尾張温泉(1号泉〜6号泉) 【尾張温泉東海センター】

尾張温泉(1号泉〜6号泉)(おわりおんせん(1ごう〜6ごう))

【尾張温泉東海センター】




【住所】  愛知県海部郡蟹江町佐屋川西97


【電話】  0567-95-3162
【料金】  700円

【泉種】
 
1・24号泉:弱アルカリ性単純温泉
             pH7.9 49.6℃ 1580L/分 0.63kg/kg H26分析
             3号泉:弱アルカリ性単純温泉
             pH不明 49.7℃ 湧出量不明 0.70g/kg H26分析
            5号泉:弱アルカリ性単純温泉
             pH不明 27.4℃ 湧出量不明 0.22g/kg H27分析
            6号泉:弱アルカリ性単純温泉
             pH不明 27.8℃ 湧出量不明 0.20g/kg H27分析

      旧分析表:1・24号泉:弱アルカリ性単純温泉 pH不明 50.3℃ 湧出量不明 0.62g/kg H16分析                 3号泉:弱アルカリ性単純温泉 pH不明 50.7℃ 湧出量不明 0.72g/kg H16分析                  5号泉:アルカリ性単純温泉 pH不明 27.6℃ 湧出量不明 0.23g/kg H17分析                 6号泉:アルカリ性単純温泉 pH不明 26.3℃ 湧出量不明 0.19g/kg H17分析



【備品】  ボディソープ・シャンプー・リンス・ドライヤー
【営業】  
13時〜23時 年中無休
【記 録】 2006/07/05 【再訪1】 2007/06/30 【再訪2】 2008/11/20
【再訪3】 2010/04/11 【再訪4】 2012/05/23 【情 報】 2013/01/04

【再訪5】 2013/12/25 【再訪6】 2015/08/15 【再訪7】 2020/02/22
【再訪8】 2021/03/14


【評価】

施設 ★★★★
お湯 ★★★★★
湯上感 ★★★★
料金
総合 ★★★★


【コメント】

 会社の人事異動と組織変更によって、引っ越しで疲れた「体力」と「腰」のために行ってきました。この施設は尾張温泉の代表施設として名が通っており、横には観光ホテルも併設されています(再訪5ではホテルは取り壊されました)。周囲には同じ井戸を利用している温泉施設が複数あり、小さな温泉街を形成しています。

 駐車場は施設の横と裏に設置されており、入口は煌々と灯が灯されています。横にある広い駐車場に車を止め、建物の中に入ると演芸劇団の花形が写ったパネルがずらりと並んでいます。普段ならここでじっくりと鑑賞するのですが、体力の限界が私を浴場へと導きます。

 下駄箱は10円(再訪7では100円)リターン式の鍵付下駄箱が普通にあるのですが、皆さんはそこら辺に脱ぎっぱなしです。奥に進むと白い布でカバーされた売店の陳列棚が、この施設がきちんと管理されていることを物語っています。

 正面にまっすぐ進むとゲートが設置され、その右手に喫煙コーナーを兼ねた券買機コーナーになっており、券売機の近くには「日本温泉治療医会名泉百泉」で東海エリアから榊原温泉や下呂温泉とともに選ばれた温泉との張り紙が張ってあります。泉質によほど自信があるのでしょう(´ー`)ノ
(再訪3では張り紙がなくなっていました。また再訪7ではゲートは回転式バーが無くなりました)

 入浴券を購入し、温泉施設では珍しい自動改札(再訪3では有人改札)を通過すると、「源泉掛け流し」という字が大きく書いてあります。また畳の休憩エリアもあり、おばあちゃんたちが井戸端会議を行っておりました。

 脱衣所はさすがに施設が大きいために、空間が広く、ロッカーと洗面台とトドライヤーエリアで構成されています。脱衣所のロッカーも下駄箱同様10円リターン式で大小ありますが、大きい方でもスーツは下を擦る大きさです。非常に清掃が行き届いておりますが、ロッカーの中はあまり綺麗ではありませんでした
(再訪1時以降ははそんなことはありませんでした)

 さっと脱衣の後、浴場へ向かいます。浴場に入ったとたんに強い岩石臭に微かな油臭が混じった匂いがします。内部は左右に洗い場と岩風呂が広がっており、左手に打たせ湯とサウナ・右手の奥に露天風呂が設置されています。

 専用の掛け湯はなく、そのまま洗い場に直行します。洗い場は仕切ナシのタイプで、場所によって鏡の有無が決まります。シャワーもしっかり装備され、お湯は3・5・6号泉の源泉利用です。湯量豊富かつ単純泉ならではですなぁ〜(≧∇≦)/。

