯が設置されています。お湯の状況は内風呂と全く同じであり、湯温も同じような設定でありました。せっかく小高い丘の上にある施設なので、窓越しでもよいから周囲の景色が見えたらいいのにと思いつつ、暫くゆっくりさせて頂きました。

 最後に会計となりますが、ポンタカードと提携しておりポイントが加算できます。またクレジットカードも利用できます。そのあたりはホテルの施設だなぁと感じてしまうところでもありました。

 湯上りは炭酸水素塩泉の特徴である冷感あるサッパリとした感覚が得られますが、温泉分析表本来のスペックから考えれば3割から5割落ちているように思えます。その辺りは運び湯・加水・循環されていて、どれだけ新湯が投入されているか判りませんが、湯冷めには注意しましょう。

 掘削結果が結局どうだったのか気にな施設ではありますが、立寄りで永和温泉が楽しめるのは貴重では無いでしょうか。



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