三州の湯温泉 【ドーミーインEXPRESS三河安城】

三州の湯温泉(さんしゅうのゆおんせん)

【ドーミーインEXPRESS三河安城】




【住所】  愛知県安城市三河安城本町1丁目1-3


【電話】  0566-71-5489
【料金】  600円

【泉種】  弱アルカリ性ナトリウム・カルシウムー塩化物温泉
       pH7.8 32.0℃ 74L/分 9.30g/kg H29分析
      
旧分析:弱アルカリ性ナトリウム・カルシウムー塩化物温泉
             pH不明 33.4℃ 湧出量不明 8.54g/kg H19分析

【備品】  シャンプー・リンス・ボディソープ・ドライヤー・シェービングムース・ブラシ
【営業】  15時〜20時 無休
【記録】  2011/04/29 【再訪1】 2021/02/28

【評価】

施設 ★★★
お湯 ★★★
湯上感 ★★★
料金
総合 ★★★


【コメント】

 ゴールデンウイーク初日で高速道路が混雑するのを見越して、近場の新規訪問を気温15℃・薄曇りな天気の中夕方から行いました。日中は最近忙しくてなかなか動けないここ最近、愛知県での新規評価は久々となります。

 この施設はホテル等を全国展開する共立メンテナンスさんが、2009年にオープンしたビジネスホテル調の宿です。すぐ近くにはJR三河安城駅があり、他の結婚式場を備えたホテルやマンションなど、大きな建物が建っています。

 施設の駐車場は横に提携している有料駐車場があるのですが、部屋貸しなしの日帰り入浴は残念ながら提携の恩恵にあずかれません。それでも1時間100円なのであまり気にしないで済みますよ。

 駐車場から施設の裏口へ向かい、通路を抜けてフロントへ向かいます。フロントでは男性従業員が受付をしてくれて、その場で入泉料を支払い暗証番号をプリントアウトした紙を受け取ります。説明によると脱衣所は電子ロックされており、暗証コードを入力しないと入れないようになっているとのこと。ハイテクですなぁ(´・ω・)o。

 その脱衣所は先程入ってきた裏口からの細い通路にあり、暖簾の横に暗証番号入力機器が設置されています。プリントアウトされた紙を見ながら入力すると脱衣所ドアが開錠され、和風の雰囲気で統一された脱衣所へ入ることが出来ます。

 入口で入れるだけの下駄箱に靴を入れ、コインレスの鍵付きロッカーの空きを探します。壁にはしっかり温泉分析表が掲示され、ロッカーの近くには洗濯機が数台設置されていました。その辺りはさすがビジネスホテルですなぁ。

 ささっと脱衣の後、どきどきしながら浴場へ向かいます。浴場は細長い造りになっており、左手に洗い場・右手にサウナ・水風呂・メインの湯船が設置されて、そのメインの湯船横にはガラス越しですが露天風呂を望むことが出来ます。

 洗い場は横に並ぶスタイルではなく、縦に並んでおり個室のような状態で利用するスタイル。このスタイルは今まで色々な温泉に行って来ましたが、初めて見るスタイルです。また照明や側面には和紙風のボードが使用されており、それぞれに植物があしらっています。なんか良い雰囲気出してますなぁ。

 無論ソープ類やシャワー・鏡などの快適装備はしっかり整っており、これといって不満はありませんが友人と行くと別行動になる覚悟だけしておきましょう。しっかり体を洗ってから洗い場横にある、7人も浸かれば満員御礼サイズな主浴槽に浸かります。

 40℃程に設定された湯船はタイルで造られているのですが、周りは岩を配置している為に雰囲気があります。結構この施設はコンパクトながら、凝った造りにしたなぁと思いつつもしばらく湯船に浸かります。

 お湯は薄暗い中での評価ですが、無色透明でエグミのないながらもしっかり塩味・塩の香りと鉱石臭の裏に塩素臭が感じられます。また利用状況は循環濾過・未加水・加温・塩素消毒となっており、これといって特徴はありません。

 なお同じ市内の天然温泉コロナの湯安城と同じような泉質・成分量なのですが、利用状況はこの施設のほうが加水されていないためなのか、微かながら塩味が濃いですね。こういう違いを見つけるのも楽しいものですな〜。

 露天風呂は大人3人で満員御礼といたサイズであり、露天風呂といいながらも微かに外の明かりが差し込む程度のもの。もちろん風景などは全くありませんので、露天風呂を楽しみにされる方にはお勧めできない施設となっています。

 この日は露天風呂に設置されたTVで英国王室の結婚式がLIVEで放送されており、しばらく他の利用者と釘付けになっておりました。30年位に1回のイベントなので注目せざる得ないですね〜(^^ゞ。

 露天風呂も内湯と同じような湯温設定なのですが、季節柄空気の温度が外気の為に低い為に逆上せた体を半身浴に切り替えると程良く冷えてくれました。

 その後は露天風呂と内湯を交互に浸かり、ゆっくり温泉を堪能しましたが、塩化物温泉らしくしっかり体が温まり熱く感じる程。これだけ温泉が感じられるビジネスホテルも世の中にあるんだなぁ、しかも脱衣所入口のシステムから洗い場まで、普通の温泉施設では出来ない体験が出来た施設となりました。

 湯上りは脱衣所すぐ近くにある休憩所で大量の漫画やTVを見ながらゆっくり出来る環境が整っています。しかしながら席数は数が少なく5人もいれば満員ですが、ビジネスホテルなのでこんなものでしょう。

 湯上り感はほのかな肌のツルツルスベスベ感を感じられ、帰りの車は気持ちよく運転できました。ちなみにこの湯上り感は徐々に効果を落として行き、明朝にシャワーを浴びたら消えてしまいました。


【再訪1】


 約10年ぶりの再訪にて状況を確認しました。施設としては変化なく、相変わらず暗証番号入力で脱衣所に入るシステムとなっています。変化は下記の通り

・温泉分析表が更新されました。
・土日も15時からの営業時間に変更
・剃刀も設置されました

10年でこれだけの変化とは素晴らしいの一言です。これからも三河安城駅から徒歩圏内の温泉施設として頑張って頂きたいものです。



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