 打たせ湯は2つ設置されているのですが、自然落下のタイプで勢いが大人しいタイプ。スーパー銭湯に慣れてしまっていると物足りなさがあるかもしれませんが、これが本当の打たせ湯ですよ〜 。

 幾つかある広〜い湯船は薄い黄色で透明で香りは浴場に入った時ほど匂いはせず、味はほとんどしません。こげ茶色の湯ノ花が浮いていますがあまり気になりません。浸かる位置によって湯温は変化するため、好みの場所を探しましょう。なお何処で浸かっても、緩やかですがジワジワ温まる感覚が得られます。

 ゆったり大きな湯船で浸かっていると、近くでは湯船からお湯が流れ出しておりお爺さま方が床に寝てらっしゃいます。人によってくつろぎ方は様々ですね。しっかり温まって露天風呂へ向かいます。

 露天風呂は内風呂に比べると非常に小さく、湯船も浅い物です。しかし!これが腰痛持ちには良いのです。ゆっくり腰を温め、極楽気分を味わえます。腰痛持ちの方はぜひ露天風呂をご利用下さいな。

 お湯は掛け流し・未加水・未加温・塩素消毒という利用状況、大きい施設のために塩素消毒はしょうがないのかなぁ。しかし名古屋のすぐ近くでこれだけの温泉施設があるのは、非常に嬉しいじゃないですか。さらに家族風呂も併設しており、2000円で利用できますよ。

 湯上りは脱衣所前の休憩エリアでゆっくりすることが出来ますが、そんなに広くはありません。壁には現在公演中の劇団広告や次の予告などが掲示されており、ご年配の方があーでもないこーでもないと盛り上がっていらっしゃいました。

 湯上がり感は体が弱く火照った感じになり、アルカリ性の湯の特徴である突っ張った感じが軽く感じられます。この効果はポカポカ感が4時間、肌の張りは翌日朝のシャワーまで持続し、翌日は疲れがどっと出てしまいました。

 単純泉なので強い刺激や匂いは残りませんが、十分温泉らしさを得られる事が出来ます。なお演芸施設を備えた施設が愛知県西部から三重県にかけて多いのは、地域的に不思議な特徴ですね。温泉文化は結構奥が深いですねぇ。


【再訪1】


 1年ぶりの再訪です。今年も会社の内部レイアウト変更でヘトヘトになった体を癒す為、会社が終わってから、気温26度・晴れの天気の中で午後9時より入泉です。

 駐車場は奥のほうまで車が止っており、人気の高さが伺えます。さすがは土曜日の夜ですね(>_<)。お湯・施設ともまったく変わっておらず、特に記す事はありません。いいお湯でした(≧∇≦)/。


【再訪2】


 気温7℃で曇りの天気の中、会社が終わってからの再訪です。平日夜は空いているであろうと思って再訪したのですが、人気施設は平日も混んでいました。
 初訪時の評価文を手直しいたしましたが、評価に変動はありません。


【再訪3】


 桜が葉桜になりかけのシーズンに、ようやく明るい時間に入泉させていただきました。この時期は「春の桜祭り」として入泉料は夕方から季節限定で500円となり、夜の営業時間も1時間延長されていることを初めて知りました。

 その影響のためか16時という時間帯でもかなり混みあっており、洗い場は順番待ちといった状態でした(-_-;)。夜では見えなかった窓からの眺望を確認し、芋洗い状態ながらも良いお湯を味わうことが出来ました。この施設は人気ですなぁ。


【再訪4】


 音楽活動で2週連続週末に温泉に行けなかった為、平日夜に2年ぶりの再訪をさせていただきました。サービス・施設・お湯とも変化はありませんが、湯船の横に「あつめ/ぬるめ」の掲示がされており、大きな湯船で熱い・ぬるいの位置がわかり様になっていました。

 また2週間も浸かっていなかった為か、浸かった瞬間から体全体が「待ってました!」とうれしい悲鳴を上げているのを実感。また筋肉の緊張が改善された為か、胴体の肉付き位置が入泉前後で変化しているのを確認できました。

 やはり普段自宅でもシャワーのみの生活をしていると、温泉に浸かるというのは重要なのですなぁ。


【情報】


 公式HPに下記情報が告知されていましたので、お知らせいたします。(以下コピー)

尾張温泉観光ホテルは昭和43年11月開業以来44年間、尾張温泉東海センターは昭和38年4月開業以来49年間にわたり多くの皆様に格別のご愛顧をいただいてまいりました。このたび、観光ホテルは平成25年1月31日、東海センター昼の部(演芸)は平成25年3月30日をもちまして営業を終了します。
永きに亘りご支援を賜りましたことを感謝申し上げます。
尚、今後当面の間、東海センターは夜の部のみ営業とし温泉施設建て替えを含め只今検討中です。決定次第ご報告申し上げます。引き続きご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。



 しばらく建替工事が入る様子ですが、温泉は残るようですね。良かった〜(≧∀≦)ノ

追伸:営業時間が13時〜23時に変更され、入泉料は600円に統一されました。


【再訪5】


 平日のクリスマスに代休で仕事はお休み、ようやく平日の状況及び施設状況を確認しに再訪いたしました。午後3時過ぎ位だったのですが利用者は予想以上に多く、浴場内には20人前後が常に利用している状態でした。人気施設ですなぁ(´ー`)ノ。

 温泉分析表や入浴施設の状況は変化ありませんでしたが、併設のホテルは取り壊されておりました。現在病院建設中とのことなので、温泉利用の病院が併設されるのでしょう。温泉施設も変化していかないと生き残れない時代ですね・・・。


【再訪6】


 1年半振りの再訪にて状況を確認しました。特記事項なしです。


【再訪7】


 約4年半ぶりの再訪にて状況を確認しました。入泉料が600円から620円に値上げされ、下駄箱は10円リターン式⇒100円のリターン式に変更、入泉券購入後のゲートは回転式バーがなくなっていました。さらにリンスinシャンプーはシャンプーとリンスの独立式に変更されていました。それ以外は変化わないのですが、下記の告知がされていました。以下原文ママです。

リニューアルのお知らせ

この度、リニューアル工事に伴い2020年5月11日〜9月30日まで休館させていただきます。

2020年10月1日(木)リニューアルオープン予定となります。

リニューアル後も、皆様のご来館を従業員一同心よりお待ちしております。

以上、現状での情報を更新いたします。

【再訪8】


 掲示板にて「もっす」さん・「温泉タワケ2代目」さんよりリニューアル情報・もうそろそろ落ち着いた頃との書き込みを頂き、再訪・確認させて頂きました。

 まず外見ですが、入口以外は建物の外観は変更なし。入口は1か所に変更されて昔の大衆劇場の看板はなくなり、1960年代から1990年代位まで若返った感じです。

 そんな施設の中は今までと違って左にまず折れて正面の下駄箱手前で靴を脱ぎます。下駄箱は100円リターン式は変更ありませんが、蓋の内側にお金を入れるタイプとなっていました。見た目はコインレスに見えてしまう下駄箱ロッカーなので注意が必要です。
そんな下駄箱の鍵は自己管理なので紛失しないよう管理しましょう。

 下駄箱から今度は反対側に向って歩くと左手に有人改札が現れます。「今までより受付が手前に来たな〜、あれ?券売機は?」と周りを見渡すと有人改札向って左側のスペースに券売機が設置されていました。なお入泉料は620円⇒700円(平日は650円)に変更されていました。

 そのあと飲食物販売所が左に現れるのですが、今までの左奥から手前に平行移動してきました。今まで飲食販売所があった場所は休憩エリアに変更され、右に折れると今までより細い通路で脱衣所に繋がっていました。

 壁の温泉分析表は変更なし、左手の男湯の暖簾を潜るところも変化有りません。ただ脱衣所の中は大きくリニューアルされ、大小2つの100円リターン式ロッカー・ドライヤー付き洗面台・ベビーベットの装備で照明は暖色系の電球色に統一されていました。

 浴場内は脱衣所に比べると変更箇所は限定的でありますが、サウナの位置が変更され、洗い場・打たせ湯は全てリニューアルされていました。でも岩風呂・露天風呂は変化ありません。

 その洗い場は仕切り有りと無しの2パターン存在し、全席壁に向かって座るようになり、鏡が設置されて水栓ユニットも新しくなりました。でもプッシュ式シャワーではなく、ダイヤル式での湯量調整が行われるタイプですので、若い人には古臭い感じがあるかもしれません。

 お湯は相変わらず掛け流しの良いお湯で、以前より0.5℃位救急されるお湯の温度が下がったように感じられます。(私は岩風呂の熱いところが大好き・・・)以前より利用者が少なくなった為か下流の温度の低いところに移動してもお湯の劣化は殆ど感じられませんでしたので、お湯の評価を★5つに変更させて頂きます。

 湯上りも今までと変わりなく、体はしっかりと温まり、肌は一皮むけたような感じを翌日朝までしっかり感じることが出来ました。これからも頑張って欲しい温泉施設ですね。



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